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Nuclear Abolition News and Analysis

SDGs for All

Fostering Global Citizenship | News & Analysis

米国への移民、ようやく暗いトンネルから抜け出せるか?

 

【メキシコシティIPS=ディエゴ・セバージョス】
 
「私たちは喜んでいます。もっとも、権利を持った市民として認められるまで、圧力を弱めることはできませんが」。そう語るのは、サンディエゴの移民団体「国境の天使たち」の代表を務めるエンリケ・モロネスさんだ。

3月27日、米上院司法委員会は、1000万人以上にも及ぶ不法滞在移民を合法化し、年間約40万人の一時滞在労働者(ゲスト・ワーカー)にビザを与えることを認めた法案を可決した。

移民改革をめぐるバトル・ロワイヤル

 

【ニューヨークIPS=ウィリアム・フィッシャー】
 
米国の移民政策をめぐり、共和党の内部で二つの立場が激しく争っている。一方は、国境管理を厳しくし不法滞在者を強制退去させることを望む強硬派であり、もう一方は、不法滞在移民の経済的役割を認める産業界寄りの立場である。

下院はすでに、下院司法委員会のセンセンブレナー・ジュニア氏が中心となって、かなり強硬な法律を通過させている。この法律によれば、メキシコ国境沿いにフェンスが設置され、移民法制違反に対する罰則が厳しくなる。違法行為には、不法入国の奨励や、いったん国外退去処分になった後の再入国といった行為も含まれる。また、外国人に国外退去処分を科しうる要件が広まる。さらに、企業の経営者に対して、社会保障番号を使って社員の身元を確実に調べるよう求めている。

|スリランカ|多民族の融和を目指して

 

【ジュネーブIPS=ガスタボ・カプデヴィラ】

 

1988年日本で設立された反差別国際運動 (International Movement Against All Forms of Discrimination and Racism: IMADR)のニマルカ・フェルナンド理事長は「今日の世界では、自分と自分の社会『以外』のものは異質であるとして何らかの形で処分および滅ぼすべきであるという風潮が蔓延している」と述べた。

さらに彼は「世界の経済・政治の秩序は人々の間で脆弱性と社会的無視を生み出している。今日、我々人間の生活は貧困や(ジョージ・W・ブッシュ米大統領による)石油資源の支配に脅かされている」とIPSの取材に応じて語った。

ネオコンがアルカイダ掃討へのイランの協力を妨害するまで

【ワシントンIPS=ガレス・ポーター】

2001年末から2002年初頭にかけて、米国とイランは、アフガニスタンのアルカイダとそれを支援するタリバンとの戦争に緊密な協力体制にあった…ドナルド・ラムズフェルド国防長官が協力阻止に介入するまでは…と当時関係していた政府高官が明らかにした。

9・11同時多発テロ後、アフガニスタン戦争の準備に当たっていた米政府担当高官らは、タリバン追放とアフガニスタンの安定政権の樹立に、イランの協力を必要としていた。イランは、米国が消極的であった時期に、「北部同盟」による抗争を組織し、武器と資金を供与していた。

「イランはアフガニスタンの重要な影響勢力と親密に接触し、米国との協調において自らの影響力を建設的に活用しようと準備していた」と、当時国家安全保障会議(NSC)の中東問題担当上級幹部であったフリント・レヴェレット氏は、IPSの取材に応えて当時を振り返った。

憲法改正で各党合意か

【バンコクIPS=マルワーン・マカン・マルカール】

カンボジアの野党「サム・レンシー党」の党首サム・レンシーが、「政権を担当するためには議会の3分の2以上の議席を保有していなければならない」と定めた1993年の憲法を改正して、単純過半数を要件とするよう提案している。フンセン首相もこの提案を歓迎している。

これまで、3分の2を確保しなければ政権を取れなかったことから、選挙後に無益な多数派工作が繰り返され、ただでさえ貧困等の社会問題に悩むカンボジアにおいて、政治が機能しなくなってしまうことがしばしばであった。

