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- 1. あの日から73年、依然として幻の「核兵器なき世界」
- (政治・紛争・平和)
- 【ベルリンIDN=ラメシュ・ジャウラ】 ノーベル平和賞受賞者のアドルフォ・ペレス・エスキベル氏と仏教哲学者の池田大作氏は、「われわれは常に新しい日の夜明けに立っているのである“we are always on the threshold of a new dawn”」というマーチン・ルーサー・キング・ジュニア牧師の言葉を想起すると共に、2017年7月の核兵器禁止条約の採択こそが、そうした「新しい日の夜明け(=境目“threshold”)」であったと断じている。 ...
- 作成日 2018年8月30日
- 2. 最新の報告書が地球を脅かす「ホットハウス(温室化)」現象について警告
- (政治・紛争・平和)
- 【ベルリンIDN=リタ・ジョシ】 地球は、転換点となるしきい値を超え、危険な温室状態が永続する「ホットハウス」状態に突入する地点に向かって少しずつ進んでいる。その地点を超えると、各河川は氾濫し、海岸線が消滅。沿岸地域は暴風雨に晒され、サンゴ礁は消滅、多くの人々が食糧不足や逃れられない致命的な猛暑で命を落としていくことになる。 たとえ気候変動を食い止める国際条約(パリ協定)のもとで温室効果ガスの削減目標が達成された場合でも、こうした状況が今世紀末或いはもっと早い時期に現実のものになる可能性があると、独ポツダム気候影響研究所、コペンハーゲン大学、ストックホルム・レジリエンス・センター、オーストラリア国立大学の科学者らが警告した。 ...
- 作成日 2018年8月25日
- 3. 最新の報告書が地球を脅かす「ホットハウス(温室化)」現象について警告
- (環境・資源・エネルギー)
- 【ベルリンIDN=リタ・ジョシ】 地球は、転換点となるしきい値を超え、危険な温室状態が永続する「ホットハウス」状態に突入する地点に向かって少しずつ進んでいる。その地点を超えると、各河川は氾濫し、海岸線が消滅。沿岸地域は暴風雨に晒され、サンゴ礁は消滅、多くの人々が食糧不足や逃れられない致命的な猛暑で命を落としていくことになる。 たとえ気候変動を食い止める国際条約(パリ協定)のもとで温室効果ガスの削減目標が達成された場合でも、こうした状況が今世紀末或いはもっと早い時期に現実のものになる可能性があると、独ポツダム気候影響研究所、コペンハーゲン大学、ストックホルム・レジリエンス・センター、オーストラリア国立大学の科学者らが警告した。 ...
- 作成日 2018年8月25日
- 4. 最新の報告書が地球を脅かす「ホットハウス(温室化)」現象について警告
- (地球規模)
- 【ベルリンIDN=リタ・ジョシ】 地球は、転換点となるしきい値を超え、危険な温室状態が永続する「ホットハウス」状態に突入する地点に向かって少しずつ進んでいる。その地点を超えると、各河川は氾濫し、海岸線が消滅。沿岸地域は暴風雨に晒され、サンゴ礁は消滅、多くの人々が食糧不足や逃れられない致命的な猛暑で命を落としていくことになる。 たとえ気候変動を食い止める国際条約(パリ協定)のもとで温室効果ガスの削減目標が達成された場合でも、こうした状況が今世紀末或いはもっと早い時期に現実のものになる可能性があると、独ポツダム気候影響研究所、コペンハーゲン大学、ストックホルム・レジリエンス・センター、オーストラリア国立大学の科学者らが警告した。 ...
- 作成日 2018年8月25日
- 5. ベルリンでの世界会議、「心の脱軍事化」を求める
- (政治・紛争・平和)
- 【ベルリンIDN=ラメシュ・ジャウラ】 「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」。ユネスコ憲章前文はこのように謳いあげている。これはまた、「脱軍事!平和の気運醸成へ向けて:行動アジェンダを生み出す」と題された世界大会での中心的なメッセージでもあった。大会は、ベルリンで9月30日から10月3日にかけて開かれた。 「世界は過剰に武装しており、平和には過少な投資しかなされていない」という潘基文国連事務総長の言葉は、ベルリン工科大学のホールにも鳴り響いていた。 ...
