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Nuclear Abolition News and Analysis

SDGs for All

Fostering Global Citizenship | News & Analysis

|ソマリア|糾弾、暗殺、辞任

【ナイロビIPS=ジョイス・ムラマ】


 今週末に行なわれた不信任投票で、ソマリアのアリ・モハメド・ゲディ首相は解任を免れた。ゲディ首相率いる政府は、東アフリカの国ソマリアに秩序と調和をもたらさないと、国会議員から糾弾されていた。投票は、閣僚が暗殺され、議員が銃撃され、さらに政府報道官によると11人の大臣が辞任するという騒然とした週を締めくくるものとなった。

不信任決議では、ソマリア暫定政権の88人の国会議員がゲディ首相を支持した。126票は不支持だったが、決議成立に必要な3分の2以上の多数となる139票にはわずかに及ばなかった。

|ネパール|武装解除はまだできないと国連に主張するマオイスト

【カトマンズIPS=スマン・プラダン】

ネパールのコイララ首相の要請で和平プロセスを支援するため国連のミッションがカトマンズに派遣されて1週間になるが、ネパール共産党毛派マオイストと主要7政党の対立は鮮明になるばかりで、未だ打開の道は見出せないままだ。

国連ミッションの任務のひとつは武装勢力の武器管理の道を探る手助けをすることと、憲法制定議会の自由で公正な選挙の実施に向けて技術その他支援を行なうことである。同議会による新憲法の制定こそ、13,000人もの命を奪った10年に及ぶ紛争の恒久的解決策、とすべての陣営が見ている。

レバノンの激震に動揺広がるシリア

 

【ダマスカスIPS=ダール・ジャマイル】

イスラエルとレバノンの民兵組織ヒズボラとの報復合戦が激化する中、シリアの人々はイスラエルのレバノン空爆に怒りを向けている。

「ガザ、西岸そして今はシリアでのイスラエルの行動を非難しないシリア人は見つからないだろう」とIPSの取材に応えて語ったのは、60歳の元ジャーナリストで広告コンサルタントのIbrahim Yakhour氏だ。彼は、シリアの政党はこの30年間中東の平和的政治プロセスを呼びかけてきたが、「人々が侮辱され、攻撃され、殺害されれば、過激な反応が起き、政治的プロセスは阻害される」と述べた。

|ネパール|国連は和平プロセス実現の救世主となるか

 

【カトマンズIPS=スーマン・プラダン】
 
ネパール政府は先週、国連に対して「マオイスト(毛派)との和平交渉を援助すること」を求める書簡を正式に送ったと伝えられている。そして多くのネパール市民も和平プロセスの実現に関して、国連の対応に大きな期待を寄せている。

しかし(まもなく暫定政府への参加も実現する)毛派は、国連への書簡が自分たちとの相談無しに行われたことで政府への怒りをあらわにした。毛派スポークスマンで対話団長のクリシュナ・バハドゥル・マハラ氏は「我々は書簡の内容も知らされていないし、合意もしていない」とIPSの取材に応じて語った。

|エジプト|司法制度改革の実現を困難にする行政の対応

 

【カイロIPS=アダム・モロウ】

改革派の裁判官による抗議が高まるなか今週、諮問議会は司法の独立を強化するための改正法案を原則的に承認した。国際問題を扱う国立研究機関Al-Ahram Centre for Political and Strategic Studiesのモハメド・サイド氏は「改正法案は従来のものと変わらない。今回の議会での法案承認により、裁判官は司法の独立性を求めた闘いに敗れたことになる」と語った。

司法権法(Judicial Authority Law)は、野党議員からの強い反発にも関わらず、与党国民民主党の党員に広く支持された。マフムード・アブーライル法務大臣は「法案通過は、司法の独立を実現に向けた大きな成果となった」と賞賛した。

今回の改正法案では名目上、法務長官の任命は政府の権限ではないことや、司法の予算決定権の独立を保障することが盛り込まれている。しかし、司法相は今後も裁判官に関する事項を掌握し、高等司法評議会の議員任命も政府が引き続き行うことになるだろう。

|ネパール|君主制の縮小

 

【カトマンズIPS=マーティ・ローガン】

民政復帰したネパールの国会議員は5月18日、君主制を縮小し、国王の軍最高司令官の役割を剥奪する準備をした。下院宣言が予想通り採択可決されれば、世界最後のヒンズー王国は王室支配を初めて離れ、国王は王室ネパール軍の最高指揮権を失うことになる。

