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|文化|パキスタンの自由な一面を示す国際舞台芸術祭

【ラホールIPS=ビーナ・サルワル】

 

外国から約370人の俳優、音楽家、舞踊家、人形師が集まり、パキスタンの文化都市ラホールで11月13日から世界舞台芸術祭が開催された。民間主催の同芸術祭は、今は亡きラフィ・ピールが1980年代初めにカラチに創設したラフィ・ピール・シアター・ワークショップ(RPTW主催の国際フェスティバルを含めると26回目のフェスティバルとなる。

ラフィ・ピールはドイツで教育を受けた近代パキスタン舞台芸術の祖である。彼の双子の息子ファイザーンとサダーンは人形劇および演劇のキャリアをカラチで開始。人形劇に情熱を燃やしていたファイザーンは、1992年、生まれ故郷のラホールで世界の人形師を招き第1回国際フェスティバルを開催した。ピール兄弟はそれ以来、人形劇、舞踊、音楽演劇、映画関係のフェスティバルを年3回主催している。

 
しかし、ファイザーン(50)によれば、今年は治安問題で大手スポンサーの支援が得られず苦労したという。「各国政府は、以前にはパキスタン渡航は商用に限るよう勧めていたが、現在では渡航の全面延期を勧めている。今やパキスタンは投資に値しない国となり、ヨーロッパからの参加者は約250人減った」と同氏は言う。


今回は、イラン、アフガニスタン、インドおよびチェコ、米国、英国、アイルランド、イタリア、ドイツ、オーストリア、ノルウェー、オランダ、フランスの代表とパキスタンから約700人の芸術家が参加した。


2005年から同フェスティバルに参加している。ジャック&ジョー・シアターのアドリアーノは、「パキスタンは確かに危険なようだ。しかし、主催団体の人々は親切だし、雰囲気は盛り上がっている。参加した海外のアーティストとも知り合いになり、ここは快適だ」と語る。


レバノン生まれでフランスのアルゼンチン音楽のバンド・メンバーであるマノ・サンタは、同フェスティバルの精神をヨーロッパに紹介する努力を続けており、南フランスのアールで行われるレ・スッド音楽祭の姉妹フェスティバルとする計画だ。


参加アーティストは一様に治安に問題はないと言うが、観客に対するセキュリティー・チェックは厳しい。娘と一緒にチェコの人形劇を見にきたアレフィア・ハッサンは、「駐車は会場の遥か遠くにしなければならず、3回も持ち物をチェックされた。でも、用心するにこしたことはない」と語った。


ラホールで開催された国際舞台芸術祭について報告する。(原文へ


翻訳/サマリー=IPS Japan浅霧勝浩



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