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INPS JAPAN   IDN-InDepthNews - UN INSIDER
アジアの鳥インフルエンザ問題の解決にはジェネリック薬しかない

【キャンベラIPS=ボブ・バートン】

 

11月初頭に、鳥インフルエンザ問題を話し合うアジア太平洋経済協力会議APEC)が開かれる予定であるが、ジェネリック薬の製造を推進する必要性について討議がなされる見通しはない。

そんな中、ブディーマ・ロクージ博士らが、鳥インフルエンザ用の医薬品製造の特許を持っているロシュ社が米国において生産量を拡大させているものの、多くの国にとってそれは不十分であると主張する論文を『オーストラリア医療ジャーナル』に掲載した。とくに、ラオス・ベトナム・カンボジアなどのような被害が拡大する可能性が高い国にかぎって、医薬品を購入する資金が不足していると指摘されている。

世界保健機構がインド製のHIV治療薬を承認する

 

【ジュネーブIPS=グスタボ・カプデビラ】
 
インドのRanbaxy Laboratoriesが製造している7種のノーブランドの抗レトロウイルス薬(ARV)が世界保健機構(WHO)の承認薬として認定された。WHOは声明で、「今回の新たな承認は低所得国において安価で上質なエイズ治療薬を入手可能にしようとする取り組みに拍車をかけるものとなる」と述べた。

同じくインドのAurobindo Pharmaが製造している3種の抗レトロウイルス薬もWHOの承認薬として認定された。Aurobindo Pharma社もRanbaxy社と同様にノーブランドの抗レトロウイルス薬(ARV)を製造している。

スワジランドのNGO、十代の青少年を対象にエイズ予防キャンペーンを開始

【ムババネIPS=ジェームズ・ホール】

 

スワジランドのNGONational Emergency Response Committee on HIV/AIDSNERCHA)は、十代の青少年を対象に、「自らの命とスワジランドの将来のために性行為を控え自分の人生に責任を持て」と訴える新たなキャンペーンを開始した。NERCHAは、同国のNGOのコーディネーター的な役割を果たしており、エイズ・結核・マラリア撲滅グローバル基金(Global Fund to Fight AIDSTuberculosis and Malaria)、政府、民間からの資金を背景に国内NGOに対する資金支援を実施している。

全国紙2紙による「明日は私のものだから」というスローガンを掲げた全面広告の他、ラジオ・キャンペーンも展開。また、今月から、大型ポスターによる屋外キャンペーンも開始された。屋外掲示用ポスターには、「私は、学校を卒業したい。だから、セックスは我慢できる」というコピーと共に教科書を抱えた女の子や、「僕は将来を考えている。だから、セックスは我慢できる」と意を決した表情の男の子の写真が使われている。

スワジランドは、世界でエイズ感染率が最も高く、異性関係が活発な成人の感染率は42.6%に達する。一方、18歳以下の感染率は15%で安定、あるいは減少傾向にあるかもしれないという。

|タイ‐米国|エイズ薬の取り扱いが、次回自由貿易交渉の焦点になる

 

【バンコクIPS=マルワーン・マカン・マルカール】

 

「タイ国民が適正な価格で医薬品やヘルスケアにアクセスできる権利は守られなければならない」と、スチャイ・チャロエンラタナクル保健相は、先週、記者団に対して語った。

タイ米国間の第4次自由貿易交渉(FTA)が、7月10日から15日の間、米国モンタナ州で開催予定であるが、タイ政府は、次回交渉の結果(新たに協議項目に「知的財産保護」項目が追加された)、抗レトロ薬(エイズ薬)が従来のように安価で製造できなくなるのではないかと懸念を深めている(タイ政府がFTAに関してこのような懸念を一般に発表したのは初めて)。

|スリランカ|公式HIV/AIDS感染者数は少ないが、リスクは高い

 

【コロンボIPS=アマンタ・ペレラ】

 

人口1950万人の内、公式に確認されたエイズ発症者数614人、HIV/AIDS罹患率0.1%と、公式統計を見る限り、スリランカはエイズ感染の影響を殆ど受けていないように見える。しかし、専門家の間では、同国のエイズ感染率が相対的に低いことは認めているものの、初期段階にある現在の内に思い切った対策をとらなければ、深刻な事態へと感染が広がっていくと見られている。

アフリカのバイオセーフティー使節、カナダでの国際会議から締め出される

【ブルックリンIPS=スティーブン・リーヒ】

遺伝子組換え食品に関する国際的な枠組み合意を話し合う各地域・レベルの会合が進められている中、5月30日からカナダのモントリオールで開催予定の会合への出席を予定しているアフリカからの使節テウォルデ(2000年スウェーデン国王からノーベル賞に相当するというRight Livelihood Awardを受賞した科学者でバイオセーフティ合意の父と言われる)のビザ申請が拒否される事態が発生した。

