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INPS JAPAN   IDN-InDepthNews - UN INSIDER
|スリランカ|茶農園の労働力不足

【コロンボIPS=フェイザル・サマト】

 

かつてスリランカの特産品であり、輸出額第1位を誇った紅茶が、もはや国の経済問題の解決策ではなくなってきた。1960年代に始まったインド系タミール人の大量追放以来、プランテーションの労働者不足が深刻になったためである。

記事本文1964年10月、インドとスリランカはスリランカのプランテーションで働く「インド系タミール人」60万人を段階的にインドへ送還するという協定を結んだ。37万5,000人はスリランカの市民権を得たが、その多くはスリランカ北東部の「スリランカ系タミール人」が優勢な地域に移った。


茶農園に残った人々の中でも、茶摘みの仕事を子供が受け継ぐという習慣が失われている。さまざまなチャンスが広がり、大学に進んで医者などの職業に就く農園労働者の子供もいる。

|エジプト|労働者の反乱、功を奏する

 

【マハラ・エル・コブラIPS=エマド・メカイ】

エジプト北西部にあるアル・マハラ繊維公社の労働者は、会長のボーナス支払い停止決定に抗議し5日間のストを決行した。ムバラク政権の度重なる圧力で弱体化していた労働組合にとって、ストライキは1988年以来初のことである。

労働者は、年額35ドルという小額ボーナスの支払いを停止するのは、世界銀行の民営化提案に従い入札企業の便を図るためだとして、直ちに抗議行動を開始。集会では、数千人の労働者が会長の名前が書かれた棺を担ぎ、会長退陣と役員/業績の調査を要求した。

中印両国、ヒマラヤ貿易ルートを再開通

 

【ナトゥラIPS=ジグメ・カジ】

中国・インド両国が、1962年の中印国境紛争以来停止されていたヒマラヤ山脈越えの貿易ルートを、44年ぶりに再開させた。現在のところ、インドのシッキム州(1975年にインドが王政を廃止し1州として同国に編入:IPSJ)と中国のチベット自治区の地域間交流という形をとっているが、近い将来、両国間の大きな貿易関係に発展することが期待されている。

中印関係は、決して良好ではなかった。両国間に国境紛争があるのみならず、チベットの宗教指導者ダライ・ラマがインドを亡命先としていたこともその理由のひとつだった。

EUと中南米、協力それとも搾取?

【ウィーンIPS=ジュリオ・ゴドイ】

 

第4回EUラテンアメリカ/カリビアンサミットが、ウィーンで開催される。議題は、自由貿易、麻薬/組織犯罪/テロ対策、科学/技術/エネルギー問題が主となるが、両地域間の経済格差、ラテンアメリカ諸国間の結束の欠如などから、具体的成果は期待薄である。

EC
の外交・欧州近隣政策担当コミッショナーは先月、相互理解と新たな対話/機会の創造を謳ったEUの対ラテンアメリカ/カリビアン関係強化戦略を発表したが、欧州/ラテンアメリカの非政府団体は、「国家開発援助および協力は、ラテンアメリカの資源の吸い上げ」と批判。ブラジルのLandless Rural Workers Movementのペドロ・ステディレ氏は、「15年に亘るネオリベラル自由市場政策の結果、ブラジルの天然資源、樹木、水、種子までもが多国籍資本に支配されてしまった」と語っている。

スーダンの貧しい露天商

【ハルツームIPS=ノエル・キング】

 

スジー・ベルナルドは、夜明けとともにスーダンの首都ハルツームの路上で飲み物を売り始める。地方のスラムからバスに揺られやって来て、40度を超える気温の中で、釜を炊いて茶を売る。

ハルツーム露天商の多くは内戦避難民で、スーダンの影の経済の一部を構成している。しかし、商いをするには許可証が必要だ。ベルナルドは、「5人の子供と病気の夫を養うため商売をしているので許可証が買えず、既に3回逮捕された」と言う。

1日に何度も警察が見回りに来ては、笛を吹き警棒を振り回し違反者を取り締まる。運が悪ければ逮捕され、商品は没収される。スーダン女性組合のシデカ・ワシは、「スーダンは古いイスラム文化に支配されており、女性が外で男性客と話しをするのは罪悪であるため、女性露天商ほど警察の標的になりやすい」と言う。また、「逮捕された女性の中には、刑務所で強姦されたと訴える者もいる」と言う。

アフリカ、中国への称賛と警戒

【プレトリアIPS=モギヤ・ンドゥル】

中国の目覚しい経済成長への関心が高まり、南アフリカ共和国のステレンボッシュ大学中国学センターのM.ディビーズ所長には講演の依頼が増えている。ディビーズ所長は、世界の製造業を担い貧困を削減した中国から、アフリカ諸国は学ぶべきだと考えている。

