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INPS JAPAN   IDN-InDepthNews - UN INSIDER
|レバノン|宗教は排他的であることを学ぶ子どもたち

【ベイルートIPS=モナ・アラミ】

 

アラブ地域は増大する宗教的分裂に悩み、それは地域の子どもたちの幸福にまで影響を増している。レバノンでは、18の宗教・宗派が憲法で認められている。これほどの多様性を誇る国は地域で他にないだろうが、これがレバノンの最大の長所にも欠点にもなっている。

キリスト教徒の母親とイスラム教徒の父親を持つベイルートの私立校の生徒マヘール(10)は、どの宗教を信仰しているのか、いつも同級生に聞かれると話す。


ベイルート・アメリカン大学社会学教授のナビル・ダジャニ氏は、レバノンの子どもたちは宗教の政治的側面の中で教育されていると語る。

|演劇|ルワンダにおける西側諸国の良心の破綻を描く演劇

 

【ニューヨークIPS=ルーシー・コミサー】

 

1994年のルワンダ大虐殺が歴史に埋没しようとするなか、アメリカ人劇作家・J.T.ロジャースの『Overwhelming(不可抗力)』は、西側の良心、加担、あきらめが現場にあったことを思い出させる。

ランダバウト・シアター・カンパニー(Roundabout Theater Company)がロンドン公演後にマンハッタンの劇場で上演中。1994年にルワンダのツチ族知人を訪ねたアメリカ人ジャック一家の経験を語るフィクション。

|ベネズエラ|さよならレーニン、そしてその他の「外国風」の名前

 

【カラカスIPS=ウンベルト・マルケス】

ベネズエラ政府が、スペイン語では発音しにくかったり、外国風に聞こえる名前を子供につけることを禁止する法案を通そうとしている。

戸籍業務を担当している全国選挙管理委員会(CNE)が準備している法案によると、「嘲笑の対象になったり、突飛だったり、公的言語(すなわちスペイン語)で発音しにくい」名前を登録することはできない、とされている。また、家族内で似たような名前をつけること、性別が判別できない名前をつけることもできなくなる。

しかし、ベネズエラでは、両親の名前を組み合わせて子供につけることが一般化している。たとえば、マリオとヨランダの子供でヨリマールとか、ラモンとセレステの子供でラムセルといった具合だ。

政府側は、名前を付けやすくするために、一般的な名前のリストを作って家庭に配布する計画だという。

|アフガニスタン|若き音楽家、古典復活に尽力

 

【カブールIPS=ジェローム・ルイス】

 

アフガニスタンの文化の中心地を爆弾やロケット砲で瓦礫の山とすることはできただろうが、数世紀に亘るヒンドスタニー古典音楽に対する人々の愛着を完全に破壊することはできなかった。

カブール旧市街の1つカラバットは、1990年代の派閥闘争前は、偉大な音楽伝統のメッカであった。


ガザル(ペルシャの宮廷恋愛詩に基づいた音楽)演奏で1919年に祖国の父賞を受賞したがウスタッド・カシミを始めとする有名音楽家達もこの歴史的地区にある土壁の家に住んでいた。


しかし、1992年のソ連軍追放後に始まった敵対ムジャヒディン(聖戦士)グループの武装闘争で、彼等はカラバットを去った。それから4年後、イスラム神学校出身の過激派タリバンの台頭で、非イスラムのレッテルを貼られた音楽は完全に禁止された。

|UAE|中東分断の架け橋となるイランの芸術

 

【ドバイIPS=ミーナ・ジャナルダン】

5月にイランのアフマディネジャド大統領がアラブ首長国連邦(UAE)を訪問した頃、UAEのシャルジャー(7つの首長国のうちのひとつ)では、イラン芸術フェスティバルが開かれていた。絵画、映画、写真、彫刻、音楽、舞台などさまざまな分野の芸術作品がイランから出された。

