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INPS JAPAN   IDN-InDepthNews - UN INSIDER
米国のキリスト教指導者たちがイラク問題で謝罪

 

【ニューヨークIPS=シメナ・ディエゴ】

 

世界教会協議会(WCC)米国会議議長のレオニッド・キシュコフスキー師は、WCC世界大会に集まった世界中のキリスト者に向かって、「私たちは、特別の苦悩をもって、イラク戦争への嘆きを表明します。この戦争は、人を欺き、正義と人権の国際規範を破って遂行されたのです」と語りかけた。

WCC
は1948年に創設され、現在、120カ国の340のキリスト教宗派を束ねる団体である。5.5億人の信者が傘下にいるといわれている。米国会議はそのうち400万人を占める。ローマカトリック教会はWCCに入っていないが、東方正教・福音主義教会・ルター派・英国国教会などさまざまな宗派が加入している。今回の世界大会は、ブラジルのポルトアレグレで開かれている。


米国会議の声明はこう述べる。「私たちの指導者は全米および全世界の教会指導者の声に耳を貸さず、自らの国益のために世界を支配しコントロールしようという帝国的プロジェクトを開始したのです」。


声明はまた、地球温暖化対策に不熱心なブッシュ政権を非難している。さらに、飢餓・HIV/AIDS・疾病などに対する無策を指摘し、ハリケーン「カトリーナ」後の支援に見られた人種差別主義を批判している。

怖れか法令か 報道の自由の規制

 

【ローマIPS=ミレン・グティエレス】

 

預言者ムハンマドの風刺画問題は、「表現の自由」と「宗教的感情を保護する責任」の間の論争という構図で議論されている。しかしこうした主張のそれぞれをもう少し厳密に検討する必要がある。それは両者の主張間だけでなく、それぞれの主張の中で疑問が生じているからである。

そもそも、報道の自由あるいは編集者の自制の問題だったのか。編集者による風刺画の出版反対あるいは謝罪の選択は、必ずしもイスラム教徒の宗教的感情への配慮からなされたのではない。多くの場合、怖れが編集上の判断を下す要因となった。風刺画出版後の暴力は、風刺画掲載を避けた編集者の怖れを実証したようである。


風刺画の転載で、編集者の解雇や逮捕、あるいは出版物の発行停止に追い込まれた事例も世界各地で見られた。将来、編集上の判断にこの暴力が影響を及ぼすことは疑いない。

キリスト教会がイスラムとの対話を求める

【ポルト・アレグレ、ブラジルIPS=シルビオ・フェレイラ】

 

ブラジル南部のポルト・アレグレ市で開催された第9回世界教会協議会(WCC)でもっとも口にされた言葉は「対話」だった。協議会では欧州の新聞に掲載されたムハンマドの風刺画をめぐる論争が取り上げられた。

南アフリカ共和国のノーベル平和賞受賞者、デズモンド・ツツ大司教は「声を荒げることなく対話を通じて解決を図るべき」とし、会議の3,300人の出席者全員が寛容と「宗教の民主主義」の必要性を表明した。


デンマークに端を発し、欧州から世界へと広がった風刺画問題は、中東の人々の怒りを招いて激しい抗議活動を引き起こした。暴力的な抗議活動では死者も出ている。


暴力的な活動を宗教的狭量だと非難する声も多いが、ツツ大司教は「今回の騒動は政治的な意味合いがある」と語った。宗教は宗教と無関係の問題の隠れ蓑にされることもある。欧州教会会議のコリン・ウィリアムズ総幹事(英国国教会)は、「欧州と米国のキリスト教会は協力してブッシュ政権が干渉政策を控えるよう働きかけるべき」とした。

|バルカン半島|ベオグラードのアラブ・セルビア友好協会

 

【ベオグラードIPS=ベスナ・ペリッチ・ジモニッチ】

 

セルビア社会は、オスマン帝国の影響、宗教対立といった側面が取り上げられがちであるが、これらを乗り越えて良好に運営されているのがベオグラードのアラブ・セルビア友好協会である。

アラブ・セルビア友好協会は、ボスニアや
コソボにおけるイスラム教徒迫害とは異なった様相を呈している。会員のセルビア人には、アラブ人、イスラム社会に友愛の感情を抱くだけの理由がある。

|UAE|世界記録への飽くなき挑戦は続く

 

【ドバイIPS=特派員】

 

世界で最も高い巨大ホテル、最大の発掘用乾ドック、巨大パスタ皿、巨大ステンドグラスの壁画など、UAE(アラブ首長国連邦)の保持するギネス記録の登録数は数え切れないほど多い。


9月、『Guinness Book of Records』の打ち上げパーティで、UAEは並外れたギネスブック登録数を持つことでその功績が称えられた。ドバイの広報役員Sana Raouf氏は「多くのギネス記録がUAEにより塗り替えられていることは驚くべきことだ。特にドバイは中東の中でも世界記録保持に関して最も積極的な国と言える。UAEが保持する記録のうち(チョコバーを詰めた世界最大のチョコレートボックスから、モハマドの名前を持つ人が最も多く暮らす街など)35の記録はドバイで達成されたものだ」と述べた。

