www.facebook.com
www.twitter.com
www.linkedin.com
www.blogger.com
www.myspace.com
RSS Feeds
 
INPS JAPAN   IDN-InDepthNews - UN INSIDER
│レバノン│キリスト教系リーダーがシリア訪問

【ベイルートIPS=モナ・アラミ】

 

レバノンのキリスト教系リーダーのひとり、ミシェル・アウン将軍がシリアを訪問した。アウン将軍の属する自由愛国者運動(FPM)とシリア政府は長年対立しており、両者の和解に向けた第一歩となった。

アウン将軍は、1988年、当時のジェマイケル大統領から暫定内閣の首相に任命された。当時起こっていたレバノン内戦において、シリアの勢力と敢然と闘い、レバノン国民、とりわけキリスト教系市民からの人気を集めた。


15年にわたる内戦はシリアの勝利で1990年に終わり、アウン将軍は亡命した。将軍がレバノンに戻ってきたのは、レバノンのハリリ首相が暗殺されて1ヵ月後の2005年5月のことであった。暗殺事件の陰にはシリア政府がいたと言われるが、逆にこの事件によってシリアのレバノンに対する29年間にわたる支配が終焉を迎えることになった。

|文化|パキスタンの自由な一面を示す国際舞台芸術祭

【ラホールIPS=ビーナ・サルワル】

 

外国から約370人の俳優、音楽家、舞踊家、人形師が集まり、パキスタンの文化都市ラホールで11月13日から世界舞台芸術祭が開催された。民間主催の同芸術祭は、今は亡きラフィ・ピールが1980年代初めにカラチに創設したラフィ・ピール・シアター・ワークショップ(RPTW主催の国際フェスティバルを含めると26回目のフェスティバルとなる。

ラフィ・ピールはドイツで教育を受けた近代パキスタン舞台芸術の祖である。彼の双子の息子ファイザーンとサダーンは人形劇および演劇のキャリアをカラチで開始。人形劇に情熱を燃やしていたファイザーンは、1992年、生まれ故郷のラホールで世界の人形師を招き第1回国際フェスティバルを開催した。ピール兄弟はそれ以来、人形劇、舞踊、音楽演劇、映画関係のフェスティバルを年3回主催している。

|エジプト|食糧高騰の影響で庶民の味が復活

【カイロIPS=アヤ・バトロイ】

 

エジプトの代表的な料理『コシャリ(Kushari)』は、誰もが気軽に食べる一般的な食べ物だ。国民食であるコシャリは、ご飯、パスタ、レンズ豆などを重ね合わせ、上にはホットソース、トマトソース、ガーリック、揚げたタマネギなどを添えたもの。

エジプトでは近年深刻さを増している低賃金と物価上昇の問題が国民の食生活を大きく変えようとしている。コシャリは低価格であるため、今や食糧価格の高騰に悩まされているエジプト人にとっての主食になった。野菜や肉は今や贅沢品であり、人々はリーズナブルなコシャリを見直し始めている。

|イラク|本|クルド系ユダヤ人が思い出す失楽園

【サンフランシスコIPS=アーロン・グランツ】

 

米国政府の役人やメディアは、米国占領下にあるイラクで続く暴動に関して、互いに殺し合うイラク人の国民性を野蛮とみなして語ることが多い。9日の副大統領候補者の討論で、民主党のバイデン氏は「過去700年の歴史がイラク人はたがいに仲良くできない民族だと示している」と述べた。だが、それは真実だろうか。

クルド系米国人ジャーナリストのアリエル・サバル氏の新作、「My Father’s Paradise: A Son’s Search for His Jewish Past in Northern Iraq(父の楽園:息子が求めたイラク北部のユダヤ人の過去)」には、イラクの別の歴史が美しく描かれている。

|カンボジア|戦前のクメール音楽、復活

 

【プノンペンIPS=アンドリュー・ネット】

 

1975年に政権を握ったクメール・ルージュは、いわゆる伝統文化を堕落、頽廃の象徴として組織的に破壊した。音楽も例外ではなかった。国民の誰もが知っている歌手のシン・シサマウス(Sin Shisamaouth)、セレイソシア(Sereysothea)を始めとする多くの歌手が彼らに殺害された。

当時最も人気のあった女性歌手ロス・セレイソシアのショート・ドキュメンタリーの上映実現に奔走するグレッグ・カヒルは、「当時のカンボジアは、アジア音楽シーンの中で最も進んでいたが、クメール・ルージュはレコーディング・スタジオやレコードなど音楽に関する全てのものを手当たり次第に破壊した」と振り返る。しかし、多くのレコードが海外亡命者のお蔭で生き残った。そしてサイケデリックからラテンまで様々なスタイルの数千に及ぶ曲が国際的関心を呼ぶに至った。

オーストラリア連邦裁、宗教イベントにおける言論の自由を認める

【メルボルンIPS=ステファン・デ・タルチンスキ】

7月15日シドニーにおいて、教皇ベネディクト16世を迎え「ワールド・ユース・デー」(WYD)大会が開催された。同大会には、世界各地から20万人のカトリックの青年たちが参加したと見られる。

同日、ニュー・サウス・ウェールズ(NSW)州連邦裁判所は、カトリック教会が組織するイベントの参加者を当惑させる行為を禁止するWYD法の条項を破棄するよう命ずる判決を下した。


