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|チリ|スウェーデンのシンドラー、人道に貢献

 

【サンチアゴIPS=マリア・セシリア・エスピノザ】

 

スウェーデン大使ハラルド・エデルスタムの人道救助活動を描いたスウェーデン・デンマーク・メキシコ・チリ合作の映画「黒はこべ」(The Black Pimpernel)の撮影が、チリ国内で1月から開始された。

1973年9月11日、
アウグスト・ピノチェト率いる反乱軍の猛攻撃に、アジェンデ大統領は官邸で自ら命を絶った。その後、軍部は激しい反対派弾圧を開始。1万2,000人を収容した国立競技場は、大規模な拷問所と化した。騒乱の中、エデルスタムは、国立競技場に収容されたキューバ大使館員、ウルグアイ人等を含む1,300人を救出。犠牲者を自ら車で安全な場所へ移動させ、国際機関に引き渡したのである。


アムネスティ・インターナショナル
・チリのラウレンティ会長は、「クーデター勃発から数ヶ月間の凄まじい暴力を、この映画を通じて多くの人に理解してもらいたい」と語っている。また、犠牲者の会Group of Relatives of the Detained-Disappeared (AFDD)のディアス氏は、「この映画は、残酷な出来事を信じようとしない若い世代の意識喚起に役立つ重要な歴史的記録である」と語っている。

国籍はあっても家がないという不安定な境遇

 

【国連IPS=サイモン・シュネラー】
 
戦争や人道的災害により故郷を逃れながら自国内に住む1200万人のいわゆる「国内避難民IDPs)」が、アフリカで法的、人間的悲劇に直面している。

国連緊急援助調整官で国内避難民連絡部担当のデニス・マクナマラ氏は、「国内避難民問題はアフリカで対応が遅れているもっとも重大な問題であり、スーダン、ソマリア、コンゴ民主共和国、ウガンダ、ブルンジなどの国で住居を追われている人々への早急の対策が必要だ」と語った。

メッセージの意味をひっくり返す活動芸術家

【ブエノスアイレスIPS=マルセラ・バレンテ】

 

遠めに見るとそれは普通の道路標識のようでもある。アルゼンチンの首都で見られるあまたの黄色い菱形の標識と同じように。しかし近づいてみると、そこには一風変わった警告メッセージが書かれていた-「元拷問人、ここから100メートル先に居住」。

公共の場所にひっそりと設置されているこの標識がその場に長く据え置かれることはないだろう。しかし、ストリート・アート・グループ(GAC)は気にしない。GACのメンバー、キャロライナ・ゴールダーは、IPSに対して、「それは1日しか持たないかもしれないし、1週間かもしれないし、それよりももうちょっと長いかもしれない」と語った。

|チリ|右派から見放され、裁きの場に出るピノチェト元大統領

 

【サンチアゴIPS=グスタボ・ゴンザレス】

 

リカルド・ラゴス大統領を始め、政治家がどんなに過去の人として葬り去ろうとしても、かつての独裁者ピノチェト氏は引き続きチリ国民の耳目を集めるだろう。

抑留・行方不明者の近親者協会(Association of Relatives of the Detained-DisappearedAFDD)のロレナ・ピツアロ代表はIPSの取材に応え「1月15日の大統領選を控え、右派、とりわけラビン氏と独立民主連盟(UDI)はピノチェト氏の影を恐れ、遂に関係を断つに至った」と語った。


大統領候補は中道左派連立の社会党ミシェル・バシェレット氏とネオリベラルのビジネスマンであるセバスチアン・ピネラ氏。ピネラ氏の支持基盤はホアヒン・ラビン氏が率いるもっとも
ピノチェト氏寄りの独立民主連盟(UDI)。

セネガル大統領、チャド独裁者の引渡しを迫られる

【米国IPS=ジム・ローブ】

 

人権擁護団体は11月25日、セネガルのアブドゥライ・ワッド大統領に対し、「アフリカのピノチェト」と呼ばれるチャド前大統領イサン・ハブレを直ちにベルギーへ引き渡すよう要求した。ハブレは1980年代、8年間に亘り政権を維持。その間の残虐行為によりベルギーで裁きを受けることになっている。

ニューヨークを本拠とする人権擁護団体ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)とチャド政治弾圧・犯罪犠牲者の会(Chadian Association of Victims of Political Repression and Crimes)は、セネガル控訴裁判所が今週、同裁判所にはベルギーの引渡し要求を審査する権限はないとの判断を下したことから、この要求を行ったもの(ベルギーは、4年前に起訴手続きを開始)。

カナダの先住民、寄宿学校での虐待への補償として17億ドル受け取りへ

 

【オタワIPS=ハワード・ウィリアムス】

 

カナダ政府は11月23日、国からの補助金を受けた主に宗教団体運営の「寄宿学校」において身体的・性的虐待を受けた数万人のカナダ先住民に対して、17億ドルの補償金を支払う「原則協定」を発表した。