テウォルデは、カナダ政府、米国政府の方針に反して、人体に害を及ぼす恐れのある遺伝子組換え組織(種や作物)に対する国際的な法的枠組みを構築することを主張しており、今回のビザ発給の拒否は各方面で物議を醸し出している。バイオセーフティーを巡る諸議論と今回のビザ発給拒否が及ぼした一連の国際会議への影響を報告する。(原文へ

翻訳/サマリー=IPS Japan浅霧勝浩


|タイ―カンボジア|出稼ぎ農民はエイズの心配を持って帰る

【ノアレトIPS=チェアン・ボファ】

 

ネス・スレイ(35歳)は、隣国タイで漁船に乗って働いている夫(タイの漁業産業は数十万人に及ぶ外国人低賃金労働者によって支えられている)が稼ぐ貯蓄で、いつか裕福な家庭を築ける日を夢見ていた。ところが数週間ぶりに帰ってきた夫は稼ぎの他にHIV/AIDS感染の心配の種も持ち帰ってきた。

国境を越え、タイの漁業産業に従事するカンボジア人出稼ぎ労働者は約18万人と推定されているが、娯楽施設のない田舎出身の彼らは、海上での苛酷な労働に加えて、故郷では考えられないまとまった現金収入(非合法滞在ゆえに給与を搾取されることも少なくないが)、そして港町に発達した性産業娯楽施設に誘惑され、多くが売春婦の元を頻繁に通うようになり、中には麻薬に手を出すものも少なくない。その結果、家族の元に持ち帰る現金を散財したうえ、HIV/AIDSを持ち帰り、故郷で待つ妻に感染させる例が少なくない。カンボジアからタイへの出稼ぎ労働者を通じた国境を越えたHIV/AIDS感染の悲劇を報告する。(原文へ

翻訳/サマリー=IPS Japan浅霧勝浩

|環境|健康|国際的な合意にもかかわらず、DDTはすぐにはなくならない

【プンタ・デル・エステIPS=ラウル・ピエリ】

 

残留性有機汚染物質(POPs)に関するストックホルム条約(2001年批准、2004年5月発効)加盟国は、木曜日(5月5日)、マラリア対策に使用する殺虫剤に関して、最終的にDDTの使用を取りやめるための代替案を世界保健帰国(WHO)に付託して模索していくことを確認し合った。

DDT
は同加盟国が出来るだけ早期の使用停止を認めたPOPsの一つだが、マラリアを媒介する蚊の駆除に効果的且つ低価格な手段として引き続き幅広く使用されているのが現状である。マラリアは毎年3億人が感染する伝染病で世界で約100万人を上回る人々命を奪っている。(原文へ

翻訳/サマリー=IPS Japan浅霧勝浩

|健康|若干の改善は見られるもののマラリアは依然としてアフリカの主な死因である

【ジュネーブIPS=グスタボ・カプデヴィラ】

 

世界保健機構(WHO)と国連児童基金(UNICEF)が5月3日に発表した「2005年世界マラリア報告書」によれば、世界でマラリアの予防・治療対策に進展がみられるものの、アフリカにおいてはマラリアが依然として死因の大半を占め大きな脅威となっている(国境なき医師団によって纏められた統計によると、毎年マラリアで死亡する200万人の内、9割がアフリカの5歳以下の子供達である)。

アフリカでは、従来マラリア対策に使用していた薬や農薬に対して耐性を持つものが現れたのと、同時期に政府による保健サービスが悪化した事情を背景に、1980年代、90年代をとおしてマラリア患者は増加していった。(原文へ

翻訳/サマリー=IPS Japan浅霧勝浩

 

 

 

|チリ|エイズの脅威に立ち向かう

【サンチアゴIPS=グスタボ・ゴンザレス】

 

チリ最大の労働組合連合(Central Unitaria de TrabajadoresCUT、35万人会員)は、労働運動もHIV/AIDS感染に関する意識向上や保健知識の普及を通じて、深刻化しつつあるHIV/AIDS感染の脅威に対応すべきとの考えから、HIV/AIDSその他の性感染症予防を目的としたキャンペーンを開始した。

チリにおけるエイズ発症者は6000人にのぼり(HIV/AIDS感染者は公式発表で1万2000人、非公式数値で3万2000人)僅か5年間で2倍に膨れ上がった。特に女性の年間HIV/AIDS感染率(1998年~2003年)が男性の3%に比べて4.7%と高く、多くの女性が夫から感染しているのが特徴である。そのような背景から、Sexual Responsibility CUTキャンペーンの主要目標の一つに入っている。

翻訳/サマリー=IPS Japan浅霧勝浩