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INPS JAPAN   IDN-InDepthNews - UN INSIDER
|東アフリカ|魚の頭さえ手に入らない

 

【ジンジャ(ウガンダ)IPS=ワンビ・マイケル】

 

ビクトリア湖には、英国の植民地であった1950年代に、肉食のナイル・パーチが持ち込まれた。以来、在来生態系を破壊している。ウガンダ、ケニア、タンザニアはナイル・パーチを欧州に大量に輸出し、外貨獲得という意味ではコーヒー、綿花といった換金作物をしのぐほどである。例えばウガンダからは20か所の加工工場が年間3万トンを輸出し、1億5,000万ドルを稼いでいた。

│アルゼンチン│人権│地主による小農への嫌がらせが続く

 

【ブエノスアイレスIPS=マルセラ・バレンテ】

 

アルゼンチン北部のサンチアゴ・デルエステロ州で、小農に対する地主の嫌がらせに対抗して、新しい新聞が創刊された。

サンチアゴ・デルエステロ小農運動(MOCASE)が10月に創刊したこの新聞の題名は『El Ashupulitu』といい、先住民族のケチュア語で「地球に満たされて」を意味する。約4000部発行。MOCASEは約9000世帯の小農の権利擁護のために闘っている。


新聞では、水不足の問題や、土地からの追い出し、地主が派遣した民間警備業者・ヤクザ者や警察による不当逮捕などが報告されている。


非番の警官や武装した民間人は、農家に突然やってくる。そして、家人を殴ったり、物を盗んだり、農民たちを拘置所に引っ張っていったりするのである。


MOCASE
のリーダーであるエンジェル・ストラパッソンによると、この数ヶ月間地主からの攻撃が激しく、すでに50人以上の小農が不当逮捕されているという。

│アフガニスタン│深刻な飢餓が発生

【カブールIPS=アナンド・ゴパル】

 

11才のザヤイヌラーは、もし家にたくさんのお金を持って返ることができなかったら、今日もまたおばさんから叩かれてしまう、と言った。

いつものように彼は、人通りの多いカブールの街角で物乞いをする。上半身は裸で片腕はない。膨脹した腹からは、彼が栄養失調であることがうかがい知れる。「いつも食べ物がなくって、でも状況はどんどん悪くなってる」と彼は話す。


ザヤイヌラーのように飢えた人々がアフガン全土にいる。干ばつや通常より厳しい冬といった気候条件に加えて、食料危機の高騰、さらに悪化する治安状況など、さまざまな原因が複合的に重なっている。

|ドイツ|遺伝子組み換え作物は解決法でなく問題

 

【ボンIPS=ジュリオ・ゴドイ】

 

先頃ボンで開催された国連の会議で、バイオテクノロジー利用の安全性について議論が交わされた。147ヶ国から集まった3000人以上の科学者、農業従事者、環境運動家たちは、遺伝子組み換え作物は、食物生産に貢献するものでなくリスクであると、従来の警告を繰り返した。
フランスでは有機栽培をする農家が、遺伝子組み換え作物による汚染を訴えている。例えばブルトンの有機農業協同組合は4月の定期検査で、有機トウモロコシ畑が、35キロ先に生育する遺伝子組み換えトウモロコシから、影響を受けていることを明らかにした。この有機農家はフランス政府を告訴している。


プロバンスの有機ワイン農家はIPS記者の取材に答えて、「どんなに努力してリスクを排除しようとしても、遺伝子組み換え作物の粒子は、空気中または水に混ざって、畑に入り込む。」と語った。ポワトゥー=シャラント地域圏の副知事セルジュ・モラン氏は、「国は法律を改正して、戸外での遺伝子組み換え作物生産を禁止するなど、全面的な手続の見直しをすべきである。そして汚染の被害にあった有機農家に補償を与えるべきだ。」と主張する。

|ネパール|食料自給率の低下と食品価格高騰

【カトマンズIPS=マリカ・アリヤル】

 

