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『慎重な楽観主義(cautious optimism)』へ移行するHIV/AIDS問題

 

【カナダ、ブルックリンIPS=スティーブン・リーヒ】
 
2年に一度開催されている国際エイズ会議が今月13日、カナダのトロントで開催される。UNAIDS(国連合同エイズ計画)によれば、エイズに対する効果的治療や予防、エイズ対策資金の拡大、さらにHIV感染率の安定化により、最近ではエイズ撲滅に向け大きく前進しているとの見方がある。今回の6日間にわたる最大規模の国際会議は、『慎重ながらも明るい見通し』が期待できるものになるだろう。

 
現在、世界のHIV感染者の累計は約4000万人に達しているという。そのうちアフリカは約2530万人を占めている。国連の最新の統計によると1981年以降、世界中で約2500万人がエイズで死亡していると見られている。

しかし一方で、エイズウイルスに関する多くの知識や効果的な治療法の研究開発は順調に進められている。Austrian AIDS Societyの代表であり医師のB.シュミート氏は「重要なのはこれら大量の知識や経験を今後、AIDS治療や予防に広く役立てる方法を見出すことである。今年の会議のテーマ『Time to Deliver』は、エイズの適切な予防や治療法を全世界に広げることがいかに差し迫った問題であるかを世界に強くアピールしてくれるだろう」とIPSの取材に応じて語った。

会議では研究者たちによるHIV-1型の新しい研究成果の報告や、感染に抑制的な影響を及ぼす要因の調査が実施される予定である。また、エイズウイルスに有効なワクチンを製造するため(現在進行中である)取り組みについても発表されることになっている。

専門家の間には、HIV/AIDSとの闘いも終盤に入ったと楽観視している者もいるが、東ヨーロッパ、インド北部、一部の中国では未だに感染率は上昇傾向にある。AIDS感染率が最も高いアフリカでは、効果的な対策により一部の地域では感染率が低下したものの、特に極度の貧困に喘ぐ地域では医療関係者の不足や運搬・インフラの不備が原因で適切な治療や診断さえできない状況である。さらに、ウイルス感染を加速させる原因にもなりかねない食料不足や水資源の確保など問題は山積している。

HIV/AIDS撲滅へ向けた先行きの展望が開けつつあると判断する一方で、今後も慎重な目で様々な運動をフォローしていくとする)『慎重な楽観主義(cautious optimism)』の時期に入ったとされるエイズ問題について報告する。(原文へ

翻訳/サマリー=IPS Japan

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