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INPS JAPAN   IDN-InDepthNews - UN INSIDER
ビルマに新たなHIV・結核・マラリア基金援助

【バンコクIPS=マルワン・マカン・マルカール】

長年にわたり軍事政権下で苦しむビルマの国民に、命にかかわる3大感染症対策のための新たな援助基金が供給されることとなった。この基金により、国際社会と秘密主義の軍事政府との関与が深まるとの期待が寄せられている。

なによりもまず、エイズ、結核およびマラリア対策のための1億ドルのこの基金「3疾病基金」により、「ビルマへの人道援助は問題の多いこの東南アジアの国の政治とは切り離すべき」との一部西側諸国政府間で広がっている考えが試されることになる。

|インド|パテント裁判、世界的問題に

 

【ブリュッセルIPS=アン・デ・ロン】

「国境無き医師団」(MSF)を始めとする16団体は、スイスの大手製薬企業Novartisが、インドのパテント法違反を理由に起こした裁判の行方に注目している。

発展途上国に対する低価格医薬品のアクセス拡大に努めるMFS基本薬剤アクセス・キャンペーン(Campaign for Access to Essential Medicines)のEllen‘t Hoen政策部長は、「Novartisが勝訴すれば、インドの低価格医薬品に頼っている世界の患者が犠牲になる。我々が40カ国以上で使用しているエイズ薬剤の84%はインドの製品で、安価故に現在6万人の治療が可能となっているのだが、パテント薬剤の使用が義務化されれば、その数は大幅に減るだろう」と語っている。

|ニカラグア|大統領選挙キャンペーンの最中、治療的流産禁止の法案可決へ

 

【マナグアIPS=ホセ・アダン・シルヴァ】

ニカラグアの議会は、10月23日、治療的流産を合法とする1893年の刑法第165条を廃止する法案を可決した。法案が大統領によって法制化されれば、治療的流産の手術を受ける者も施す者も4~8年の懲役刑を受けることになる。11月5日の大統領選を控え激化する選挙キャンペーンの最中に執り行われたこの決定に、医師、男女同権論者、活動家、外交官および保健相をも含む政府高官が一様に驚愕している。

治療的流産の非犯罪化運動を展開する「女性自立運動」のコーディネーター、フアナ・ヒメネス氏は、「女性の権利が中世の時代に逆戻りした」と述べている。

汚い水取引で貧しい人々が犠牲に

 

【ストックホルムIPS=タリフ・ディーン】

水の供給/管理に関わる腐敗の拡大を重く見て、6つの国際NGOが共同で新たな国際腐敗監視組織 Water Integrity NetworkWINを設立した。

ストックホルム国際水研究所、Transparency International、スウェーデン・ウォーターハウス、国際水衛生センター、水保健プログラム、Africa and AquaFedの6組織は8月22日、スウェーデンの首都ストックホルムで開催された「国際水週間」においてWIN設立を発表。水資源セクターにおけるガバナンスと透明性の向上を図りモラルに反する行動を徹底的に追求していくと誓った。

ベルリンを拠とするTransparency Internationalのデイビッド・ナッスバウム代表は、記者団に対し、腐敗には小型腐敗と大型腐敗の2種類があり、どちらも供給のメカニスムを破壊していると指摘。

母乳が命を救う

【ニューヨークIPS=アルベルト・クレモンネシ】

母乳で育てることは赤ちゃんの健康な発育にとって不可欠であると考えられているにもかかわらず、低開発国においては、生後半年の間に母乳で育てられる率は3分の1にも満たない。

ユニセフの調査『世界の子供情勢』によると、母乳だけで子供を育てている親はわずか37%。地域差があり、東アジア/太平洋地域で43%、西・中央アフリカで20%となっている。

世界保健機構(WHO)保健栄養・開発局のランダ・サーデ氏は、母乳はまさに赤ちゃんが必要とする栄養を与え、母乳で育った子供は調合乳で育った子供よりも知能レベルが高くなるという。また、母乳は赤ちゃんに免疫を与えることでも知られている。

