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INPS JAPAN   IDN-InDepthNews - UN INSIDER
|チュニジア|アラブの春は女性たちに異なる果実をもたらした

 

【チュニスIPS=ルイス・シャーウッド】

 

チュニジアの人々は、2011年1月のジャスミン革命で長年同国に君臨してきた独裁者ザイン・アル=アービディーン・ベン・アリーを追放し、やっとの思いで新たな自由を勝ち取った。しかし、革命後の社会は、伝統的な世俗主義と新たに台頭してきた政治的イスラム主義がせめぎ合う緊張を孕んだ過渡期にあり、このことは自由に関する女性の認識の違いにも現れている。つまり、イスラム教の慣習を実践できる「自由」を喜ぶ女性たちがいる一方で、女性の権利が制限されるのではないかと危惧を深める女性たちもいるのである。

 

「私たちは、チュニジアのアラブ系イスラム教徒の女性として、前の2つの政権のもとで多くの利点を享受してきました。しかし革命以来、私たち女性の権利がどうなるのか心配しています。事態は流動的ですが、私たちはこれまでに勝ち取ってきた権利を諦めるつもりはありません。」とシンダ・ガージズさん(22歳)は語った。

|イラン|ロウハニ師は湾岸諸国との関係修復をする必要がある

【アブダビWAM


「14日に投票が行われたイラン大統領選挙では、反体制派や改革派政党の支持を受けた聖職者で穏健保守派のハサン・ロウハニ師(69歳:元最高安全保障委員会事務局長)が地滑り的勝利で当選した。これによって、イラン新政権は、アフマディネジャド前政権下で悪化した米国と近隣諸国との関係と修復する貴重な機会を得ることになるだろう。」とアラブ首長国連邦(UAE)の地元英字紙が報じた。

 

「選挙期間中、ロウハニ師は、モハンマド・ハタミ前政権で核開発問題をめぐる交渉の責任者として英仏独と交渉を進めた実績をもとに、米国およびサウジアラビアとの関係改善をはじめ制裁緩和に向けた建設的協議を進める必要性を訴えた。これは良いスタートであり、少なくともロウハニ師は、現在の(欧米や近隣諸国との)冷え切った関係は、イランにとってチャンスではなく問題だという点を理解していることを示している。」と、ガルフ・ニュース紙は6月15日付の論説の中で報じた。

|トルコ|行き過ぎた新自由主義経済政策が「内なる平和」を脅かす

【アンカラIPS=ジャック・コバス】

 

「内なる平和を、そして世界に平和を」は、トルコ共和国建国の父であるムスタファ・ケマル・アタトゥルク初代大統領が1931年に打ち出した国是である。これは、因果関係について述べたものであるが、5月末のイスタンブールでの事件を発端にトルコ全土に広がった抗議活動の波は、この因果関係が逆方向でも作用することを示している。

 

抗議活動が発生して約1週間が経過したが、トルコはそれまで、2011年から中東全域に飛び火した「アラブの春」や欧州南部を席巻した深刻な社会経済不安の影響を免れていた。

 

今でもなお、経済状況は2000年代ほど好景気ではないものの、依然として好調である。つまり深刻な経済危機に直面している地中海両岸の国々(=北アフリカと南欧諸国)と同じような状況がトルコに持ち上がった主な原因は、政治的リーダーシップの問題である。

|報告書|イランが核を保有しても地域のパワー・バランスは崩れない

 

【ワシントンIPS=ジム・ローブ、ジョー・ヒッチョン】

 

米国のシンクタンク「ランド研究所」が5月17日に発表した新しい報告書によれば、イランが核兵器を保有した場合でも、米国や米国の中東における同盟国(イスラエルや湾岸地域のアラブ君主国家)にとって重大な脅威にはならない、という。

 

『核保有後のイラン:核武装したイラン政府はどう行動するか?』と題された報告書は、もしイランが核兵器を取得することがあったとしても、それは、攻撃的な目的ではなく、おそらくはイスラエルや米国などの敵対国からの攻撃を抑止することを目的としている、と断定している。

|中東|UAE紙、イスラエルによるシリア空爆を非難

 

【アブダビWAM


アラブ首長国連邦(UAE)の英字日刊紙は、
5月6日、イスラエルが前日シリア首都圏3か所の軍事施設に対して行った空爆(死者42人、100人が行方不明)について、「イスラエルにシリア情勢に干渉する権利はない」と非難した。

 

イスラエルは、シリアからレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラにイラン製武器が輸送されるのを阻止するために空爆したとしている。

