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WAMアラブ通信

|UAE|科学者グループ「蜂蜜が癌細胞の増殖を抑制する」と発表

 

【アブダビWAM

 

アル・アインを拠点とするUAE大学の研究グループが、マヌカ蜂蜜が乳房、皮膚、大腸にできた癌性腫瘍の増殖を効果的に抑制することを発見した。

研究者らは動物の癌腫瘍を対象にした臨床研究(5年以上行なっている)において、化学療法と並行してマヌカ蜂蜜を静脈投与した結果、概ね被験動物の生存率に改善が見られた。」と2月25日、地元英字日刊紙が報じた。

 
蜂蜜
には、従来から薬効効果(とりわけ抗菌作用や傷を治癒する作用、様々な肌のトラブルを緩和する作用等)があることが知られている。「マヌカ蜂蜜にはかなり以前から、抗菌作用に加えて抗炎症作用や創傷治癒促進作用があることが知られています。しかし、癌細胞に対する潜在的な効果については、詳細な研究はされてきませんでした。」とUAE大学医療保健学部医微生物学・免疫学科長のバゼル・アル・ハマディ教授は語った。 

 
アル・ハマディ教授は、「チームは研究に3種類の異なる癌細胞(乳癌、皮膚癌、大腸癌)使用し、僅かな量のマヌカ蜂蜜(最少で1%程度)を投与するだけで癌細胞の成長を最大70%阻止することができることを立証しました。」と語った。


同教授によると、研究者らは、この臨床結果を受けて、癌抑制機能に関するマヌカ蜂蜜の分子基盤を解明すべく、様々な実験に着手してきたという。「私たちはこの臨床研究の結果から、マヌカ蜂蜜は癌細胞に直接的に働きかけてアポトーシス(プログラムされた細胞死)を引き起こす決定的な証拠を得ました。」とアル・ハマディ教授は語った。


アポトーシス
とは、多細胞生物の体を構成する細胞の死に方の一種で、個体をより良い状態に保つために積極的に引き起こされる、管理・調節された細胞の自殺すなわちプログラムされた細胞死のことである。

「マヌカ蜂蜜がもつ効能は、非常に魅力的な研究分野といえます。私たちはこの研究成果が、特定の種類の癌に対して新たな治療方法を開拓する可能性を感じています。」とアル・ラマディ教授は語った。


また、この研究からマヌカ蜂蜜には、癌患者に
化学療法が適用された際に問題となる副作用を軽減する特性が備わっていることが明らかになっている。

ラマディ教授率いる研究チームの成果は、最近著名な
国際科学雑誌「Plosに掲載された。チームは、タワン病院腫瘍科及び外科との協力のもと、引き続き研究を進めている。

タワン病院は、国内で最も包括的な腫瘍治療施設を備えた医療機関で、癌患者の最大8割が登録している。


マヌカ蜂蜜は、ミツバチがニュージーランドの大部分とオーストラリア南東部に自生する
マヌカの木(学名:Leptospermum Scopariumから採集した花の蜜を巣の中で加工・貯蔵したものである。(原文へ

翻訳=
IPS Japan浅霧勝浩 

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