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INPS JAPAN   IDN-InDepthNews - UN INSIDER
|COP10特集|アフリカの飢餓克服には農民の声に耳を傾ける必要がある

 

IPS名古屋=スティーブン・リーヒ】

 

アフリカは飢えている。2億4000万人の人々が栄養不良の状態にある。そうした中初めて、アフリカの零細農民たちが、サブサハラアフリカの食糧問題をどのように解決すべきかについて意見を求められている。しかし彼らの回答内容は、資金の大半をビル&メリンダ・ゲイツ財団による助成を得て国際的に実施に向けた努力が進められている「アフリカ緑の革命」を直接的に否定するものとなっているようだ。

10月16日の「世界食糧デー」にマルチメディア誌上で公表された報告書によると、西アフリカの家族経営の農民達は、次のような希望を語ったという。つまり、新たなハイブリッド種子や化学肥料や農薬ではなく、地元の種子を使用したい。貴重な現金を化学物質に費やすことを避けたい。そして最も重要なポイントとして、公的な農業研究を彼らのニーズに合ったものとしていきたい。という内容である。

│開発│「小さいことには意義がある」

IDN-InDepth News=グローバルデスク】

 

約5億人の小農が世界の食料生産の20%を支えており、世界人口の3分の1にあたる20億人が小農の生産に依存している。ここで言う小農とは、1日2ドル以下で暮らす農民たちのことである。

しかし、国連農業開発基金(IFAD)のカナヨ・ヌワンゼ総裁は、「食料安全保障と貧困への解決策として、小農の存在にますます焦点が当たるようになってきている。」と語る。

|環境|インド|気候変動対策にいち早く取り組む女性農家たち

【ザヒーラバードIPS=ケヤ・アチャル】

 

インド南部の内陸乾燥地帯に広がる75の村でサンガス(sanghas)と呼ばれる村単位での集団である女性5,000人が地球温暖化に対処する一環として化学肥料を使わず、過剰に水を必要としないオーガニック農法を実践している。

インドでは農業が温室効果ガス排出の28パーセントを占める。水田や畜牛から排出されるメタンと、肥料から出る亜硝酸化物が主である。国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の2007年の報告によると、インドの降水パターンは数日間にわたる豪雨が増えるなど変動が激しくなると予測されており、それが直接農業の混乱をもたらすだろうとしている。気温が摂氏0.5度上昇すると1ヘクタール毎に0.45トン、小麦の生産量が減るという。

|メキシコ|遺伝子組み換え問題で揺れるトウモロコシ発祥の地


【メキシコシティIPS=ディエゴ・セバジョス】

トウモロコシ発祥の地であるメキシコは、1999年の遺伝子組み換え(GM)トウモロコシの実験栽培禁止令を解除した。この政府決定に活動家や農民は憤慨している。GM作物は多収穫性、除草剤や病気の耐性などを遺伝子操作により付加したもの。反対派は多国籍企業による市場の独占と、9,000年前からある在来種の多様性の危機を警告している。

GM
トウモロコシの実験栽培への投資を待ち望んでいたアグロバイオ・メキシコ代表のF.サラマンカ氏は「活動家は農民の保護を主張しているが、良識が勝利した。実験栽培は北部のみで許可され、多様な在来種が栽培されている南部では許可されないため、遺伝的多様性の保護は配慮されている」とIPSの取材に応じて語った。

|農業・アフリカ|「取り戻そう分かち合いの文化」ガスル・ムブル氏へのインタビュー

【ナイロビIPS=テルナ・ギューズ】

 

アフリカの緑の革命(AGRA)は、ウェブサイト上で、アフリカの総体的食糧安全保障および生計は世界でも特異な悲劇的状態にあると述べている。同問題に取り組むAGRAプログラムは、本当にアフリカに適したアプローチなのだろうか。

同計画に異議を唱える人々は、同プログラムはアフリカの食糧生産の核をなす零細農家ではなく商業的農業に寄与するもので、作物の多様性、伝統的農業知識の喪失をもたらすと主張している。同問題について、ナイロビを拠とする文化エコロジー研究所のガスル・ムブル所長に聞いた。

│食料│栄養不良問題に特効薬なし

 

【ローマIPS=クリスティン・パリッツァ】

 

途上国では、毎年、5才未満の児童約500万人が栄養不良のために死亡している。しかし、食料援助は、栄養価の低い炭水化物からほぼ成っており、状況を改善するために必要な、バラエティに富んだ食事を提供することができていない。

人道援助団体「国境なき医師団」(MSF)は、そのため、食料安全保障を促進し、世界を飢餓から救う食料援助の質を改善することを求めている。しかし、栄養不良の問題に対する長期的な解決策を与えようとすれば、アフリカ政府が小規模農業に投資して、食料の自律をもたらす必要がある。

|ガーナ|届きそうで届かない米農家の市場参入

【アクラIPS=フランシス・コクツェ】

 

去年ガーナの首都アクラで米農家たちは外国からの米の輸入を許可し国内農家の生計を壊している政府に抗議のデモを行った。デモに積極的に参加している1人であるガーナ労働組合会議のGeneral Agricultural Worker’s Union(GAWU)副書記長Edward Kareweh氏は、米の規制緩和政策をガーナ政府に取らせた結果、国内米農家への補助金を廃止につながったとして世界銀行と国際通貨基金を非難している。

1980年代までは米農家だったKareweh氏はIPSのインタビューに応じ、政府が輸入米を許可した結果、米で生計を立ててきた北部地域の経済を圧迫している、と言う。

│女性│女性農民を想う

【ローマIPS=サビーナ・ザッカロ】

 

世界中で増加している女性農民の発言権を確保するという使命を背負って、新しい国際農業開発基金(IFAD)の代表が就任した。IFADには世界165ヶ国が加盟している。

代表に就いたのはナイジェリアのカナヨ・ヌワンゼ。パキスタン、ドイツ、イスラエル、ニジェール、インド出身の候補者を破って当選した。任期は4年。


IFAD
の専門家によると、世界的な統計は不十分だが、この10年間で女性農業労働者は3分の1増えたという。また、アフリカでは、小規模農家の3割ほどが女性によって運営され、食料全体の6~8割が女性によって産出されている。

|ブルキナファソ|記録的な豊作でも穀物不足

【ワガドゥグーIPS

 

ブルキナファソの市場では穀物が不足している。2008~2009年の大豊作が発表されるや否や、近隣諸国の業者がブルキナファソに殺到して買っていったからだと市場関係者はいう。

十分な降雨と政府からの補助金により、今期の穀物生産は420万トンに達し、71万7,000トンの余剰がでた。それでも価格が下がることはなく、上昇し続けている。いつもは輸入される穀物が、ガーナ、マリ、
コートジボワールなどに輸出されているためだと考えられる。

|開発|食糧サミット-懸念は示すも、具体案なし

 

【マドリードIPS=チトー・ドラゴ】

 

1月26、27両日に開催された国連とスペイン政府主催の『食糧安全保障に関するハイレベル会合(食料サミット)』には、100カ国の政府、市民団体、労組、民間企業、学界、国際機関、援助機関などが参加した。世界で飢餓に苦しむのは10億人。とりわけ南の開発途上国に集中している。会議ではこの問題について議論を深め、調整メカニズムを作り上げるために昨年6月のローマにおけるハイレベル会合以来の進展を振り返った。

会議は具体策を打ち出すことができず、宣言の中で、各国政府と国際機関に約束した援助の履行を要請するにとどまった。