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INPS JAPAN   IDN-InDepthNews - UN INSIDER
|バルカン半島|爆撃の副次的な影響による「殺害は続く」

【ベオグラードIPS=ヴェスナ・ペリッチ・ジモニッチ】

 

NATOによるセルビアの爆撃から10年が過ぎ、ガンの報告症例の増加が懸念されている。1999年の11週間に及んだ爆撃では、5万発以上の爆弾とミサイルとして劣化ウランで強化された15トンの弾薬が、主にセルビア南部とコソボの116カ所に落とされた。

NATO
の軍事作戦はセルビア政府による200万人の
アルバニア人の抑圧を阻止するためのものとされた。9年間国連の統治下にあったコソボは昨年2月に独立を宣言している。

|ベトナム|枯れ葉剤被害者救済の道は断たれたか

【ハノイIPS=ヘレン・クラーク】

 

ベトナム戦争中に米軍によって大量に撒布された猛毒ダイオキシンを含む枯れ葉剤のベトナム人被害者に正義は訪れるのだろうか。3月2日米国最高裁は、米化学薬品大手ダウモンサント2社に対するベトナム被害者の上告審を棄却した。


以来地元紙は人権が踏みにじられたと報じ、外務省のLe Dung広報官は国は憤慨していると述べたが、2004年に始まった訴訟は終わりを迎えるようだ。米国の裁判所は、枯れ葉剤と奇形などの先天的異常の因果関係は認められないと裁定。さらに米国の法律では、これらの企業は政府の命令で行動したので訴追を免れる。

│ジンバブエ│多剤耐性結核拡大のおそれ

【ハラレIPS=スタンリー・クウェンダ

 

ジンバブエでは、医療システムが崩壊し、多剤耐性結核(MDR-TB)や超耐性結核(XDR-TB)がかなり広がりつつあるのではないか、と恐れられている。

ハラレ市立の2つの感染症病院の院長であるクレメンス・ドゥリ博士は「実際に何を治療しているのかわからない。まるで闇の中で決闘しているようなものだ」と話す。ドゥリ博士によれば、患者に関する記録収集ができないために、MDRXDRのケースがどれだけあるかはわからないという。

|エイズ・アフリカ|エイズ対策に効果の兆し

 

【ヨハネスブルグIPS=ザヒラ・カルサニ】

 

UNAIDS(国連合同エイズ計画)の最新報告書によれば、エイズで苦しんでいる人々は世界で約3,300万人。アフリカのサハラ以南の国々だけで2,200万人を数えるという。感染者は2007年で約270万人増加した。しかし、感染率が高かったアフリカの一部の国では、予防策の成果が上がっている。

例えば、アフリカでエイズ被害が最も多い10カ国の1つルワンダでは、影響の重大さに気づいた政府が、胎児感染の予防に男性パートナーの参加を呼び掛けるなどの予防および治療に強いコミットメントを示した。

|ラテンアメリカ|老齢者のエイズ感染リスク高まる

 

【ブエノスアイレスIPS=マルセラ・ヴァレンテ】

 

エイズ予防キャンペーンは、感染者の大半を占める若者を対象とする傾向があるが、ラテンアメリカの専門家は、性生活の活発化傾向にある年配者のリスクが見落とされていると警告する。

7月に発表された国連エイズ合同計画(UNAIDS)の2008年報告書によれば、ラテンアメリカ/カリビアンのHIV感染者は190万人で、前年に比べ16万人増加したという。但し、同統計には50歳以上は含まれていない。

いまだに消えない鳥インフルエンザ

 

【バンコクIPS=マルワン・マカン-マルカール】

 

ここ数週間、アジアにおいてふたたび鳥インフルエンザが流行する兆しが出てきている。専門家らの試算によれば、鳥インフルエンザが世界的に大流行すれば1億8000万人もの死者が出る可能性があるという。これは、5000万人が死亡した1918年のスペインかぜの事例を基に算出されている。

世界保健機構(WHO)によると、2003年以降、世界で鳥インフルエンザに感染した391人のうち、247人が死亡している。感染者139人中113人が死亡したインドネシアと106人中52人が死亡したベトナムが世界のトップ2である。

|カリブ海地域|深刻度増すカリブ海地域のエイズ問題

 

【ポートオブスペインIPS=ピーター・リチャーズ

 

カリブ海地域は、アフリカ・サハラ以南の地域に次いで世界で2番目にHIV感染者が多い場所である。この問題について、世界的レベルの予防・治療・支援に向けた報告書(『Keeping Score 11』)がこの週末にかけて発表された。

カリブ海地域では1日に55人がHIVに感染し、そのうち38人が死亡。年間で20,000人が新たに感染し、1,4000人が死亡しているという。現在、同地域におけるエイズ患者・HIV感染者数は推定23万人に上る。


報告書では、特にセックスワーカー、同性愛者、薬物乱用者、若い女性や子供たちといった社会的に弱い立場の人々に感染者が多い事実を指摘。このような人々への対応(効果的な予防プログラムの策定や保健サービスの普及など)がHIV拡大を防ぐ重要な鍵になるとしている。

|Q&A|「支援資金が減ればエイズによる死者が増大する」

 

【国連IPS=タリフ・ディーン】

 

世界規模の経済危機により、国連が掲げる重要な開発目標の一つ「2015年までに今なお世界中で数百万の人々を苦しめているエイズの蔓延を阻止する」もまた脅かされている。

ジュネーブに本部のある、国連エイズ合同計画(UNAIDS)事務局長のピーター・ピオット博士は、「エイズの支援金は潤沢だ」と繰り返し指摘されるのは誤解を招きかねないという。エイズ対策資金はなお不足しているというのが「厳然たる事実」なのである。

実現には程遠いエイズ防止目標

【国連IPS=イダ・カールソン】

 

「目標の2015年まで半分を過ぎたが、とりわけアフリカに関して、目標を達成できそうにないことは明らかだ」ミレニアム開発目標(MDGs)に関してこういうのは、国連の潘基文事務総長である。MDGsの第6目標では、HIV/AIDS、マラリア、その他の疾病の蔓延を食い止めることが謳われている。

国連の統計では、2007年だけでも、サハラ以南地域において160万人がエイズのために死亡している。感染者も2250万人いる。

|タンザニア|ゆりかごに辿り着くまで

 

【ダルエスサラームIPS=サラ・マクレガー

 

「医者は卵管が細いといって、薬をくれました。でも、子どもが死んだのは近所のまじない師のせいだったと思います。」と、かつて3人の赤ん坊を続けて亡くした母親がIPS記者に語った。現在彼女は、10代の子どもが4人いる。

2005年の統計によると、タンザニアの乳幼児死亡率は、15年前の24%にまで減少した。しかし依然として年間14万7千人の子どもが5才になる前に、さらに、その3分の1は生まれて間もなく死亡している。それは1000人に112人という比率である。