ベネズエラ、米国の福音派を追放

【カラカスIPS=ウンベルト・マルケス】

ベネズエラのウーゴ・チャベス大統領は、ベネズエラ南部のコロンビアとブラジルの国境近くに住む先住民に1946年から布教活動を続けている福音派教会「ニュー・トライブ・ミッション」を追放すると全国放送の演説で宣言した。「帝国主義を広め、戦略的機密を収集し、先住民を搾取するものはベネズエラから退去させる。国際的な反応はどうでもよい」と大統領はいう。

ニュー・トライブという組織は、聖書を先住民の言葉に翻訳することを目的としている米国の「サマー言語学研究所(Summer Institute of Linguistics)」と密接な関係を持ち、アジアや中南米で活動している。1970年代から、ニュー・トライブは多国籍企業のための鉱物探鉱、先住民への強制的な改宗と文化の押し付けをするとして、左派の政治団体、環境保護主義者、先住民の組織、研究者、カトリック協会、軍隊から批判を受けていた。

ニュー・トライブ・ミッションによるアマゾンのジャングルでの活動を20年前に報告した、社会学者で環境問題専門家のアレクサンドル・ルザルド氏は、今回の大統領の決断を歓迎している。「決断は1999年の憲法改正時に制定された先住民の民族自決主義、信仰、価値観、慣習の尊重を定めた条項に適っている」とIPSの取材に応じて語った。

インドに暮らすチベット難民の若者:チベット固有の純粋な文化は脅かされているのか

【ダラムサラIPS=ソニー・インバラジ】

 

チベットの仏画の絵筆を捨て、エレキギターを手に取って弟たちとロックバンドを組んだチベット難民のJamyang(27)。「チベットの若者に、『チベットを忘れないで』と、ランゼン(Rangzen:自決、独立、自由などとさまざまに訳されているチベットの新語で、チベットの反中国の抗議運動のスローガン)を訴えていきたい」と語る。

|ラテンアメリカ|宗教|信仰を巡って分裂するラテンアメリカの先住民

【メキシコシティーIPS=ディエゴ・セバジョス】

 

ラテンアメリカ全域にわたって、夥しい数の新旧キリスト教宗派が先住民族コミュニティーの改宗、取り込みを巡って競い合う中(15~16世紀にかけてのスペイン人征服者達による暴力と破壊を伴ったカトリック信仰の強制に始まり、20世紀に入って更にプロテスタント、新興宗派の進出が顕著になった。)、先住民達は、伝統文化の喪失・否定、時には流血の惨事に発展する先住民同士の対立など深刻な諸問題が、全て「神の名のもとに」相次いでいる事態に直面している。

平和と心の安静を説きながら、他宗教対して非寛容ゆえに、時には政治・宗教的弾圧に発展し、先住民コミュニティーに多くの死傷者や難民が発生してきた経緯など、様々な外来信仰の押し付けに翻弄される原住民の実態を報告する。(原文へ

翻訳/サマリー=IPS Japan浅霧勝浩

|人権|カメルーンのピグミー族にとって踏込めない森はない

【ヤウンデIPS=シルベスタ・テチアダ

 

バカ・ピグミー族はカメルーン南部・東部の森林地帯に暮らしているが、常に移動を伴う狩猟・採集生活をしているため、彼らの集落は地図上記録されることはなく、また、カメルーン政府による人口統計にも記載されいないのが実情である。

そのため、ピグミー族には先祖代々暮す森林に対する権利をはじめ、選挙権などカメルーン国民としての権利が認められておらず、さらに現代教育から隔絶された環境に暮すピグミー族に対する都市住民や官憲の偏見、差別が、ピグミー族に森林生活での孤立を余儀なくしている側面もある。さらに、カメルーンのGDPの10%を占める木材輸出需要を背景に、森林伐採業者が、ますますピグミー族の生活圏を侵食している。(原文へ

翻訳/サマリー=IPS Japan浅霧勝浩

 

 

バルカン半島情勢、民族主義が生み出す言葉の壁

 

ベオグラードIPS=ヴェスナ・ペリッチ・ジモニッチ

 

セルビア南部サンザックに住む少数派ボスニア人イスラム教徒は、長年にわたるセルビア人政府当局との交渉の末、先月やっとボスニア語で教育を受ける権利を勝ち取ったと述べた。
 
「言語はすなわち国民のアイデンティティですから、私たちにとって重要な問題なのです」とサンザックボスニア語全国協議会のザケリヤ・ドゥゴポリャッチ氏はIPSに語った。サンザックはボスニアと国境を接するセルビア南部の地域である。しかしここに在住する約30万人に及ぶスラブ系イスラム教徒の大半は、自らをボスニア人と考えている。