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INPS JAPAN   IDN-InDepthNews - UN INSIDER
スペイン、押し寄せるアフリカ移民

 

 

 

【マドリッドIPS=アリシア・フラーマン】

 

カナリア諸島の保安警察は、5月5日から8日までに、モーリタニア、モロッコからカヌーに乗ってやってきた500人強の不法移民を拘束した。4月30日にも、テネリフェ島の南2マイルの海上で、62人を乗せた浅瀬専用船「パテラス」が拿捕されている。

地元警察によると、5月6日(土)には15時間の間に259人が押しかけ、3月13日の372人、3月14日の314人に次ぐ大量拘束を記録したという。また、スペイン警察の2005年12月発表によると、密入国中に死亡した者は、1,200~1,700人という。

|国際労働デー|メキシコが「移民のいない日」を支援

【メキシコシティーIPS=ディエゴ・セバジョス】

 

メキシコのビデオレンタル店では「A Day Without Mexican(メキシコ人のいない日)」という映画の人気が高い。この映画は5月1日の国際労働デーに米国の移民団体を全国規模のデモとボイコットに駆り立てている作品だ。IPSが問い合わせたすべてのビデオ店で、メキシコ人がいなくなったカリフォルニアの混乱を描いたこの映画のビデオは全部貸し出されていた。

メキシコの労働組合、活動家、議員は、不法滞在者の特赦を求めるとともに下院を通過した厳格な改正移民法に抗議して米国の移民が行なう予定のデモを支援している。移民の権利を擁護する団体は移民の経済的な力を示すために、米国の移民に仕事や学校をボイコットし、商品を売り買いしないよう、さらにメキシコでは米国製商品をボイコットするよう呼びかけている。

墓標のない墓:米国国境を越えた不法移民をとりまく苛酷な状況

【メキシコシティーINPS=ディエゴ・セバージョス】
 
性別年齢国籍不詳、死因は溺死、2005年10月米国南部国境。これは1人の中南米移民の残した殺伐とした記録である。同様に目的を達しないままに死亡した数千人が、墓標のない墓に眠っている。

この犠牲者は人権連合/国境なき先住民同盟が2004~2005年に米国アリゾナ州で作成したリストに記載された280人のうちの1人である。

米国、来年も移民抑制政策か

 

【メキシコシティIPS=ディエゴ・セバージョス】

 

米国が移民政策を年々厳格化しており、内外からの批判が高まっている。

現在米国には4000万人のラテン系人口がいるが、そのうち800万人が不法滞在だと見られている。また、2005年には、40万人以上の移民がビザを持たずに米国に入国し、約100万人が入国を試みて失敗し強制送還されたと推測されている。

特に入国が多いのは、メキシコ-米国国境間であるが、12月15日現在、国境越えを試みたメキシコ人のうち324名が亡くなっている。1993年からの累計は約3800名にもなる。彼らの多くは、川を泳いで渡ろうとしたり、猛暑の中砂漠を渡ろうとしたり、密閉されたトラックや電車の荷台の中に入って国境を越えようとしたりして死に到るのである。

米国は、これら移民の入国を厳しく取り締まろうとしている。2005年5月には、「本人身元確認法(the Real ID Act)」が制定され、ビザなし移民に運転免許証を発行することを禁止し、メキシコ国境沿いに112キロにわたる金属・コンクリート壁を建設する予算を認めた。

2004年12月には、アリゾナ州議会で「提案200」が可決され、ビザなし移民に対する保健・教育サービスの利用制限を取り決めた。

また、2006年の前半には、3200キロのメキシコ国境沿いのうち1100キロに移民取締のためのハイテク壁を建設し、ビザなし入国を連邦犯罪とする法律を制定することが目指されている。連邦下院はすでにこの法案を承認し、あとは上院の可決を待つばかりである。

こうした米国の動きに対して、メキシコグアテマラベネズエラ等が反発し、これをアムネスティ・インターナショナル(AI)ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)などの人権NGOが支援するという構図になっている。

2006年の米国の移民政策の見通しについて報告する。(原文へ

 

翻訳/サマリー=IPS Japan

 

カトリーナ後のヒスパニック系:雇われたり、追放されたり?

 

【ニューヨークIPS=キャサリン・スタップ】
 
米国土安全保障省は、ハリケーン「カトリーナ」によって家を追われた移民が政府の支援を受けようとする場合に、国外追放に処されることはないとの確証を与えることを拒否した。一方で同省は、不法滞在者を就労させたメキシコ湾岸地域の雇用主に対する制裁を一時的に停止するとの方針を打ち出している。

巨大な再開発計画がメキシコ湾岸の米南部諸州で動き始めているが、建設会社は、市街の洗浄作業と建築のために大量の労働者を雇っているといわれている。そして彼らの多くは、住民票を持たない日雇い労働者である。

|米国|新移民法案は不法滞在者の労働、滞在を許可する

【ワシントンIPS=ジム・ローブ】

 

共和、民主両党7人の議員(ジョン・マッケィン、エドワード・ケネディ上院議員など)は合同で、国境の安全対策と不法移民問題(昨年推計1,030万人)の解消を目的とした新たな包括的移民法案「2005Secure America and Orderly Immigration Act」を発表した。

