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INPS JAPAN   IDN-InDepthNews - UN INSIDER
|ユニセフ|資金不足で数百万人の子どもへ支援の手が回らず

UNICEF's funding shortfall could leave millions of children like these searching for a living in garbage. Credit: Ashfaq Yusufzai/IPS

【ブリュッセルIPS=バリ・ベイツ】

 

もし国連児童基金(ユニセフ)に12億8000万ドルの執行予算があれば、世界でさらに9700万人の人々に支援の手を差し伸べることが可能だったであろう。

例えば十分な予算があれば、ユニセフは、旱魃に伴う飢饉に見舞われているエチオピアの500万人の子供達の惨状を緩和し、ケニアの36万人の子供達にまともな教育を受ける機会を提供し、深刻な栄養失調に苦しむマダガスカルの16,000人の子供達を診察することができただろう。また、220万人のソマリアの子供達に安全な水を供給し、100万人の南スーダンの子供達に基本的ヘルスケアを提供することも可能だったはずである。

|ハイチ|報告書が明らかにする震災後の「サバイバルセックス」の実情

 

【ニューヨークIPS=カンヤ・ド・アルメイダ】

 

ハイチには2010年12月の大地震の被災者が暮らす仮設キャンプが未だに多く残っている。両親を失い3歳の娘を抱える18歳のカテリンさんも、瓦礫が散乱するCroix Deprezキャンプで飢えと隣り合わせの生活を余儀なくされている難民の一人である。

身寄りがないカテリンさんは、子どもと生きていくために、僅かな食べ物や現金と引き換えに年上の男性に体を売って飢えをしのいでいる。しかし顧客の男から殴られたり暴行を受けることは日常茶飯事で、中にはコンドームの装着を拒否されたり、一晩過ごした後に支払いを拒否されることもしばしばだという

カテリンさんは、いつか学校に戻り、将来的には娘の教育費を貯蓄できるようになることを夢見ているが、「でも子供がお腹を空かせて泣けば、私はこの子を食べさせるために何でもしなければならないの。」と、諦めがちに語った。

女性をとりまく深刻な人権侵害の実態が明らかになる

Rajpat Dhingra via Wikimedia Commons

 

【ベルリンIDN=ユッタ・ヴォルフ】

 

新たに発表された女性・女児の保護状況に関する報告書によると、性的暴行、差別、人身売買、性的搾取等の人権侵害に晒されるリスクが「極めて高い」国は、全世界197カ国のうち、実に40%以上に及んでいる。

リスク分析を専門とするメイプルクロフト社が出した「女性・女児の人権インデックス(WGRI)」によると、「極めて高い」に分類された国は80カ国で、その内訳は、サブサハラアフリカ地域の33か国、ほぼ全ての中東諸国、北アフリカ地域、及び多くの新興経済国であった。

|カメルーン|娘を「守る」ために胸にアイロンをかける?

 

Dr. Sinou Tchana, whose mother tried to iron her daughter【カーディフIPS/SNS=エヴァ・フェルナンデス・オルティス】

 

「神さま、どうか私の胸を無くしてください。」ジョイス・フォーガブはブレスト・アイロニングに苦しめられた数か月の間、この言葉を毎晩唱えて神に祈ったものだった。カメルーンで4人に1人の母親が娘に施術しているこのぞっとするような慣習は、女性としての性的な発達を遅らせることを意図したものである。

ジョイスがブレスト・アイロニングの洗礼を受けたのは8歳の時であった。「母は平らな石を拾ってきて、それが焼けるまで数分間火に炙ったの。彼女はその石がとっても熱いことを知っていたから、自分の手は保護していたわ。そして石を持つとそれを私の胸に押し当てて、しっかりともみほぐしたの。私はあまりの痛さに家を飛び出したの。とてもおぞましい経験だわ。」と今は25歳になったジョイスは当時の経験を振り返った。

|イエメン|「ノルウェーのノーベル賞委員会は異例の判断をした」とUAE紙

 

【アブダビWAM

 

「中東全域を席巻した『アラブの春』運動は民主主義と人権の尊重を求める一般の男女によって支えられてきたものだが、こうした努力が、タワックル・カルマン女史のノーベル平和賞受賞によって力強い支持を得ることとなった。」とアラブ首長国連邦(UAE)の英字日刊紙が報じた。

人権活動家でジャーナリストのカルマン女史は、アラブ世界で初のノーベル平和賞女性受賞者となった。

女性と女子の力を解放する

 