平和と戦争の種を持つ教科書

エルサレムINPS=ピエール・クロシェンドラー】

 

エルサレム旧市街にあるダル・エルエイタム・イスラム孤児院(イスラム基金が運営する中等学校)では、パレスチナの12年生たちが歴史の試験の準備をしている。教師たちの背後にある壁には、第二次インティファーダ(2000~05)で殺害された2人の「殉教者」の肖像画が掛けられている。

 

同じころ、テルアビブでは、ガザ地区との境界に接するユダヤ人集落エシュコル村から野外学習にきた6年生たちが、1948年5月14日にダヴィド・ベングリオン首相がイスラエル国家独立宣言を読み上げた「独立記念館」を見学している。

議論の俎上から外れたイランの核計画

 Israeli Prime Minister Benjamin Netanyahu is al set for a comeback after elections on Jan. 22. Credit: Pierre Klochendler/IPS.【エルサレムIPS=ピエール・クロシェンドラー】

イランと「P5+1」(国連安保理常任理事国にドイツを加えた6カ国)の協議が、1月末にトルコのイスタンブールで開催されることが予定されているが、これがイランのウラン濃縮計画に関する妥協を巡るリトマス試験紙の役割を果たす機会となるかもしれない。ところが奇妙なことに、現在イスラエルでは、イランの核開発問題は、議論の俎上にのぼらなくなっている。

イランの核開発を巡って、イランと「P+1」との間の協議が前回行われたのは、昨年6月モスクワにおいてであった。

次回の協議では、双方の妥協がどのような形をとるにせよ、イランに対する制裁を段階的に解除することと引き換えに、イランの主張するウラン濃縮の権利を認め、高濃縮ウランを製造しないとイランが誓約し、中部コム近郊フォルドゥの地下核施設のような閉鎖された施設への国際原子力機関(IAEA)の立ち入りを認める、といった内容が中心になるだろう。

その一方で、米国の「科学国際安全保障研究所(ISIS)」は1月14日、イランは2014年半ばまでに少なくとも核爆弾1発分の物質を製造できるとの見解を明らかにした。

|世界未来エネルギーサミット|中東エネルギー危機のトンネル抜け、光明見出す

(L-R) French President Francois Hollande; Masdar Managing Director and Chief Executive Officer Dr. Sultan Ahmed Al Jaber and French Environment and Energy Minister Delphine Batho at the World Future Energy Summit 2013 in Abu Dhabi. Credit: World Furture Energy Summit (WFES)

【アブダビIPS=タリフ・ディーン】

 

ヨルダンのラニア・アル・アブドラ女王は、アブダビで同時開催されたエネルギーと水に関するサミットで演壇に立ち、出席した世界の政財界リーダーに向かって「私は、エネルギー需要の9割以上を輸入に依存している国を代表してここに参りました。」と語りかけた。

アブドラ女王は、「中東アラブ世界は、石油資源に恵まれた地域であるにもかかわらず、明らかに深刻なエネルギー危機に直面しています。」と指摘し、次のような例を挙げた。

|イエメン|売り買いされ虐待にさらされる女性たち

Twenty-one-year-old Aisha clings to her child as she recounts her tale of being trafficked. Credit: Rebecca Murray/IPS

【アデンINPS=レベッカ・ムレイ】

 

アイーシャ(20歳)は、2人の子どもを強く抱き寄せながら、自身に降りかかった恐ろしい経験について語った。ソマリアの首都モガディシュで育った彼女は4年前に恋に落ち、未婚のまま最初の子どもを出産した。それを知った家族が「名誉を汚した」として彼女の命を脅かしたため、やむ無く家出したという。

アイーシャは、より良い人生を求めてブローカーを頼りにイエメン行きの密航船に乗り込み、危険なインド洋を渡ってきた。

非核中東に向けた機会は失われた

【エルサレムIPS=ジリアン・ケストラー=ダムーアズ】

 

中東非核兵器地帯を創設するための国際会議が延期となり、専門家らは、中東に安定をもたらす重要な機会が失われたと警告している。

「2012年ヘルシンキ会議は、画期的な先例となるはずのものでした。なぜならこの会議は、中東に非大量破壊兵器地帯を創設するための要件について協議する特別な会議として、国際社会が初めて招集することに合意したものだったからです。」と、ヨルダンのアンマンを拠点とするアラブ安全保障研究所のアイマン・カリル所長はIPSの取材に対して語った。

またカリル所長は、「それ自体は、重要な決定であり、里程標でした。しかし残念なことに、それは実現しなかったのです。」と語った。