同裁判は、No to Pope CoalitionNTPC:教皇連合に反対する会)のメンバー、レイチェル・エヴァンスとアンバー・パイクが起こしたもので、裁判長は、「WYD法は議会の意志を反映したものではないと判断し、警察、国家緊急サービス、州消防サービスのメンバーが、WYDが届け出たイベント会場付近で参加者以外の行動を取り締るのは言論の自由に反すると考える」と述べた。

 

判決に先立ち、エヴァンスは、判決がどうあれ7月19日には、NSW人道主義者ソサエティー、同性愛者人権擁護団体、オーストラリア全国非宗教教会などの団体と共にカトリック教会の避妊、性、子供を産む権利などについての考えに抗議するデモおよびコンドームの配布を計画。WYD法では、WYD参加者に迷惑な行為を行った者は逮捕、最高5,500豪ドル(5,343米ドル)の罰金を課せられることになっていたが、エヴァンスは、教皇のいる間に我々の意見を知らしめる必要があると語っていた。


WYD
を巡っては、幾多の問題が指摘されている。シドニーのペル大司教は、少年に対する性的虐待を指摘された司祭の扱いで批判の的となっている他、司祭に強姦された2人の少女の両親は、教皇の謁見を求めてロンドンからシドニーにやって来た。また、大会のために約130人のホームレスが当局により移動させられたことに対しホームレス支援団体が抗議。ゲイ/レスビアン・カトリック・フォーラムに対してもWYD組織委員会が開催阻止を図ったと噂されている。


今回の判決で、WYD大会付近での抗議活動は自由となったが、新規則は6月27日付官報で発表されたのみ。新法がいわば秘密裡に施行されたことに「NSW市民の自由協議会」のマーフィー会長は遺憾を表明している。「ワールド・ユース・デー」シドニー大会について報告する。(
原文へ


翻訳/サマリー=IPS Japan浅霧勝浩



関連記事:

イラン人権団体、少年死刑囚に関する詳細情報を発表

寛容と共存の精神を広めるバチカンの役割を協議するシンポジウム

 

|セルビア|格安で全土の施設に入場可能な「美術館の夜」開催

 

【ベオグラードIPS=ヴェスナ・ペリッチ・ジモニッチ】

 

先週、セルビア中で「美術館の夜」と題するイベントが開かれた。わずか250ディナール(5ドル以下)を出せば、全土で63の美術館や博物館を見学することができる。ベオグラードで30万人、その他の23都市で15万人、計45万人を動員した。

5年前に始まったときの参加者はわずか2万人だったが、昨年には20万人、そして今年は45万人と順調に観客動員を増やしてきた。もともとこのイベントは、美術史の専門家であるムラダン・ペトロビッチとアナ・ジョヴァノビッチの2人が、パリやアムステルダムで行われている同種のイベント真似て始められたものだ。

寛容と共存の精神を広めるバチカンの役割を協議するシンポジウム

 

【アブダビWAM

 

アブダビの情報問題センターは本日、「アラブ首長国連邦における宗教的寛容と世界における共存の精神を広めるうえでのバチカンの役割」と題したシンポジウムを開催した。

主要講演者は駐アラブ首長国連邦ローマ教皇大使のMounged El-Hachem大司教とアラビア半島地区教皇代理のPaul Hinder聖ジョセフ大聖堂司教で、その他研究者が数名発表を行った。


Mounged El-Hachem
大司教は、「世界に寛容の徳義を広めるバチカンの役割」と題した論文を発表した。同師は、アラブ首長国連邦大統領兼アブダビ首長のハリーファ・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン殿下、閣僚各位、及び同首長国連邦の国民に向けて同会議開催の喜びと共に、ローマ法王ベネディクト16世のメッセージを伝えた。


同師はまた、ナヒヤーン殿下がバチカンに対して、宗教を守り人道と道徳的価値観を世界に広める活動を共に協力し合って推し進めていくことを呼びかけたことに言及した。そして、同師がローマ教皇大使として、アラブ首長国連邦とバチカン間の良好な関係を更に強固なものにできることを望んでいること。そして在アラブ首長国連邦のカトリック教会が、カトリック信者への世話に加えて、同国の市民、在住者に対して、教育、健康、開発、自由、平和の分野で貢献することを付け加えた。

|米国|ローマ法王訪米により明らかになる教会の断層

 

【ニューヨークIPS=アーリ-ン・チャン】

 

ローマ法王ベネディクト16世の訪米は、カトリック教徒の信仰心を新たに鼓舞するものとなるだろうが、その一方で米国の進歩的な教会組織は、ローマ法王庁が女性聖職者、避妊、同性愛に関する厳格な立場を考え直すべき時期だとしている。

18日に国連総会で講演を行った法王は「人権の推進が不平等を無くし安全を高めるためにもっとも効果的だ」と強調した。だが、より寛容な教会を求める組織は、法王庁こそ人権を重視すべきだと考えている。ニューウェイズ・ミニストリーのF.デベルナルド事務局長は「同性愛者をカトリック教会から追放することは明らかな人権侵害だ」と語った。

|オランダ|反イスラム教映画に対し高まる不安

【ロッテルダムIPS=イレーヌ・ドゥ・ヴェッテ】

 

オランダの極右政党党首で国会議員のヘールト・ウイルダース Geert Wilders )氏の反コーラン映画フィトナ(Fitna)」公開の発表に対し、物議を醸す内容が国内外に不安を生むとし、政治家から公開を自粛するようにとの声が上がっている。

国民的議論の中心は、映画の予想される内容と言論の自由の制限についてである。国の安全に関する警戒の声も上がっている。だが、映画を観た者はまだ誰もいない。発表通り4月1日にインターネット上で公開されるのかどうかも不明である。