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WAMアラブ通信

イスラムの平和のメッセージに関する啓発的な会議

Arab Humanitarian Portal【アブダビWAM】

「アラブ首長国連邦(UAE)が国際平和を促進するためにあらゆる努力を傾注してきたのは周知の事実である。」とUAEの英字日刊紙が報じた。

UAE政府は、アブダッラー・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン外務大臣の後援の下、イスラム社会における平和促進をテーマとした国際会議を2日間にわたって主催した。「会議の目的は、世界各地から参集したイスラム学者や有識者が互いに啓発し合い、平和の原則に対する信頼を醸成することにあった。」とガルフ・ニュースは3月10日付の論説の中で報じた。

会議で演説したアブダッラー外務大臣は、正しくも、(シリアやイラクなどにおいて)宗派間闘争や国を分裂させた論争の主な原因として、人間性が拠って立つべき道義的な思考の欠如と、違いを尊重する原則の崩壊を挙げた。また、偽学者が指導的な地位についてファトワを発し、様々なメディア機関の重職を占めて誤報を流したことで、一部の分別を知らない人々が扇動されるにいたった、と指摘した。

「大臣が指摘した通り、宗派間闘争に引き裂かれた国々が復興を果たすには、私たちが生活している現代という時代の変化や要請を熟知した、真に造形深い聖職者が前に出てこなければならない。」

このイニシアチブは、イスラム社会平和促進フォーラム会長で様々な宗派のイスラム学者や有識者に大きな影響力を持っているアブダッラー・ビン・バヤー師の発案によるものである。

「会議では4つのテーマ『人道的な価値観』『ジハード(聖戦)に関する誤った概念を正す』『紛争の渦中におけるファトワ』『人間中心主義の道徳的価値観』に焦点があてられ、参加者らは、一般のイスラム教徒を混乱させ、イスラム社会を分断し荒廃させた様々な異端や誤解に関する事例を討議した。

「この会議は、UAEの「反テロ」イニシアチブの一環として開催された。テロリズムは、国民に発展をもたらし世界の平和と安定に寄与する能力を奪うとともに、イスラムコミュニティーの安全にとって最大の脅威である。」

「会議に参加したイスラム学者らは、長年に亘ってイスラム世界を悩ませてきた過激派のイデオロギーや派閥闘争に対して統一戦線を形成することを目指した。」

「啓発的な意見交換を行うことで、この会議は所期の目的を果たしたと言えよう。今回の会議は、参加者らが、預言者ムハンマドの伝統と聖典コーランが明確に示している見識、慈悲心、寛容、自制の宗教というイスラム教の正しい理解に基づいて、過激派のイデオロギーを論破した画期的なイニシアチブとなった。」とガルフ・ニュース紙は結論付けた。(原文へ

翻訳=IPS Japan

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