5月17日には、暫定政権のマハト外相が外交団と援助機関に「民衆の強い願望に応え、国王の従来の権限と特権は縮小されることになっている」と語ったと伝えられたが、その前日政界の長老が国王の軍最高指揮権は維持されるべきだろうと述べたと伝えられると、首都カトマンズでは抗議デモの群衆が集まり、若者のグループが数台の車を破壊し、交番を放火、夜遅くまで街頭を行進し、声を挙げた。

|メキシコ|無視されてきたマイノリティに手を差し伸べるサパティスタ

 

【メキシコシティIPS=ディエゴ・セバージョス】
 
メキシコの「サパティスタ民族解放軍」(EZLN)が、今年1月から、「もうひとつのキャンペーン」をうたい文句に半年の予定で全国行脚に出ている。7月2日に行なわれる大統領選挙に対抗するためだ。

サパティスタの存在意義は、社会の中で無視されてきた人々の問題を拾い上げるところにある。今回6日間の予定で首都のメキシコシティに訪れたサパティスタのマルコス副司令官は、性的マイノリティの人々が集まる集会で演説を行い、「違うものであろうとする闘いは、生命への闘いでもある」と語りかけた。集会は200名という小規模のものだったが、同性愛者・異性装者・性労働者・先住民など多様な人々が集まった。

サパティスタは、1994年に登場して以降、国内的にも国際的にも大きな注目を集め、彼らの拠点であるチアパス州のジャングルの中で大規模な国際集会を開いたりしていた。

しかし、2000年に現在のビセンテ・フォックス大統領が就任して以降、先住民たちの希望が一定程度聞き入れられるようになり、サパティスタへの関心は少なからず弱まった。現在、サパティスタの集会などに集まる人々の数は減っている。

ただ、メキシコの中でも最も貧しい地域であるチアパスの状況は以前とそれほど変わっていない。先住民社会の自決権と天然資源の集団的利用という、サパティスタと前エルネスト・セディージョ政権(1994~2000)との間の約束は果たされないままだ。

しかし、前出の集会に参加した大学生ディエゴ・マルチネスさんは言う。「人数が少ないように見えたってかまわないんだ。本当は私たちの仲間はたくさんいるのだから。マルコスは一人じゃないし、サパティスタは孤立してなんかいない」。

近年のサパティスタの取り組みについて報告する。(原文へ

翻訳/サマリー=IPS Japan

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シンガポールとラオス、民主主義の欠如では同類

 

【バンコクIPS=マルワーン・マカン・マルカール】

シンガポールは東南アジアでもっとも裕福な国かもしれないが、その選挙制度は共産主義一党独裁の貧しい国ラオスにも匹敵する。

5月6日の投票日に向け選挙戦が開始されたシンガポール議会(定数84)の総選挙だが、野党側が定数の半分を上回る立候補者の擁立を果たし、過去の選挙戦とは異なり投票日前の与党・人民行動党(PAP)の勝利宣言を阻むに至った。残りの37議席はPAP候補が当選を果たしている。

しかし、野党側の選挙戦を阻もうとするPAPの試みはこれまでと変わりない。野党側の口を封じ、選挙前の議論を阻止しようというリー・シェンロン現政権の試みは、4月30日に実施されたラオスの国民議会選挙の実情とその精神・意図に何ら違いは見られない。

米国に直接対話のシグナルを送るイラン

【ワシントンIPS=ガレス・ポーター】

 

2005年末以降、イランの指導層が、イランの核問題および米・イラン間のその他重要問題について米国との直接交渉を望むとのシグナルを米政府に送り続けている。

この動きは、イラン国内において同国の高官と海外の要人が行なったいくつかの非公式協議に始まる。イランの国会議員が、米・イラン協議を示唆する発言を行なったこともある。しかし、4月下旬になって、イランのマフムード・アフマディネジャド大統領が、米政府と協議を行なうのにやぶさかでない、と初めて明らかにしたのである。

国際社会の承認を跳ね返すネパールの民衆

【カトマンズIPS=マーティ・ローガン】

4月21日にネパールのギャネンドラ国王が人民に対して主権を返還すると述べてまもなく、国営のネパールTVは、インド・米・EUを含む各国がこの決断を支持していると報じた。

しかし、街角にあふれた民衆たちの叫び声はやむことがない。彼らは、口々に、「民主主義を!」「国王を処刑せよ!」と叫んでいる。また、国王が本当に権力を移譲するかどうか不透明な段階での各国政府の判断は拙速に過ぎると批判している。