これまでの研究では、母乳で育てることによって毎年130万人の赤ちゃんの命が救われるのではないか、と推定されている。

『慎重な楽観主義(cautious optimism)』へ移行するHIV/AIDS問題

 

【カナダ、ブルックリンIPS=スティーブン・リーヒ】
 
2年に一度開催されている国際エイズ会議が今月13日、カナダのトロントで開催される。UNAIDS(国連合同エイズ計画)によれば、エイズに対する効果的治療や予防、エイズ対策資金の拡大、さらにHIV感染率の安定化により、最近ではエイズ撲滅に向け大きく前進しているとの見方がある。今回の6日間にわたる最大規模の国際会議は、『慎重ながらも明るい見通し』が期待できるものになるだろう。

|タイ|鳥インフルエンザに安価なジェネリック薬製造

 

【バンコクIPS=マルワーン・マカン・マルカール】
 
タイはジェネリック薬品を製造し、エイズ患者の延命に成功している。今度はジェネリック薬品でもう1つの致死的ウイルス、鳥インフルエンザから市民を守る準備が整った。

タイの科学者はタミフルのジェネリック薬製造に成功したと発表した。現在のところタミフルは、鳥インフルエンザの大流行を阻止することのできる唯一の薬品であり、発表のタイミングは絶妙だった。同国では7ヵ月の小康状態の後、伝染力の強いH5N1型ウイルスが家禽に発生して対応を迫られているところに、より安価な治療の可能性がもたらされたからだ。

|タイ|製薬大手が供給を拒む新エイズ薬

【バンコクIPS=マルワーン・マカン・マルカール】
 
タイのエイズ患者にとって暑さと湿度はもうひとつの敵である。エイズ薬は冷蔵しなければならないからだ。そのため熱帯の常温である30度でも保存できる新薬開発のニュースは喜ばしいものだった。だがタイのエイズ患者はまだその薬を入手できないでいる。

国境なき医師団(MSF)によると、ロピナビル/リトナビルの新薬を開発した米国の製薬大手アボット・ラボラトリーズ社が問題となっている。「アボット社はタイには旧薬があるとしてタイへの供給を拒否しているが、欧州と米国では新薬を旧薬に交換するというダブルスタンダードを用いている」とMSFで医薬品入手を担当するネイサン・フォード氏はIPSの取材に応じて語った。

アマゾン奥地で地域保健活動に献身する日本人男性

【リオデジャネイロIPS=マリオ・オサヴァ】

1年間の南米の旅が1人の日本人大学生・定森徹さんの運命を変えた。数十年前のエルネスト・チェ・ゲバラの有名な南米旅行を思い起こさせる。定森さんは帰国し、電子工学学士号を取得したが、彼の夢にはもはやソニーや松下電器への就職は含まれていなかった。

南米と裕福な日本や米国とのあまりに対照的な状況、そして南米の町に溢れるストリートチルドレンの姿は、1950年代にペルーのアマゾン流域にあるハンセン病コロニーで医療に当たったチェ・ゲバラが受けたと同じ衝撃を定森さんに与えた。

しかし、アルゼンチン人のゲバラが南米の社会政治改革を目指して武器をとったのに対し、定森さんはまったく別の道を選んだ。サンパウロの貧民街での平和的な社会活動である。当初1年であった彼のブラジル滞在はいまや14年目に入り、この3年間は、アマゾンの奥地マニコレ市で過ごした。

|鳥インフルエンザ|大流行の前にワクチンを

 

【トロントIPS=ステファン・リーヒー】
 
鳥インフルエンザに対する低価格で効果的なワクチンの開発が盛んに行われるようになってきている。これまで、約120人がこの感染症のために亡くなっている。

ロチェスター大学(ニューヨーク州)のジョン・トリーナー氏によれば、未知の突然変異型ウィルスはいつでも出てくる可能性があり、さまざまな型のワクチンを開発しておけば、中には役立つものがあるかもしれないという。

先ごろ、2003年に香港で見つかったある型のH5N1ウイルスを基礎にして作られたワクチンを投与したフェレットが、新種のウイルスに対しても抵抗力を見せたことが発見された。