湾岸協力会議(GCC、加盟国:サウジアラビア、クウェート、バーレーン、カタール、UAE、オマーン)は、1979年のイスラム革命以来、イランに対する恐れを持っている。イランとUAEは、イランが1971年に占領した3つの島(アブムサ、大タンブ、小タンブ)をめぐって長年にわたって領土紛争を行っている。また、自国の核計画をめぐって軍事攻撃の脅しを米国からかけられているイランは、湾岸諸国にある米軍基地に対して報復するとして、湾岸諸国を恐れさせている。

|イエメン|風刺画騒動が長い影

 

【サヌアIPS=ナビル・スルタン】

 

デンマークおよび世界中で物議をかもした風刺画騒動が収まって久しいが、イエメンのメディアではいまだにその余波を引きずっている。ジャーナリストたちは、風刺画をどんな形でも掲載した編集者に対して言い渡された実刑判決をめぐり、政府と戦っている。

英字紙イエメン・オブザーバーのモハメド・アルアサディ編集長は、12月初めに50万イエメンリアル(2525ドル)の罰金を科された。裁判所は罰金が支払われるまで同編集長を拘留するよう命じている。同編集長は風刺画に大きなバツ印をつけて反対する立場を示し、読者に主張を知らせながら風刺画を掲載していた。


「決して預言者を侵害していない。判決はいわれのないものだ」とアルアサディ氏は拘置所から声明を発表した。「判決を全面的に拒否し、上訴する」。
 

|カリブ海地域|奴隷制の歴史を記憶するプロジェクト

 

【ハバナIPS=オーランド・マトス】

アフリカ大陸からカリブ海地域に強制的に連れて来られた奴隷の歴史を後世に伝えようと、「奴隷ルートの記憶地」プロジェクトがユネスコ(国連教育科学文化機関)の主催で始まっている。アルバ島、ハイチ、ドミニカ共和国、キューバが参加している。

ユネスコ・ハバナ事務所の学芸員フレデリック・バチェロン氏は、「この企画の独自性は、物理的な場所だけでなく、非物質的な伝承をもプロジェクトの対象にしていることにある」と説明する。すなわち、アフリカ大陸から伝えられた踊りや歌、口承伝承などの保存が重視されているのである。2001年から05年の間に、90の無形文化財が指定されている。また、各国ごとに5つの場所を文化ツーリズムの目的地として指定することになっている。

|米国|移民の現実を無視する英語の国語化

 

【アルベルト・メンドーサ】

25日の上院の改正移民法案可決を控えた22日、米社会における移民の権利支援を求めて様々な文化と宗教を背景に持つ移民と支持者がサクラメントに集結した。

上院は英語を「国語」とする修正案を可決しており、移民の社会的権利との衝突が問題となっている。デモの参加者は各種社会サービスを母国語で受けることのできる権利を高く評価している。情報の提供が英語のみとなれば、享受できる権利について知識を得ることができなくなる。

|コロンビア|妊娠中絶の部分解禁で破門された判事

 

【コンスタンザ・ビエイラ】

あらゆる妊娠中絶が刑罰に処されるコロンビアにおいて10日、憲法裁判所は人工妊娠中絶を一部合法化する判断を行った。ところがカトリック教会は翌11日、賛成票を投じた5人の判事に破門を言い渡した。破門は共産ゲリラも恐れる厳しい処罰。

今回の判断は強姦による妊娠や、母体に著しい危険を及ぼす場合、胎児に生存の見込みがない場合の中絶を合法化するもの。

|ブラジル|政府と対立する先住民会議

【リオデジャネイロIPS=マリオ・オサバ】

4月12日から1週間、「ブラジル先住民全国会議」が開催された。主催したのは、政府機関の「先住民全国財団」(FUNAI)である。220を超える民族集団から約800名の代表が集った。

しかし、この会議に対して、その直前に開かれた「先住民の4月キャンプ」の参加者たちが、政府は先住民の「保護者」として振舞おうとしていると非難する声明が出されたのである。FUNAI主催の会議に対する主な批判は、同会議が、ルーラ大統領の就任した2003年ではなく今になってようやく開かれたという点だ。政府側はその熱意が疑われたのである。

しかし、会議は何の成果ももたらさなかったわけではない。先住民の問題を討論する「全国先住民政策委員会」の設置、および、先住民の代表から構成される一種の「議会」のようなものを創設する合意もなされた。