【ワシントンIPS=カンヤ・ダルメイダ】

 

ケニアのエヌーサエン村に生まれたカケンヤ・ヌタイヤは、もし母親が、地元の学校に娘をやると強く主張してくれなかったら、5才で婚約し、13才までに結婚することになっていただろう。

カケンヤ
は成長すると、父親に「もし高校卒業まで就学を許してくれたら、割礼を受ける」と説き伏せ進学の許可を得た。さらに村の長老たちと交渉して、大学入学のために米国に渡ることを認めさせた。

「私は米国の大学に入って初めて、性器の切除が違法であること、私には権利があること、そして私たちの生まれながらの権利を守る用意のある人々がいることを知ったのです。」とカケンヤは9月12日にワシントンDCで開催された会議で、人権活動家たちを前に語った。

|イラク|女性の人身取引が増加

Al-Battaween, the red light street in Baghdad. Credit: Rebecca Murray/IPS

【バグダッドIPS=レベッカ・ミュレー】

 

公務員たちにレイプされたとき、ラニアは16才だった。サダム・フセインがシーア派居住地域であるイラク南部に対する弾圧を進めていた1991年のことだった。「私の兄弟が死刑宣告されていて、彼らを救うための方法が私の体を捧げることだったのです」とラニアは語った。

「家族を恥にさらした」という評判に耐えられなくなったラニアはバグダッドに逃れ、赤線地帯で働き始めた。

軍事占領と宗派間抗争により国家機能が崩壊し、貧困から家族、近隣同士の絆が引き裂かれたイラクでは、売春と人身売買が伝染病のごとく広がりをみせている。イラクでは2003年(米軍を主体とした有志連合軍によるイラク進攻)以来、10万人以上の市民が殺害され、推定440万人のイラク人が難民となったとみられている。

|北朝鮮-中国|人妻として売られる脱北者達


【ソウルIPS=アン・ミヨン】


脱北して中国側の国境の街に逃れる北朝鮮人の数は増加しており、女性の数が男性を上回っている。「過去数年間で中国に脱北した北朝鮮人の数は約200,000人に及ぶがその7割を女性が占めている。」と自らも亡命経験があり現在は脱北した同胞の人権擁護にあたっているキム(Kim Tae Jin)氏は語った。

北朝鮮
の男性の場合、現地に不案内なことから警察当局に密告され北朝鮮に送還されるリスクが高いため脱北を躊躇するものが少なくない。キム氏は、「さらに、少ない仕事を中国人と競っても北朝鮮の男性にほとんど勝ち目がないのです。」と語った。

対照的に北朝鮮の女性たちは、若い者であれば、国境地帯の中国側農村で農夫の嫁として売られたり、より年配の者は、レストランやカラオケルームなどで働いている。「私たちは、脱北した北朝鮮女性の約80%が中国人男性に売られているとみています。彼女たちは、中国に越境後は、北朝鮮への強制送還を恐れるあまり、どんなにひどい扱いをうけても声を潜め、命令に従う傾向にあるのです。」とキム氏は語った。

│エジプト│愛する権利すらも奪われた女性

Abeer Fakhry

【カイロIPS=エマド・ミーケイ】

 

エジプトの若いキリスト教徒女性アビール・ファクリ(Abeer Fakhry)さんは、ただ暴力的な夫から逃れて、自分を愛してくれる男性と一緒にいたいだけだった。しかし彼女は、いつのまにか、自分の家族から追われ、コプト教会(キリスト教東方諸教会の一つ)から追われ、イスラム原理主義集団から追われ、最後にはエジプト軍に追われる存在になってしまった。

│タイ│学問の自由の試金石となる王政論議

【バンコクIPS=マルワーン・マカン-マルカール】

 

タマサート大学の歴史学教授ソムサック・ジェムティーラサクル氏(53歳)は、タイ社会のタブーに触れたことから、昨年12月の中旬以来、様々な非難・中傷に悩まされている。彼のやったことは、タイの国体である王政に関して異なる見方を提示しようとしたことである。

ソムサック教授が12月10日の憲法記念日の講演で言及したのは、不敬罪を規定した刑法112条の見直し、特権を持った枢密院の役割の見直し、王政に関する「一方的見方」を刷り込む教育の見直しなどであった。

本人は、決して王政転覆を狙ったものではないと語る。「私はただ、変化する世界とともに王政も変わる必要があるということ、そして、人々がそれについて自由に討論する必要があるという自分の主張を述べただけです。」とソムチャック教授は語った。