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|中国|児童労働事件で明らかになった不正

【北京IPS=アントアネタ・ベズロバ】

レンガ産業における児童労働者の大規模な虐待という事件が明らかになり、現在審議中で労働者の権利を守るとされている労働法の妥当性が問われ始めている。

きっかけは6月初めに地方新聞が掲載した、中国中部のレンガ工場で1年間奴隷のように働かされた出稼ぎ労働者の写真だった。衝撃的な写真には、栄養状態の悪い、怪我ややけどを負った人々が、警察の捜索による突然の解放に戸惑っている表情が映し出されていた。

山西省Caosheng村の違法なレンガ工場で、出稼ぎ労働者たちは1日18時間、監視付きで酷使されていた。報酬はなく、水と蒸しパンだけを与えられていた。ハンマーで撲殺されたものもおり、ぼろをまとって垢だらけの人たちの中には、精神的ショックで自分の名前しか覚えていないものもいた。経営者が地元共産党幹部の息子であったため、警察も行政もその違法工場を放置していた。


そしてさらに、インターネット上で8~16歳の子供が山西省の違法レンガ工場で奴隷状態にあると告発する手紙が出回り、異常な事態が明らかになった。山西省にはかつて軍の秘密工場が多数あり、その跡地に違法レンガ工場ができている。400人の父親たちが署名した手紙は、誘拐されて工場に売られた子供の救出を訴えていた。

父親たちは自らレンガ工場を探し回り、これまでに救い出された子供は100人を超えたが、まだ数百人が不明である。子供たちが住んでいたのは犬小屋よりもひどい状態だった。警察は協力してくれなかったと父親の1人はいう。

中国は労働者の待遇改善を目指し、新しい労働法を採択する準備をしている。過去10年の中国経済の2桁成長には、低賃金労働で生産された商品の輸出が大いに貢献している。だが経済成長に伴い、労働争議が増えてきた。新法が広大な国土でどの程度効力を発するかが懸念されている。中国の違法労働の実態について報告する。(原文へ

翻訳/サマリー=IPS Japan


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