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イラク戦争の現実を振り返る

【アンカレッジIDN=ダール・ジャメイル】

 

イラクの群集に向かって発砲する米軍ヘリの映像がリークされたが、これは侵略当初からつづく無差別殺人の状況を典型的に示したものだ。

映像は、4月5日、WikiLeaks.orgに流された。米軍のアパッチヘリから2007年7月に撮影されたものだ。この攻撃によって12人が殺害された。死者の中には、2人のロイター通信関係者も含まれていた。米軍は、映像は本物であることを認めた。

イラク戦争に3回従事したことのある海兵隊員のジェイソン・ウォッシュバーン伍長は、2008年3月に米メリーランド州シルバースプリングで開かれた「冬の兵士」集会においてこう証言した。「ある女性が近くを歩いていました。彼女は大きなかばんを持っていて、こちらに向かっているように見えました。それで私たちは、Mk19自動擲弾銃で彼女を攻撃しました。煙が消えたとき、彼女のかばんが食べ物でいっぱいであることに気づいたのです。彼女は私たちに食べ物を持ってこようとしていたのに、私たちは彼女を粉々にしてしまったのです」。

 
交戦規定に関するパネルで発言したウォッシュバーン伍長によると、交戦規定はきわめてゆるく解釈されていて、ほとんど無きに等しいものにされていたという。

次第に兵士らは、「置き捨て兵器」や「置き捨てシャベル」を持っていくように指示されるようになった。兵士が誤って民間人を射殺してしまった場合に、死体の横に兵器やシャベルを置き捨てていくことによって、あたかも死者が「ゲリラ」であったかのように見せることが目的だった。

2004年11月のファルージャ攻撃に加わった海兵隊員のマイケル・レドゥックは、大隊の法務官から、「白旗を振っていて、ゆっくり近づきこちらの指示に従う様子の者がいれば、それは騙しだと判断して射殺してよい」と指示された。

元州兵のジェイソン・ムーンは、彼の上官が「ゲリラと民間人の違いは、死んでいるか生きているかだけだ」と話している様子を撮影したビデオを見せた。つまり、「もし民間人を殺してしまったら、事後的に、その人間が脅威でありゲリラであったことにする」というのである。

2005年から06年までイラクで従軍したスコット・エウィングは、米軍部隊は子どもたちの人心獲得のためにキャンディを配ることがあったが、目的はそれだけではなく、兵士の周りに子どもが集まっているとゲリラからの攻撃を受けにくく、「人間の盾」として機能するから、だと証言した。

冒頭のリークされたビデオに関して、国防総省は、映っている人々が戦士であったと米兵らが「信じるに足る理由があった」という見解を明らかにしている。

イラク戦争の実情をあらためて振り返る。(原文へ

翻訳/サマリー=IPS Japan


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