新たに提案されているH-5A/H-5Bビザは、就労先があり、バックグラウンドチェック可能な不法労働者に段階的に合法な地位を与えていくことで、治安・安全対策に不可欠な政府による移民管理を強化すると同時に国内の低賃金労働力需要にも対応することを意図したものである。この法案は、従来の「不法滞在」という法的地位に由来する外国人労働者の人権問題の緩和や米国人労働者の権利擁護にも繋がるとして米国商工会議所をはじめ10数団体の人権擁護団体、労働組合が支持を表明している。同移民法案の骨子と米国が直面している移民問題の現状を報告する。

翻訳/サマリー=IPS Japan浅霧勝浩

|米国|新移民規制政策、憤慨したメキシコの抗議に直面する

【メキシコシティーIPS=ディエゴ・セバジョス

 

「メキシコ政府は米国政府が導入した新たな移民規制政策に関して、正式かつ厳重な抗議を行う予定である」と、ヴィセンテ・フォックス・メキシコ大統領は木曜日(5月12日)、発表した(過去における同様の抗議は米国政府に黙殺されてきた経緯はあるが)。

ブッシュ政権が5月11日に施行した通称「Real ID Acts」は、事実上、米国に在住する不法移民約800万人にとって唯一の身分証明証としての役割を果たしていた運転免許証発行を拒否するもので、約500万人が米国に不法滞在しているメキシコにとっては大きなダメージとなる(在米メキシコ人の2004年の本国送合計は170億ドルでメキシコ国内の160万人がその送金に依存している)。

また、米政府は外国人の米国への亡命手続きを厳格にした他、メキシコとの国境に沿って建設してきたメキシコ不法移民の米国への侵入を妨げるフェンスの延長を決定した。米国の農家を中心に低賃金労働需要が高まっている(米農業セクターの労働人口に占める不法移民の占める割合は1994年には38%であったが、2003年には60%に上昇している)にも関わらず、外国人テロへの警戒感から不法移民の締出しを図る米国の現状と、それに伴って燻っているメキシコとの軋轢について報告する。(原文へ

翻訳/サマリー=IPS Japan浅霧勝浩

 

関連記事:

|米国|新運転免許法、「交通安全を悪化させる」、「移民に排他的」として非難される

|トーゴ|避難民の帰還始まるも政治状況は不透明

【ロメIPS=ノエル・ココウ・タゲノン】

 

4月24日の大統領選挙に伴う警察と野党支持者の衝突(死者20人~100人)に端を発する治安の悪化を避けるため約2万人のトーゴ市民が隣国のガーナ、ベナンに退避していたが(同じ民族が3国に跨っておりガーナ、ベニンでは避難民の親戚やボランティアが避難民を受入れた)、フォール・ニャシンベが5月4日に大統領に就任し、翌日のプレスリリースで治安は回復したとして避難民の祖国復帰を訴えたことから帰国の途につく者もでてきた。


トーゴでは38年同国を支配してきたエヤデマ・ニャシンベ大統領が2月に死亡し、子息のフォールが「世襲」を宣言したが憲法違反であるとの批判から4月に大統領選挙が実施された。同選挙を巡る与野党の主張と近隣諸国も巻込んだ混乱の実態を報告する。(原文へ


翻訳/サマリー=IPS Japan浅霧勝浩

|スペイン|少なくとも10万人の移民が恩赦枠から取り残されている

【マドリッドIPS=アリシア・フラーマン】

 

ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ政権は、近年急増する外国人不法滞在者問題(人口4,000万人中、推定140万人)に対処するため3カ月間(2月7日~5月7日)の恩赦申請期間を設け、6カ月以上の国内滞在記録と、向こう6カ月以上の雇用契約を提出した者に対して、滞在・労働許可証を発行するモラトリアム措置をとった。

しかし、安定した雇用環境にない不法労働者はこれに対応できず、約100,000人が恩赦しなかったと見られている(野党はその10倍の100万人と推計)。一方、祖国の貧困や迫害を逃れ新天地を求めて欧州に渡る難民・移民の中には、危険を犯して密入国を試みる妊婦や、幼児を伴った者も少なくなく(スペインは妊婦や幼児の強制送還を禁じている)、AESCOなどの国内NGOは、対症療法的なモラトリアム措置にとどまらず、不法移民問題のルーツである、途上国の貧困問題に対する開発援助への、より積極的な取り組みを政府に求めている。

翻訳/サマリー=IPS Japan浅霧勝浩

近年の米労働運動に見られる新しい国際主義

【シアトルIPS】外国人を排除するために約700マイルにもわたる米・メキシコ国境沿いにフェンスを設置する法案が米議会で検討される中、多くがまさにその国境を越えてきた移民たちが、生気を欠いた米労働運動に新しい血を送り込んでいる。

たとえば、11月末には、サービス従業員国際労働組合(SEIU)が、テキサス州ヒューストンの事務所スペースの60%以上を清掃している4,700名の用務員が同組合に加入し、[雇用]契約を求めて使用者と交渉に入る、と発表した。ヒューストンでの動きは、「正義を求める用務員」として知られる一連の運動の最近の事例である。SEIUによれば、この運動は、この20年間に29の都市で22万5,000人の組合加入を実現してきた。