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INPS JAPAN   IDN-InDepthNews - UN INSIDER
|ネパール|爆発物が子供たちの命を奪っている

【カトマンドゥIPS=アキレシュ・ウパダイ】

 

ネパール治安当局と毛沢東派共産ゲリラの戦闘の中で多くの即席の爆弾や地雷が使用されており、それらを「玩具」と認識して近づく子供たちの多くが犠牲となっている。

ネパールでは1996年に毛沢東派共産ゲリラが王政の廃止と共産党一党支配による共和国の設立を目指して「人民革命」を開始して以来、約1万1,000人が内戦の犠牲となっており、その内、500人(その4分の1が子供)が即席の爆弾、地雷により命を奪われている。ネパール軍は、少数の兵士を配した全国の兵舎が相次いでゲリラの襲撃を受ける中、地雷が最も効果的な防衛策と認識しており、ネパール政府もこのような国内事情を受けて地雷の廃絶を謳ったオタワ議定書(134カ国が批准)に加盟していない。

「下痢が原因で1日に40人の子供が命を失っているネパールで、地雷による犠牲者数は比較的少ないが、地雷はこれから長年に亘って、世代を超えて人々の命を奪っていくだけに、子供たちへの新たな脅威として危機感をもっていく必要がある。」と内戦の犠牲となった子供たち支援に従事するユニセフ代表は語った。ネパールの子供たちの日常を突然奪う爆弾、地雷の問題を報告する。

翻訳/サマリー=IPS Japan浅霧勝浩

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|ネパール|国内難民、国際社会からの支援の手を待ち望むいる

|ネパール|人権|学童達、内戦の矢面に立たされる

【ニューデリーIPS=シュレンドラ・プーヤル】

 

ネパール南部サーラヒ地区サルナス村の当時小学4年生シバ・カドラが学校を辞めてネパール-インド国境を越えた背景には、毛沢東派ゲリラと政府軍双方に対する恐怖心があった。15歳になったカドラは、現在、インドの首都デリーでウェイターとして働いている。

1996年に始まる反政府ゲリラと政府軍の戦闘は既に9年に及ぶが、「人民革命」を標榜する毛沢東派ゲリラが学校をリクルートグランドとして位置づけ(荷物運び要員、スパイ、密告者、爆弾仕掛要員、兵士として徴用)、児童たちに政治集会への参加を強要する一方で、政府軍は関与した児童を反乱軍の一部として取り締まりの対象(100人以上を逮捕)とするなど、ネパールの児童達は内戦の矢面に立たされている。

児童達に迫られている選択肢は(1)国王不在の共和国建設を志向する毛沢東派ゲリラに加わるか、(2)比較的安全なカトマンズやポカラに避難するか、(3)或いは国境を越えてインドに避難するかのしかないのが現状である。現在インドに暮す新卒の若者を含むネパール青少年数は20万人を超えると推定されている。

翻訳/サマリー=IPS Japan浅霧勝浩

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|ネパール|女性ボランティアが活躍する

|ブラジル|家庭内暴力|限界を試される女たち

【リオデジャネイロIPS=マリオ・オサバ】

 

ここはリオデジャネイロ市が運営する女性保護施設「Maria Haydee Pizarro Rojas shelter」。命の危険に晒され保護・収容された3人の主婦に取材した。

1人は夫が放った2発の銃弾を頭部に受けながら奇跡的に助かった者、2人目は「夫の殺人予告は本物」との友人の忠告でやっと夫から逃げてきた者、3人目は夫のみならず夫の兄、義母も加わった暴力で病院に収容され、そこで救済された者……。人口約1億8000万人のブラジルでは年間約210万人の女性が家庭内暴力の犠牲となっている(Perseu Abramo Foundationの推計)。「ブラジルの家庭内暴力の背景には、Machistaと呼ばれる男性が女子供を支配するような行動を許容する性文化があり、女性に対する暴力を効果的に削減していくためには、ブラジル社会そのものを再教育しなければならない」と、女性保護施設担当のマリア・エディテ・ダンタスは語った。

