www.facebook.com
www.twitter.com
www.linkedin.com
www.blogger.com
www.myspace.com
RSS Feeds
 
INPS JAPAN   IDN-InDepthNews - UN INSIDER
|軍縮|平和の文化構築を呼びかけた反核展示会

SGI

【ベルリンIPS=カリーナ・ベックマン】

 

どちらの世界が安全か?重武装した現在の世界か、全ての人々の基本的ニーズが満たされた世界かこれが、28カ国・地域、220都市以上を回りドイツに到着した核廃絶展のテーマの1つである。

3月の日本の福島原発事故による原発の被害は、核による安全性の限界を世界に知らしめた。この疑問は今、これまでになく、正当なものとなっている。

|バルカン半島|かつてユーゴスラビアという国があった

【ベオグラードIPS=ベスナ・ペリッチ・ジモニッチ

 

何十年にもわたって、ユーゴスラビア社会主義連邦共和国(旧ユーゴ)は人間の顔をした共産主義国家であった。教育と医療は無料で、雇用は保証され、家や小規模ビジネスの個人所有が認められていた。人びとは、他の東欧諸国に比べて高いレベルの生活を享受し、ビザなしに海外にわたることができ、政府は市民に開かれていた。そして非同盟運動を率いる盟主国として、国際社会において確固たる地位を占めていた。しかし、20年前の6月25日にすべてが終わった。

この日、旧ユーゴで最も先進的なクロアチアスロベニアの両共和国が一方的に独立したのである。両国は、(現在のセルビア共和国の外に在住する)全てのセルビア人の保護者を自認し「すべてのセルビア人はひとつの国に住む必要がある」とするスロボダン・ミロチェビッチ(当時)を悪の権化だとみなしていた。

すべての形態の平等に銃を向けた男(ウテ・ショープ)

【ベルリンIDN=ウテ・ショープ】Ute Scheub/ Lernhaus der Frauen

 

ムスリムを極端に嫌っていただけではない。彼は、多文化主義を忌み嫌い、女性を嫌っていた。それが、彼の自称「マニフェスト」を貫く赤い糸である。

アンネシュ・ブレイビク[7月22日にノルウェーで起きたテロ事件の容疑者]のイスラム教への敵視は、国家人民主義、原理主義的なキリスト教の考え方に由来している。彼の目的は、男性が女性の上位に、白人が非白人の上位に、キリスト教徒がイスラム教徒の上位に来る階層的な秩序を、崩壊の危機から救うことにあった。

ブレイビクは、男女平等と「ジェンダーの主流化」を達成し男性のアイデンティティーを抹消しようとする「全体男女同権主義」の撲滅を訴えるブロガー"Fjordman"を自身の思想的模範と仰いて、自称「マニフェスト」の中に同氏の主張を数多く引用している。離婚、経口避妊薬、同性愛これらはブレイビクにとって、神の天罰が下るべき憎悪の対象であった。

サウジアラビアの対イラン軍備増強を後押しするドイツ

 

【ベルリンIPS=ジュリオ・ゴドイ】

 

ドイツ政府によるサウジアラビアへの最新鋭戦車売却は、国内、周辺国における民衆蜂起を抑圧するためのものではなく、イランとの有事に備えて同国の国防能力を増強することを意図したものである、と外交・軍事専門家は語っている。

サウジアラビアに最新鋭主力戦車(レオパルト2)200輛を売却するとのドイツ政府の決定(取引総額は推定18億ユーロ)に対して、ドイツ国内では、野党、評論家、教会、人権団体等各方面から批判の声が高まっている。

こうした批判にも関わらず、ドイツ政府は、サウジアラビアの政体は専制君主制とはいえ中東地域における「安定の柱」であるとして、今回の決定を擁護した。

またドイツ政府は、米国とイスラエルからの反対がないこともサウジアラビアとの武器取引を正当化する根拠としている。

|軍縮|「核兵器なき世界」を目指すパグウォッシュ会議とドイツ

【ベルリンIDN=ジャムシェド・バルアー】

 

ベルリンでは、今年に入って2度目となる核軍縮に焦点をあてた国際会議が開催されたが、世界の安全保障にとって深刻な脅威となっている何万発にものぼる核兵器の廃絶に向けた重要な足がかりになったかもしれない。

ドイツが国連安全保障理事会の議長国に就任した7月1日、43カ国から現職及び元政策立案者や専門家約300名が参加して、第59回科学と世界の諸問題に関するパグウォッシュ会議:「軍縮と紛争解決への欧州の貢献」が開催された。なお、今回の会議(7月1日~4日)には、NATO-ロシア関係に焦点をあてる特別シンポジウム(サイモン財団シンポジウム)が初日に催された。

これに先立つ4月、同じくベルリンで、地域横断的な非核兵器国10ヶ国による「核軍縮・不拡散に関する外相会合(ベルリン会議)」が、ギド・ヴェスターヴェレ外相の呼びかけで開催された。

|セルビア|ムラジッチ逮捕で和解とEU加盟への期待が高まる

【ベオグラードIPS=ヴェスナ・パリッチ・ジモニッチ】

 

