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INPS JAPAN   IDN-InDepthNews - UN INSIDER

|ニジェール|100ドル支援事業:女性性器切除根絶までの道程は遠い

 

 【ニアメイIPS=オウセイニ・イッサ】

 

「両親から受継ぎ長年従事してきた職業を放棄することは容易なことではない。しかし、一旦、その仕事が他の人々に深刻な苦痛を与えているということが理解できたら、辞めなければいけません。」と、2003年まで女性の性器切除を家業としてきたサルモウ・ヒマドウは語った。

彼女はニジェールのNGO“Niger Committee on Deadly Traditional Practices”による働きかけ(性器切除の引き起こす深刻な問題や事例を説き、他の職業での再出発を支援するために100ドル相当の貸付を行うもの)に応じて新たなスタートをきった一人である。ニジェールでは2003年に性器切除が法的に廃止されたが、長年の慣習に根ざした習慣のため他のアフリカ諸国と同様(UNICEFによるとアフリカ全体で屋約1億3000万人の女性が性器切除を受けている)、依然として広範囲で行われているのが現状である。性器切除は、少女達に苦痛と精神的トラウマを強いるのみならず、多くの場合非衛生な環境のもとで実施されるため感染症、フィステューラ(fistula:ろうこう〈尿ろう・糞ろう〉――女性器と膀胱または直腸の間が繋がり漏尿や漏糞となり、社会から差別の対象となることが多い)、HIV/AIDS感染(切除に使用される鋭利な刃物を複数の女性に使用するため)等の原因ともなっている。一方で、性器切除は女性の貞操保護、宗教的理由、成人になる儀式など厚い慣習のベールで守られており、根絶に向けた道程はなお遠い。(原文へ

翻訳/サマリー=IPS Japan浅霧勝浩