翻訳/サマリー=IPS Japan浅霧勝浩

|欧州連合|人権|EU新加盟国、男女平等参画に向けた政策の実態を酷評される

【ブリュッセルIPS=ステファイニア・ビアンキ】

 

多くの中欧・東欧諸国が欧州連合に加盟して1年、加盟が契機となって男女平等参加社会の実現に向けた法律の改正などが実現したが、必ずしもそのことが日常生活におけるそれまでの男女の生活のあり方を(法律が目指すような方向に)変化させることはなかった。

Open Society Institute
(OSI:ジョージ・ソロス会長)が5月4日、ブリュッセルの欧州議会で発表した報告書によると、昨年5月にEU加盟を果たした10カ国(キプロス、チェコ共和国、エストニア、ハンガリー、ラトビア、リトアニア、マルタ、ポーランド、スロバキア、スロヴェニア)において女性が直面している男女格差には、就業機会の格差、賃金格差、政界に占める女性議員比率の低さなどが指摘されている。

翻訳/サマリー=IPS Japan浅霧勝浩

関連記事:

平和と民主主義が常に共存するとは限らない(ブトロス・ブトロス-ガリ)

|アメリカ大陸|ジェンダー問題をサミット議題に載せるための闘い

【ブエノスアイレスIPS=マルセラ・バレンテ】

 

第4回米州サミット(11月4日・5日、アルゼンチンのMar del Plataで開催予定)にアメリカ大陸各地の女性のニーズや要求を反映させることを目的に、各国の女性団体の代表が4月にブエノスアイレスに集結し、米州ジェンダーフォーラムを開催した。

米州サミットは本質的にはFTAA(米州自由貿易圏)の創設を協議する場であるが、経済統合に関する米国と他の一部参加国の対立が続く中、より幅広いテーマも包括しながら協議が続けられてきた。(第4回サミットの公式テーマは「貧困に立ち向かい民主的統治を強化するために仕事の創出に努める」)同フォーラムはサミットに向けた市民社会組織(CSO)の参加を促す目的で開催が予定されている一連の会合の第1弾となるものである。

翻訳/サマリー=IPS Japan浅霧勝浩

|ネパール|健康|女性ボランティアが活躍する

【カトマンズIPS=マーティ・ローガン

 

ショバ・バラルは手際よく小さな男の子の頭を後ろに傾け、もう一方の手で涙の形をした赤のカプセルから数滴を搾り出し男の子があんぐりと開けた口の中に落とした。そして同僚のイシュウォリ・バラルは、噛むことが出来る錠剤を口の中に入れた。

この2人のサリを身に纏った女性たちは、こうして一人の子供が生き残るチャンスを引き上げたのだった。ネパールでは子供人口の半数以上が栄養失調に苦しんでおり年間約75,000人が死亡している。さらに9年間に及ぶネパール政府と毛沢東派ゲリラの抗争は約11,000人の犠牲者を出し、依然として頻発する爆弾攻撃、道路封鎖は、子供たちの保健所へのアクセスを困難にしている。こうした中で、バラル達ほか約48,000人の女性コミュニティーヘルスボランティア(FCHV)の活動は、子供たちの将来に一条の光をもたらしている。(原文へ

翻訳/サマリー=IPS Japan浅霧勝浩

|健康|エイズは、特にアフリカでは女性の顔を装う

 

【国連IPS=タリフ・ディーン】

 

国連のエイズ問題のアフリカ担当官スティーブン・ルイスは、いつもの通り、アフリカ大陸で猛威を振るうHIV/AIDSが引き起こす数々の死と惨状にまつわる話を携えてニューヨークに戻ってきた。

