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INPS JAPAN   IDN-InDepthNews - UN INSIDER

|タンザニア|ゆりかごに辿り着くまで

 

【ダルエスサラームIPS=サラ・マクレガー

 

「医者は卵管が細いといって、薬をくれました。でも、子どもが死んだのは近所のまじない師のせいだったと思います。」と、かつて3人の赤ん坊を続けて亡くした母親がIPS記者に語った。現在彼女は、10代の子どもが4人いる。

2005年の統計によると、タンザニアの乳幼児死亡率は、15年前の24%にまで減少した。しかし依然として年間14万7千人の子どもが5才になる前に、さらに、その3分の1は生まれて間もなく死亡している。それは1000人に112人という比率である。

 
また、2000年に世銀が発表した資料によると、10万人の新生児に対し、1500人もの妊産婦が出産前後に死亡している。その10年前は770人だったので、悪化したことになるが、0405年の調査では578人に減少した。国連の2000年の数字を見ると、世界の平均で妊産婦死亡率は10万人に400人、富裕国では20人である。


ミレニアム開発目標(MDGs
の4番目には、5才児未満の死亡率を3分の2にすること、5番目には妊産婦死亡率を4分の3にすることが掲げられている。 

 
今週
タンザニアを訪問した、ノルウェーのイェンス・ストルテンベルグ首相は、これらの目標達成のための国際的なイニシアチブ『Deliver Now(今こそ、出産)』を推進している。


今週タンザニアの当局は、新しい政策を打ち出し、ジョカヤ・キクウェテ大統領は、『Deliver Now』に沿って、国の厚生予算の15%を投入すると述べた。


子どもと妊産婦の死亡は、複合的原因による。人口3800万人のうち3分の1が1日1ドル以下の生活にあり、HIV罹患率は成人の6.5%である。さらに、安全な飲み水、衛生、十分な栄養が得られないために、子どもの多くは結核や下痢、母親たちはマラリア、貧血、エイズで、死に至る。違法な堕胎によっても、命をおとす女性がある。


さらには、アフリカの国ではよくあることだが、近代医療よりも土着旧来のやり方で健康問題に対処しようとするため、有資格者が立ち会う出産は半分以下である。多くの場合、医療施設まで遠く、交通手段もない。病院には薬や器具が不足しているし、人材も乏しく、例えば英国では、440人に1人の医師がいるが、タンザニアでは2万人に1人である。


専門家は、ワクチン接種やビタミン剤配布のような、コストのかからない手段によっても、死亡率を減少させることができると言う。


平均6人の子どもを持つタンザニアの母親たちが抱える危険について、新たな対策が講じられつつある。(原文へ
 
 
翻訳/サマリー=IPS Japan浅霧勝浩