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WAMアラブ通信

|リビア|「依然として不安定な状況が続いている」とUAE紙

【アブダビWAM

 

リビア政府は今日の不安定な治安状況に緊急に対処する必要がある、とアラブ首長国連邦(UAE)の英字日刊紙が報じた。

「もしこのまま状況が放置されるようなことになれば、リビアは危険な道に進みかねない。リビアは昨年長年に亘った独裁政権の崩壊という劇的な変革を経験したが、それはリビア国民にとってより良い未来を構築していくための機会とすべきである。従って、新政府(リビアを暫定統治する国民評議会)のリーダーシップと国の方向性がより鮮明に打ち出され、それを国民が感じられるようになることが重要である。」とガルフ・ニュース紙が報じた。

また同紙は、「暫定政府軍は、10月17日、西部のバニワリド(首都トリポ南方170キロ)を拠点とする故ムアンマール・カダフィ大佐派の残党勢力を攻撃し、少なくとも11名を殺害した。バニワリドは、故カダフィ大佐に対する忠誠心が依然として薄れていない地区の一つで、暫定政府軍との衝突が繰り返されている(5日後、残党勢力は国民評議会派民兵の拠点を攻撃し、再びバニワリドを掌握した:IPSJ)。バニワリドのケースは孤立した事件ではなく、暫定政府軍と国内各地の各種民兵組織(旧政権支持派とは限らない)の間で衝突が繰り返されている。」「このように衝突が頻繁に繰り返され、暫定政府が依然として反乱撲滅に追われている現状は驚くべきことである。」と報じた。

 
カダフィ独裁政権が崩壊して、リビアをとりまく現実が大きく転換してから既に1年以上が経過している。しかし、(当時内戦の原動力となった)各地の民兵組織が依然として勢力を温存し影響力を行使し続けるとすれば、新生リビアは間違いなく大きな危機に直面することになるだろう。またこうした民兵勢力が引き続き存在し続けていること自体、暫定政府の力が弱く、リビア全域に法と秩序を再構築することに失敗している証左でもある。また繰り返される衝突は、こうした民兵組織が政府を攻撃するという行動がもたらす結果について恐れを抱いていないという現実を示している。さらに、こうした民兵組織が武装したまま勢力を維持できている現状は、今後もリビアにとって脅威であり、大きな不安定要素となり続けるだろう。」

ガルフ・ニュース紙は、「暫定政府はリビアにおける唯一の正当な政権として、こうした勢力を抑え込み、自身の権力を確立することが極めて重要である。もしそれに失敗すれば、混乱が続き、将来の見通しも不確定なままとなるだろう。決して、独裁政権の終焉が、無法な国家を誕生させてしまったということにしてしまってはならない。」とガルフ・ニュース紙は結論づけた。(原文へ

翻訳=IPS Japan

 

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