彼は言う、「世界的な流行から20年、エイズは今も、『女性の顔』を装っている」HIV/AIDS感染は、知らぬ間に潜行して特に女性と若い少女達の命を奪っている。世界ではHIV/AIDS感染者の半数は女性であるが、サブサハラアフリカでは57%にのぼる。(原文へ

翻訳/サマリー=IPS Japan浅霧勝浩

|ニジェール|100ドル支援事業:女性性器切除根絶までの道程は遠い

 

 【ニアメイIPS=オウセイニ・イッサ】

 

「両親から受継ぎ長年従事してきた職業を放棄することは容易なことではない。しかし、一旦、その仕事が他の人々に深刻な苦痛を与えているということが理解できたら、辞めなければいけません。」と、2003年まで女性の性器切除を家業としてきたサルモウ・ヒマドウは語った。

彼女はニジェールのNGO“Niger Committee on Deadly Traditional Practices”による働きかけ(性器切除の引き起こす深刻な問題や事例を説き、他の職業での再出発を支援するために100ドル相当の貸付を行うもの)に応じて新たなスタートをきった一人である。ニジェールでは2003年に性器切除が法的に廃止されたが、長年の慣習に根ざした習慣のため他のアフリカ諸国と同様(UNICEFによるとアフリカ全体で屋約1億3000万人の女性が性器切除を受けている)、依然として広範囲で行われているのが現状である。性器切除は、少女達に苦痛と精神的トラウマを強いるのみならず、多くの場合非衛生な環境のもとで実施されるため感染症、フィステューラ(fistula:ろうこう〈尿ろう・糞ろう〉――女性器と膀胱または直腸の間が繋がり漏尿や漏糞となり、社会から差別の対象となることが多い)、HIV/AIDS感染(切除に使用される鋭利な刃物を複数の女性に使用するため)等の原因ともなっている。一方で、性器切除は女性の貞操保護、宗教的理由、成人になる儀式など厚い慣習のベールで守られており、根絶に向けた道程はなお遠い。(原文へ

翻訳/サマリー=IPS Japan浅霧勝浩

 

|カンボジア|終戦から25年、いまだ貧困にあえぐ戦争未亡人

 

【バッタンバンIPS=サム・リス】

 

1975年から79年までクメール・ルージュ(KR)の支配下で大虐殺を経験したカンボジアでは、1998年時点の政府調査で成人女性の5.2%が未亡人となり、全世帯の4分の1が母子世帯であった。母子世帯の割合は現在19%に減少したが、大量の成人男性が亡くなって男女比のバランスが崩れたことで、残された未亡人は大家族の稼ぎ手として筆舌に尽くしがたい苦労を重ねている。

北部オカンボ村のファン村長によれば390世帯のうち91世帯が未亡人を家長とし、負債を抱えながら、農業に携わって毎日を凌いでいる。スレイ・ラ(65才)の夫は11人の子供を残して1978年に亡くなり、ラ自身もKRに殺されかけた。現在、9人の子供が結婚し、孫が33人。毎朝4時に起床し、歩いて10キロ先の畑に行きスイカを栽培する。300キロの米の収穫は地代となり、スイカの収入も借金の返済に費やされ、自由に動くことができること意外、生活ぶりは戦時中と変わらない。

国際女性デー、性奴隷にとっては絵に描いた餅

 

【パリIPS】年間数百万人に及ぶ欧州への旅行者のうち、数十万人が性奴隷という身の上となっている。彼女たちにとって、国際女性デーは、ほとんど何も意味しない。

「この問題における数字については実に慎重を期す必要があります」と、フランス人弁護士でこの度出版された人身売買と性奴隷をテーマとした本の著者マティアダ・ンガリピマ氏は、IPSの取材に答えて語った。「しかし、性的搾取に反対して活動しているほとんどの多国籍機関やNGOも、欧州においては年間20万人から50万人が非合法な人身売買組織の犠牲者となっているという点で合意している」