5人家族のうち唯一の稼ぎ手であるマヤ・タマンさんは、家族の食費を抑えるのに余念がない。しかし、食料価格が高騰する中、多くの食品が食卓から消えてなくなる日を彼女は予想してもいる。「食用油は高くなりました。米を買うことも難しくなっています。肉の値段は恐ろしい勢いで上がっています」。

ネパールでは昨年に比べて食品価格が2倍にはね上がった。しかし政府は、4月10日に行われた制憲議会選挙に執心して食糧危機がネパール国民に与える苦難を顧みることはなかった。

|ペルー|発祥地にジャガイモの遺伝資源バンク

【ペルー、クスコIPS=ミラグロス・サラザール】

 

世界最大のジャガイモの遺伝資源バンクがペルーにある。5,000品種の種子、組織培養、苗木が保存されている。

1971年にリマでサンプルの収集を始めた非営利団体「国際ジャガイモ・センター」(CIP)に協力する生物学者、遺伝学者、農学エンジニアが、農村地域の助けを得て実験室および田畑で研究を行っている。


CIP
が保存する在来品種4,500種と改良品種500種のうち2,500種以上がペルー在来である。

|アフガニスタン|グローバル危機、食糧暴動の引き金に

【カブールIPS=アナンド・ゴパル】

 

アフガニスタン全土で、食糧価格高騰による不満が燻っており、関係者は、このままでは数百万人が餓え、社会不安の引き金になるのではないかと危惧している。今年に入り、小麦の価格は約2倍に達した。米の価格も昨年既に38パーセント増加している。

東部の町ジャララバードでは今週、市民がカブールに通じる高速道路を封鎖し、政府に食料品の価格統制を要求する騒ぎが起こった。また北部のクンダズおよびカブール郊外では、商人達が小麦の盗難に悩まされている。

|米国|アグリビジネスに搾取される農民と消費者

【ニューヨークIPS=マット・ホーマー

 

世界の穀物備蓄量が記録的な少なさになり、食物価格は各地で高騰している。この原因はいったいどこにあるのだろうか。

欧米では工業的農業の手法が定着している。この手法は確かに作物の生産量を増やすことはできるが、その代わりに、アグリビジネスによる独占と環境破壊という問題を引き起こしている。

先日発表された「開発のための農業科学技術国際評価」(IAASTD)の最終報告書では「巨大なアクターが食物の生産・加工・販売に圧倒的な影響を与えている」と評価されている。このために農家と消費者との関係が切れてしまうと同時に、巨大ビジネスが利益を独占する結果となっている。

|バングラデシュ|豊作に願いを託す

【ダッカIPS=ファリド・アーメド

 

総人口1億5000万人のうち40%が1日1ドル以下の生活を送るバングラデシュでは、この1年間に米、小麦、豆類、料理用油の価格が2倍にも高騰した。米価格の高騰で、人々は1974年の大飢饉以来最悪の米不足に苦しんでいる。

昨年1月非常事態宣言の下、政権に就いた元世界銀行高官のファクルッディン・アーメド率いる現暫定内閣が時宜を得た施策をとらず、価格高騰を食い止めることができなかったことを非難する声が高い。

アースデイに考える食糧問題

 

【サンディエゴ(カリフォルニア)IPS=エンリケ・ギリ

 

先週末、世界中でアースデイキャンペーンが開始され、芝生の上の集会からメディアが取り上げた企業スポンサーによる音楽イベントまで様々な催しものが繰り広げられた。

1970年、米国においてアースデイがスタートした時には、地球温暖化もほとんど問題にされず、緑の革命により持続可能な食糧確保も約束されていた。


しかし、農業科学技術国際評価(IAASRD)が発表した最近3年間の食糧安全保障に関する報告書によれば、南北農家の暮らしは悪化の一途を辿っているという。


食糧および燃料価格の高騰や異常気象に直面し、もしIAASRDの調査結果が正しければ、今後数10年の間に持続性の中味が試されることになろう。