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WAMアラブ通信

|シリア|「アナン前国連事務総長の仲介案は内戦回避の助けとなりうる」とUAE紙

【ドバイWAM

 

「シリア情勢を巡る最近の動向は、同国が全面的な内戦に向かうのか、それとも全ての関連勢力が妥協に応じるのかの分水嶺に差し掛かっており、注意深く見守る必要がある。」とアラブ首長国連邦の英字日刊紙が報じた。

「国連安全保障理事会は、21日、コフィ・アナン国連・アラブ連盟合同特使(前国連事務総長)による和平提案を直ちに実行するようシリア政府に求める議長声明を採択した。これまでシリアに関する2つの国連安保理決議でバシャール・アル・アサド政権を支持する姿勢を示していたロシアと中国も、今回はアナン特使の仲介案を全面的に支持し、議長声明に賛成票を投じた。アナン特使は早速両国を訪問する予定である。」とガルフ・ニュースは3月24日付の論説の中で報じた。

「安保理議長声明はシリア政府にに敵対行為の停止と民主主義への移行の推進を求めたほか、アサド大統領と反体制派の双方に、「シリア危機の平和的解決に向け、アナン特使の6点からなる提案を直ちに完全実施する」ためにアナン氏と「誠実に」協働することを呼びかけている。議長声明は国連安保理決議より効力が弱いものの、アナン氏による仲介の試みは、全面的な内戦を回避する最後のチャンスだと見られている。また全会一致による今回の安保理議長声明は、シリア情勢を巡って安保理が初めて足並みを揃えたケースであり、その背景には極めて深刻な状態に陥っているシリア内戦に対する安保理メンバーの危機感があると思われる。」とドバイを拠点にするガルフ・ニュース紙は報じた。

 
「アナン特使の和平提案は、停戦、人道支援物資の提供、政府と反政府勢力間の対話というステップから構成されている。いずれも緊急を要する極めて重要なステップであり、これ以上先送りは許されない。これまでに政府、反政府側双方の、とりわけ民間人の人的被害は深刻であり、一刻も早く停戦を実現する必要がある。」

「しかし和平に向けて進展を図るには、シリア国内の全ての当事者が相違点や対立点を一時棚上げにし、このままの状態が続いた場合の損害について冷静に考えなければならない。シリアは深刻な危機に直面しており、民衆の利益を最優先に置いた解決策以外に紛争に終止符を打つ方策はない。」とガルフ。ニュース紙は結論付けた。(原文へ

翻訳=IPS Japan戸田千鶴

 

 

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