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パキスタン国内でタリバン勢力復活


【ペシャワールIPS=アシュフク・ユスフザイ】

パキスタンのムシャラフ大統領が、9月に入り、タリバン系の勢力とアフガン国境沿いの北ワジリスタン地区で包括和平協定を結んだ。この協定により、タリバンは米軍を初めとした連合軍をアフガンから越境攻撃することを止めるとされている。また、パキスタン側と武装勢力側は、没収した互いの武器を返還し、パキスタン側は拘束しているタリバン系の人々を釈放する。

パキスタン軍は、2004年よりタリバンやアルカイダに対する攻勢を強めていたが、ワジリスタンにはパシュトゥン系の人々が多く、タリバンへの支持は根強かった。パキスタン軍は推定500名の死者を出しながらも、結局タリバンを抑えることができなかった。それが今回の和平協定の背景である。

 
9月25日には、タリバンが北ワジリスタンの州都ミラムシャーに事務所を開設し、「犯罪と犯罪者に対処するため」に協力を地元民に呼びかける文書を配って回った。

また、9月28日は、ミラン・カーンという名のアフガン人が、米軍のスパイを行っていたとの容疑でタリバンに路上で射殺されている。

評論家のアフラシアブ・ハタック氏は、スパイ容疑者の射殺などが続いていることから、和平協定は早くも崩れ始めているのではないか、とコメントした。

今回の和平協定は、アフガンの宗教指導者で現在はパキスタンに亡命しているムラー・オマール氏によっても是認されていると伝えられている。オマール氏は、オサマ・ビン・ラディンを支援しているとして米軍がマークしている人物だ。しかし、パキスタン当局は、オマール氏はタリバンとの和平協定には関係がないと釈明している。

パキスタンとタリバンの和平協定の問題について伝える。(原文へ

翻訳/サマリー=IPS Japan

 

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