同所長は南アの首都プレトリアで開催された、「中国の成長:南アフリカ開発共同体(SADC)の貧困削減への意味合い」というテーマの会議で講演を行なった。中国の経済成長とは対照的に、世界銀行によると、アフリカ大陸に住む8億人の半分が1日1ドル以下で生活している。

会議を主催し、中国とアフリカの貿易を監視しているNGO、南アフリカ地域貧困ネットワーク(SARPN)のN.Ngwira氏は、中国の発展を称賛する一方で「アフリカの資源と市場に関心を持つ中国と協調した関係をもつべき」と考えている。2005年には主にスーダンからの石油の輸出で中国とアフリカの貿易は拡大した。またSARPNによると、中国は1970年代からアフリカに医師と農業技術者を派遣して医療活動と農業指導を行ってきた。

西側諸国の主要な武器売却先、アラブ首長国連邦

【国連IPS=タリフ・ディーン】

エネルギー資源豊富なペルシャ湾岸の国・アラブ首長国連邦UAE)は、この5年間にわたり、米国から64億ドル、フランスから20億ドル、計84億ドルの兵器を購入している。そのほとんどは最新型の戦闘機だ。80機の米国製F-16E/F戦闘機の引渡しは、2007年にならないと完了しない。この契約は、中東国家相手の単一の兵器移転契約としては最大のものであり、2000年3月に結ばれた。

2月中旬、UAE[を構成する一首長国であるドバイ首長国]の保有する企業が米国の6つの港の管理権を取得しようとし、これを阻止する動きが米国内に起こった。しかし、ジョージ・ブッシュ大統領はこの動きに対して拒否権を発動するとの牽制をかけている。こうした大統領の態度は、米・UAEの政治的・軍事的関係の重要性を物語っている。

世界経済フォーラム‐WEFが熱い視線を注ぐ中国とインド

 

【ジュネーブIPS=ガスタボ・カプデヴィラ】

 

世界経済フォーラム(The World Economic Forum: WEF)は、毎年スイスのリゾート地ダボスで開催される年次総会を主催する世界の巨大企業の代表や政治家らによる私的な組織であり、今年は世界の経済大国として中国やインドの経済成長に重点を置くとしている。

水曜日、ジュネーブで1月25日~29日の集会の計画を公表するために開催された記者会見で、WEF創始者で最高責任者であるクラウス・シュワブ(Klaus Schwab)氏は、今後の重要課題は『西洋から東洋への経済力のシフト』であると述べた。

|スワジランド|牛を商品化する試み

【ムババネIPS=ジェームズ・ホール

 

「牛は多くの農民にとってペットのようなものです。彼らは牛に名前をつけて可愛がり、牛がかなり高齢になるまで手放そうとしません。つまり、肉屋は彼らにとっては安楽死を施す人とということになるのです。」と、マンジーニ(スワジランドの商業都市)中央市場の肉屋で働くペルシ・ムコンタは語った。

スワジランドでは、牛は伝統的に家庭の貴重な財産(特に結婚の際、新郎から新婦の両親に贈られる必須のアイテム)として大切に育てられ、屠殺は文化的な行事に限られてきた。一方、スワジ政府は欧州における牛肉需要に着目し、牛肉産業を育成していくことを目的としたスワジ農民の意識改革に取組んでいる。アフリカ南部を襲っている旱魃の影響を受けながら、全国民の3分の2が貧困ラインを下回るスワジランドが、農民の現金収入獲得の手段として取組んでいる牛を商業化する試みについて報告する。(原文へ

翻訳/サマリー=IPS Japan浅霧勝浩

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|スワジランド|中小企業は大きな希望への処方箋

 

|貿易|米国の新通商代表、内外で試練に直面する

【ワシントンIPS=エマド・ミケイ】

 

ロブ・ポートマン下院議員(49歳)(オハイオ州選出、共和党)が、米国通商代表部(USTR)代表に就任して2週目になる。

ジョージ・W・
ブッシュ政権の野心的な通商政策(新市場の開拓、貿易協定の遵守、米国の貿易法の施行、自由経済の拡大)に対する内外の支持を獲得しようと奔走しているが、国内には現在の貿易赤字に鑑み、諸外国との貿易協定が選挙区の農業に悪影響を及ぼすのではないかと懐疑的な議員達の存在がある一方、国際舞台では、これから世界貿易機関(WTO)の次期多角的貿易交渉や中南米諸国とのFTA(自由貿易協定)交渉、その前段としての中米ドミニカ共和国自由貿易協定(CAFTA-DR)、さらに米議会内に強硬意見が台頭している中国との貿易交渉等、問題が山積している。

ポートマン新通商代表が直面している現状と諸課題と報告する。(原文へ

翻訳/サマリー=IPS Japan浅霧勝浩