|貿易|米国の新通商代表、内外で試練に直面する

【ワシントンIPS=エマド・ミケイ】
ロブ・ポートマン下院議員(49歳)(オハイオ州選出、共和党)が、米国通商代表部(USTR)代表に就任して2週目になる。
ジョージ・W・ブッシュ政権の野心的な通商政策(新市場の開拓、貿易協定の遵守、米国の貿易法の施行、自由経済の拡大)に対する内外の支持を獲得しようと奔走しているが、国内には現在の貿易赤字に鑑み、諸外国との貿易協定が選挙区の農業に悪影響を及ぼすのではないかと懐疑的な議員達の存在がある一方、国際舞台では、これから世界貿易機関(WTO)の次期多角的貿易交渉や中南米諸国とのFTA(自由貿易協定)交渉、その前段としての中米ドミニカ共和国自由貿易協定(CAFTA-DR)、さらに米議会内に強硬意見が台頭している中国との貿易交渉等、問題が山積している。
ポートマン新通商代表が直面している現状と諸課題と報告する。(原文へ)
翻訳/サマリー=IPS Japan浅霧勝浩