これら寄宿学校は、カナダ先住民をもっぱらヨーロッパ的な生活様式と近代カナダの文化に「同化」する最もよい手段として時の政府が考え付いたものであった。しかし、この計画は大失敗に終わる。先住民(インディアンやイヌイット)の子供たちが教員や職員に性的・身体的虐待を受けているとの確かな情報が数多く寄せられるようになったのである。

売り子の人権を無視するビール会社

 

【クアラルンプールIPS=チェアン・ボファ

 

ここクアラルンプールで週末に開催された「性的健康に関する地域会議」のパネルディスカッションや討論は、チャナやソフィアの日常とはあまりにかけ離れた世界だった。騒々しい音楽、お客の騒がしい声、望みもしない客からの誘い。2人がビールの売り子として働くのは、カンボジアにあるこうしたレストランだ。

売り子たちは、ぴったりとした服を着て、お客たちにビールを売り込もうとする。しかし、多くの売り子が歩合制で給料をもらっているため、生計を維持するのは容易でない。11月17日から20日までの日程で開かれた「性と生殖・健康に関する第3回アジア太平洋会議」(Third Asia-Pacific Conference on Reproductive and Sexual Health)に参加した活動家たちによれば、彼女たちはまた危険な環境に置かれてもいる。

|ケニア|取り残された大地と虐殺事件の余波

 

【ナイロビIPS=グレン・テイラー】

彼は自分を、世間知らず(特に「女性と神のなせる業」について無知な)老人だという。しかし、このしわくちゃのボラナ族長老フカ・カンチョロは、ケニア北部マルサビット(Marsabit)地域では有力者である。何故かといえば、彼は、日照りと飢饉が続く過酷な砂漠地帯にある唯一の水源を中心とする直径60kmに及ぶ地域を支配しているからである。

老人は、昔を懐かしむように、「何年も前に、この両手でこれ(=水源)を掘ったんだ」と語る。この井戸は、サク山(緑の山の意:IPSJ)にあり、最近まで、同地域に住むレンディレ、ボラナ、ガブラ、トゥルカナ族といった様々な部族の集会地となっていた。

祖国にいながら屈辱を味わうパレスチナ市民

 

【ナブルスIPS=ウシャミ・アガルワッタ】

 

2000年9月、キャンプ・デイビッド和平会談失敗の反動として、パレスチナに第2次インティファーダが勃発。暴動拡大の中で、イスラエル軍は、ヨルダン川西岸地域のナブラス市を標的として容赦ない攻撃を行った。同市の歴史的建物は瓦礫と化し、人々の心にも深い傷が残った。

それ以来、ヨルダン川西岸地域は、イスラエル占領軍の厳しい監視下に置かれている。ナブラス市の2つの検問所、フワラとバイト・エバは、特にチェックの厳しさで知られており、夏の熱さ、冬の寒さの中で、毎日数百人の市民がM16銃を突きつけられながら、検問所の回転ドアから出入りするための検査を待っている。

|イスラエル|人権|「イスラエル兵士が殺人を犯しても裁かれない」:HRW報告書

 

【ニューヨークIPS=キャサリン・スタップ】

 

「現在のインティファーダが2000年に始まって以来、イスラエル兵士が殺害した戦闘に参加していないパレスチナ人民間人の数は1日平均1名を越える(1600人以上の犠牲者の内、少なくとも500人は子供)。

しかし捜査が行なわれた事例はほんの一部にすぎない。」人権擁護団体ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)は6月22日、「免責の文化を醸成する(=Promoting Impunity):犯罪行為を調査できないイスラエル軍」と題した報告書を発表し、多くのパレスチナ民間人がイスラエル軍兵士によって殺害され、真相が闇に葬られる中、一部兵士の間にも民間人を殺しても裁かれないというモラルハザードが広がりつつある現状を警告した。


一方、イスラエル軍当局は、「軍律に違反した行為は全て徹底的な捜査の対象となっている」として報告書の内容を否定している(しかし、2004年5月現在、軍当局が武器の非合法な使用に関連して審議した事件は74件で民間人殺害件数の5%に満たない)。2004年10月5日に、13歳の民間人少女を指揮官の命令でイスラエル兵士達が射殺した事件では、軍当局の当初の捜査では「指揮官に、倫理に反した行動はなかった」と無罪裁定が下ったが、この事件に疑問をもったイスラエル軍の同僚兵士が事件当時の通信記録を提出し、指揮官が明確に「民間人の少女」であることを部下から報告を受けながら「この区域内で動く者は、たとえ3歳の子供であろうと殺さなければならない」と発言して至近距離で少女を射殺させたことが明らかとなり、現在再審理が行なわれている。HRWの概要とイスラエル軍の捜査体制の問題点を報告する。(
原文へ


翻訳/サマリー=IPS Japan

 

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