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INPS JAPAN   IDN-InDepthNews - UN INSIDER

│アルゼンチン│軍事独裁政権下で行方不明となった子供をテレビで追跡

【ブエノスアイレスIPS=マルセラ・ヴァレンテ】

 

1977年、軍事独裁政権の政治犯強制連行により行方不明となった子供達の捜索を目的に結成されたグループGrandmothers of the Plaza de Mayo(マヨ広場のおばあさん)は、国連子供人権会議における「身元を知る権利」の採択に大きく貢献。今やその活動を、教育現場に拡大している。

軍事独裁政権下(1976-83年)で姿を消した人の数は、政府発表で約1万1,000人、人件擁護団体発表で約3万人。親と共に連行された子供、また強制収容所で生まれた子供は500人を超えると言われる。同団体は、これまでに75人の子供たちの身元を確定しているが、いまだ多くの子供が、里子に出されるなどして、誘拐犯たちが押し付けた偽りの身分で暮らしており、血の繋がった祖父母の顔さえ知らない。

 
Plaza de Mayo
の教育担当責任者は、「子供達が里親と幸せに暮らしていれば問題はないと考えがちだが、そこには重大な人権侵害が存在することを忘れてはならない。失踪した子供達の捜索に必要なのは、明確な歴史認識を持ち、自己確立の権利を理解する社会である。我々は、同権利の擁護には教育が不可欠と考え、学校に赴き軍事独裁政府の行ってきたことを伝えている」と語っている。彼女はまた、「将来的には、文化の多様性や移民がそれぞれの出身国の文化を誇りとする権利といった広い意味での自己確立の権利を教えることを理想としている」と語っている。

同団体の教育活動はこれまで、ブエノス・アイレスに限られてきたが、先月から全国向けテレビ教育番組「Foro 21」の放映を開始。また、教育省および専門家の支援を得て、全国の学校に配布するためのビデオ、パンフレットも作成した。教育省は、アルゼンチンの近代史概要を盛り込んだパンフレットと共に、教師のための学習指導要領も配布しているが、地方政府の中には、これを拒否するところも出ている。Grandmothers of the Plaza de Mayoの活動を報告する。(原文へ

翻訳/サマリー=IPS Japan浅霧勝浩