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|米国|プロパガンダとニュースの間の曖昧な境界線

 

【ワシントンIPS=コーディー・アハヴィ】

ノーマン・ソロモン制作のドキュメンタリー映画「War Made Easy」(仕組まれた戦争)がショッキングな事実を伝えている。同映画は、メディア業界および報道内容に関する教育プログラムを提供している非営利機関「メディア教育協会」の依頼により政策されたもの。同協会の顧問には左派学者のノーム・チョムスキー、コーネル・ウェストなどが名を連ねている。

 
ソロモンは、ブッシュ政権のイラク侵攻計画を分析しながら、CNNの重役イーソン・ジョーダンが、同社の軍事専門家について自慢する場面を取り上げている。実際CNNの軍事アナリストは退役将校で、イーソンによれば、彼等は米政府のお墨付きを得ているという。これは、ジャーナリスムの独立性という理念を掲げるベテラン・ジャーナリストの怒りをかう発言だろう。しかし、戦時下の米国では、メディアと政府の関係は変化している。ソロモンの作品では、それはメディアと政府の癒着のほんの一例でしかない。

ショーン・ペン
がナレーションを務める「War Made Easy」は、9月11日のテロ攻撃以降のブッシュ政権の干渉主義と情報操作を糾弾する反戦映画で、ケーブル・ニュース・ネットワークのビデオ・クリップ、大統領声明、米国の過去戦争のフィルムを使い、過去と現在の宣伝工作技術の比較を行っている。ニクソン大統領のベトナム戦争拡大のレトリックとブッシュ政権の「イラクが台頭すれば、米国は滅びる」との宣言には大きな類似が見られる。

ソロモンによれば、米国の大手メディアは、ブッシュ政権の仕掛けの一部であり、漏洩情報を手段に米市民に戦争を売り込んだのである。例えば、CNNのウォルター・アイザックソンは、ニュースアンカーおよびレポーターに対し、視聴者に何故戦争が始まったのかを思い起こさせるよう求めるメモを回覧。その結果、画面一杯に破壊されたグランド・ゼロの清掃の模様が流された。

イラク戦争開始から5年。ベトナム戦争とイラク戦争の歴史的類似が明らかになっているが、「War Made Easy」は、視聴者に政治リーダーおよびニュースアンカーの発言を鵜呑みにするような仕組みを作っているメディアに対する時宜を得た批判となっている。大手メディアの政府加担を批判するドキュメンタリー映画「 War Made Easy 」について紹介する。(原文へ

翻訳/サマリー=IPS Japan 


 
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