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INPS JAPAN   IDN-InDepthNews - UN INSIDER
|タイ―カンボジア|出稼ぎ農民はエイズの心配を持って帰る

【ノアレトIPS=チェアン・ボファ】

 

ネス・スレイ(35歳)は、隣国タイで漁船に乗って働いている夫(タイの漁業産業は数十万人に及ぶ外国人低賃金労働者によって支えられている)が稼ぐ貯蓄で、いつか裕福な家庭を築ける日を夢見ていた。ところが数週間ぶりに帰ってきた夫は稼ぎの他にHIV/AIDS感染の心配の種も持ち帰ってきた。

国境を越え、タイの漁業産業に従事するカンボジア人出稼ぎ労働者は約18万人と推定されているが、娯楽施設のない田舎出身の彼らは、海上での苛酷な労働に加えて、故郷では考えられないまとまった現金収入(非合法滞在ゆえに給与を搾取されることも少なくないが)、そして港町に発達した性産業娯楽施設に誘惑され、多くが売春婦の元を頻繁に通うようになり、中には麻薬に手を出すものも少なくない。その結果、家族の元に持ち帰る現金を散財したうえ、HIV/AIDSを持ち帰り、故郷で待つ妻に感染させる例が少なくない。カンボジアからタイへの出稼ぎ労働者を通じた国境を越えたHIV/AIDS感染の悲劇を報告する。(原文へ

翻訳/サマリー=IPS Japan浅霧勝浩

|環境|健康|国際的な合意にもかかわらず、DDTはすぐにはなくならない

【プンタ・デル・エステIPS=ラウル・ピエリ】

 

残留性有機汚染物質(POPs)に関するストックホルム条約(2001年批准、2004年5月発効)加盟国は、木曜日(5月5日)、マラリア対策に使用する殺虫剤に関して、最終的にDDTの使用を取りやめるための代替案を世界保健帰国(WHO)に付託して模索していくことを確認し合った。

DDT
は同加盟国が出来るだけ早期の使用停止を認めたPOPsの一つだが、マラリアを媒介する蚊の駆除に効果的且つ低価格な手段として引き続き幅広く使用されているのが現状である。マラリアは毎年3億人が感染する伝染病で世界で約100万人を上回る人々命を奪っている。(原文へ

翻訳/サマリー=IPS Japan浅霧勝浩

|健康|若干の改善は見られるもののマラリアは依然としてアフリカの主な死因である

【ジュネーブIPS=グスタボ・カプデヴィラ】

 

世界保健機構(WHO)と国連児童基金(UNICEF)が5月3日に発表した「2005年世界マラリア報告書」によれば、世界でマラリアの予防・治療対策に進展がみられるものの、アフリカにおいてはマラリアが依然として死因の大半を占め大きな脅威となっている(国境なき医師団によって纏められた統計によると、毎年マラリアで死亡する200万人の内、9割がアフリカの5歳以下の子供達である)。

アフリカでは、従来マラリア対策に使用していた薬や農薬に対して耐性を持つものが現れたのと、同時期に政府による保健サービスが悪化した事情を背景に、1980年代、90年代をとおしてマラリア患者は増加していった。(原文へ

翻訳/サマリー=IPS Japan浅霧勝浩

 

 

 

|チリ|エイズの脅威に立ち向かう

【サンチアゴIPS=グスタボ・ゴンザレス】

 

チリ最大の労働組合連合(Central Unitaria de TrabajadoresCUT、35万人会員)は、労働運動もHIV/AIDS感染に関する意識向上や保健知識の普及を通じて、深刻化しつつあるHIV/AIDS感染の脅威に対応すべきとの考えから、HIV/AIDSその他の性感染症予防を目的としたキャンペーンを開始した。

チリにおけるエイズ発症者は6000人にのぼり(HIV/AIDS感染者は公式発表で1万2000人、非公式数値で3万2000人)僅か5年間で2倍に膨れ上がった。特に女性の年間HIV/AIDS感染率(1998年~2003年)が男性の3%に比べて4.7%と高く、多くの女性が夫から感染しているのが特徴である。そのような背景から、Sexual Responsibility CUTキャンペーンの主要目標の一つに入っている。

翻訳/サマリー=IPS Japan浅霧勝浩

|HIV/AIDS|中国|河南省のエイズ孤児、重い口を開く

【北京IPS=アントアネタ・ベズロヴァ

 

中国河南省で、政府の売血プログラムに協力した多くの貧しい住民がHIV感染をしたというスキャンダルが2001年に明るみにでて以来、中国政府は、ゆっくりではあるが、表面化しつつあるエイズ危機に対して、従来の独善的かつ時には攻撃的であった姿勢を改めつつある。

2003年12月、中国政府が国内におけるHIV感染に関して問題を公表した際、保健問題の専門家たちはエイズ問題に対する中国政府の方針転換に拍手喝采を送った。中国の指導者層はHIV/AIDSをもはや外国の問題とは見なしていないし、国内で深刻化しつつある現状を隠そうとはしていない。温家宝総理が昨年「エイズは国家を破壊しかねない」と警告したように、今や中国政府はエイズ問題と正面から取り組む覚悟をしている。

その中国において河南省の数千にのぼるエイズ孤児の状況ほど、エイズ問題の深刻な未来を示唆しているものはないだろう。中国において、彼らは2重のハンディを負っている:孤児であることと、エイズで死亡した人々の元に生まれたことである。彼らは両親不在の中、親の愛情や世話、教育を受けることなく生きていかなければならない。