「新しい映像流出」でイラクに広がる怒り

 

【バスラIPS=ダール・ジャメイル、アーカン・ハメッド】

 

デンマークの新聞を初めとしてヨーロッパ各地の新聞にムハンマドの風刺画が掲載され、イラク占領に対する住民の怒りを増幅させる形になっている。

イギリス軍が駐留しているバスラに住む43歳の食品小売業、アリ・シェハブ・ナジムさんは、「私たちバスラの人間は、イギリス軍とどのような形であっても協力しないことを決めた。このバスラの占領者は侵略者であり、彼らの必要とするものを私たちは彼らに売らないことにする」と語った。

国王のクーデターから1年、いまだ膠着状態続くネパール

【カトマンズIPS=マーティ・ローガン】


ネパールのギャネンドラ国王が2005年2月1日にクーデターで政権を掌握してから約1年がたつ。その後、昨年9月からの約3ヶ月間の停戦期間を除き、国王派と反政府勢力の毛沢東派共産ゲリラ(マオイスト)との戦いはやむことなく続いている。にもかかわらず、国王は自らの設定したロードマップにこだわっている。

2月8日には58の町での地方選、2007年には国会選挙、そして3年以内に多党制民主主義へと復帰するとされている。しかし、マオイストをはじめとする反政府勢力は、地方選をボイコットし妨害する意図を明確にしている。マオイストはすでに、1人の立候補者を1月24日に殺害し、別の1人を1月30日に銃撃している。翌31日には、マオイストと国軍・警察の間で大規模な戦闘になり、20人の警官と50名の反乱軍側兵士が死亡した。

治安部隊による有権者への投票妨害、報道抑圧に混乱した人民議会選挙

【カイロIPS=アダム・モロウ】

木曜日(12月8日)のエジプト人民議会選挙の決選投票は、有権者と治安部隊との衝突と抑圧報道により混乱した。

独立系の新聞、アルマスリ・アルヨム紙の見出しには「停戦」の文字が躍り、「選挙の最終日に都市部で「市街戦」が発生し、9人が死亡し数十人が負傷した」と報じられた。

多数の報道が、治安部隊と私服警官とで有権者が投票所に出入りすることを執拗に阻止し、野党候補者が当選しそうな選挙区では、投票所周辺が封鎖されたとしている。

第1回と第2回の人民議会選挙で野党勢力が躍進したことがこの騒乱を招いた。最終日の投票結果を勘案すると、野党候補は前回のわずか40議席から、人民議会444議席の中のほぼ100議席を確保する見込みである。

ケニア国民、憲法改正を拒否

 

【ナイロビIPS=ジョイス・ムラマ】

ケニア国民は、11月21日、国民投票に掛けられた憲法草案をきっぱりと拒絶した。

ケニア選挙委員会(ECK)の発表によると、反対354万8,477票(投票者の57%に相当)、賛成253万2,916票という。

意気消沈したムワイ・キバキ大統領は、22日のテレビ演説で、「今回の投票で、ケニア国民が提案憲法を拒否したことが明らかとなった。これは、民主主義拡大へ向けての大きな一歩である。政府は、国民の判定を尊重する」と語った。

|キューバ|いまだに生き続けるアンゴラ戦争の記憶

 

【ハバナIPS=ダリア・アコスタ

 

キューバでは、12月の訪れはハリケーン・シーズンの終わりであり、酷暑の到来であるが、キューバの現代史においてもっとも劇的な時期のひとつを思い出す時でもある。1975年から88年まで35万人余のキューバ人が参戦したアンゴラ紛争である。

キューバ軍の派遣は、1975年11月11日にポルトガルからの独立後大統領に就任した左派「アンゴラ解放人民運動(MPLA)」の指導者アゴスティニョ・ネゴの要請で同年10月に初めて実施された。キューバ軍の到着は、首都ルアンダがMPLAの対抗勢力でザイール、米国、南アフリカ支援のアンゴラ全面独立民族同盟(UNITA)の手中に落ちるのを阻む決め手と考えられた。