ボスニア・ヘルツェゴヴィナ内戦時(1992年~95年)のセルビア人武装勢力司令官ラトコ・ムラジッチがセルビア国内で逮捕された。これを受けてスレブレニツァ女性協会のハジラ・カティッチ代表は、「夫や子供たちはどんなことをしても決して帰ってくるわけではありませんが、彼らの殺害を命じた人物がようやく裁きを受けるというニュースは、私たちにとって重要な知らせです。」と語った。

ムラジッチは、国連が創立したハーグに拠点を置く旧ユーゴスラビア戦争犯罪国際法廷(ICTYに、大量殺戮と戦争犯罪の罪で起訴されていた。起訴状によると、ムラジッチは、1995年にスレブレニツァで7500人のイスラム教徒の男性や少年が殺害された虐殺事件と、10,000人の犠牲者を出した3年半に及んだサラエボ包囲の責任を問われている。

|日独交流150周年|ドイツ、日本と映画の連携を強化

【ベルリンIDN=ユッタ・ヴォルフ】

 

日独交流150周年の今年、11月21日から26日にかけて開かれる映画祭「TOKYO FILMeX」で、ベルリンの姉妹都市である東京が日本ではじめて「タレント・キャンパス」を主催する。

TOKYO FILMeX」組織委員会が支援して、東京都、東京都歴史文化財団、「タレント・キャンパス東京」の三者が、東アジア・東南アジアから15人の若いディレクターやプロデューサーを招き、ワークショップや講義、著名な専門家や映画制作者らとのパネル討論などに参加してもらう。

2010年には、「ネクスト・マスターズ東京」というパイロットプログラムが成功を収めた。アジアの9つの国・地域から20人の若い映画制作者が集められた。Hou Hsiao-Hsien、アピチャッポン・ウィーラセタクン、黒沢清、Amos Gitai、さらにはイランからAbbas KiarostamiAmir Naderiなどが参加した。

|旧ユーゴスラヴィア|死後30年、今なお人々の郷愁を誘うチトー

Tito

【ベオグラードINPS=ヴェスナ・パリッチ・ジモニッチ】

 

今年の5月4日は、多くの旧ユーゴスラヴィアの人々にとって、嘗て同国に君臨したカリスマ指導者ヨシップ・ブロズ・チトーが死去してから祖国の30年の変遷を振り返る記念日となった。

チトーは第二次世界大戦が終結してから35年に亘ってこの多民族複合国家を指導した人物である。90年代の旧ユーゴスラヴィア解体で現在スロベニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴヴィネ、セルビア、モンテネグロ、マケドニアに住む45歳以上の人々にとって、チトー時代が最良の時であった。

旧ユーゴスラヴィアは1945年以来、あらゆる側面で着実に進歩していたと思います。当時の私たちの生活水準は現在と比べると遥かに高かったし、私たちはどこに行っても歓迎されたものです。」とベオグラード出身の元小学校教師、タニヤ・ドクマノヴィッチ(75歳)氏はIPSの取材に応じて語った。「しかし90年代のユーゴ内戦以来、私たちセルビア人は世界の嫌われ者となってしまい、今や多くの一般市民が貧困に喘ぎ続けているのです。」

ドクマノヴィッチ女史は多くの一般市民と同様、チトーの死後も10年近く継続していた旧ユーゴスラヴィアの体制が、なぜ、そして如何にして血みどろの内戦へと変貌していったのか理解できない。

|ロシア|移民労働者への帰国要請強まる

【モスクワIPS=ケスター・ケン・クロメガー】

景気後退の悪化は、ロシア人よりも旧ソビエト連邦諸国からロシアへ来て働いている人々に、より厳しい影響を与えている。ウラジミール・プーチン・ロシア連邦首相は先月、2009年のCIS独立国家共同体(バルト3国ラトビア、リトアニア、エストニア以外の旧ソビエト連邦の国々で形成された緩やかな国家連合体)からの労働者受け入れ割当てを、ロシア人の雇用保護のため半分、もしくはそれ以上減らすよう命じた。 

これは400万人の定員が200万人あるいはそれ以下に減らされ、移民労働者の多くが解雇に追い込まれることを意味する。

│EU・ロシア関係│EUがグルジア問題で主導権

【プラハIPS=ゾルタン・ドゥジジン】

ロシア・グルジア紛争で仲介役としての欧州連合(EU)の存在感が増している。 

先週には、フランスのサルコジ大統領とロシアのメドベージェフ大統領がモスクワで会談し、8月の紛争開始以前のラインまでロシアが徐々に軍隊を撤退させる合意が導びかれた。

ロシアはまた、問題となっている南オセチア自治州とグルジアとの境界付近にEUが200人の監視員を派遣することにも合意した。しかしながら、監視員は南オセチア内に入ることはできない。