- 作成日 2016年10月14日
- 6. ベルリンでの世界会議、「心の脱軍事化」を求める
- (欧州)
- 【ベルリンIDN=ラメシュ・ジャウラ】 「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」。ユネスコ憲章前文はこのように謳いあげている。これはまた、「脱軍事!平和の気運醸成へ向けて:行動アジェンダを生み出す」と題された世界大会での中心的なメッセージでもあった。大会は、ベルリンで9月30日から10月3日にかけて開かれた。 「世界は過剰に武装しており、平和には過少な投資しかなされていない」という潘基文国連事務総長の言葉は、ベルリン工科大学のホールにも鳴り響いていた。 ...
- 作成日 2016年10月14日
- 7. 希望と絶望の間で揺れる非核スローガン
- (政治・紛争・平和)
- 【ベルリンIDN=ラメシュ・ジャウラ】 国連の潘基文事務総長は、日本の2つの都市に対する破壊的な原爆攻撃を心に刻むために毎年原爆記念日に際して、「ノーモア・ヒロシマ、ノーモア・ナガサキ 二度と再び」というスローガンを繰り返してきたが、依然として核兵器なき世界を招来するには至っていない。また、2008年10月24日の国連デーに彼が提出した「5項目の核軍縮提案」は、実際のところ無視され続けている。 ...
- 作成日 2016年8月21日
- 8. 希望と絶望の間で揺れる非核スローガン
- (日本)
- 【ベルリンIDN=ラメシュ・ジャウラ】 国連の潘基文事務総長は、日本の2つの都市に対する破壊的な原爆攻撃を心に刻むために毎年原爆記念日に際して、「ノーモア・ヒロシマ、ノーモア・ナガサキ 二度と再び」というスローガンを繰り返してきたが、依然として核兵器なき世界を招来するには至っていない。また、2008年10月24日の国連デーに彼が提出した「5項目の核軍縮提案」は、実際のところ無視され続けている。 ...
- 作成日 2016年8月21日
- 9. 核兵器の世界的禁止の希望をくじく新たなデータ
- (政治・紛争・平和)
- 【ベルリンIDN=ラメシュ・ジャウラ】 核兵器なき世界を目指す活動家らは「核兵器が禁止される日は近い」と自信を持っているが、ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)が6月13日に発表した今年の核戦力データは、楽観主義を打ち消すものだ。 「兵器の数としては削減されていますが、核軍縮に向けた真の進展の見通しは依然として暗い。」「すべての核保有国が、核抑止を、自らの安全保障政策の要石として優先し続けています。」と、SIPRI核兵器プロジェクトのシャノン・カイル氏は語った。 ...
- 作成日 2016年7月03日
- 10. 核兵器の世界的禁止の希望をくじく新たなデータ
- (地球規模)
- 【ベルリンIDN=ラメシュ・ジャウラ】 核兵器なき世界を目指す活動家らは「核兵器が禁止される日は近い」と自信を持っているが、ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)が6月13日に発表した今年の核戦力データは、楽観主義を打ち消すものだ。 「兵器の数としては削減されていますが、核軍縮に向けた真の進展の見通しは依然として暗い。」「すべての核保有国が、核抑止を、自らの安全保障政策の要石として優先し続けています。」と、SIPRI核兵器プロジェクトのシャノン・カイル氏は語った。 ...
- 作成日 2016年7月03日
- 11. |アフリカ|汚職から生活の基本的必要へ資金を振り向ける
- (政治・紛争・平和)
- 【ベルリンIDN=ユッタ・ヴォルフ】 ある男が通学途中の9歳の少女に性的暴行を加えHIVに感染させた。ジンバブエ警察は当初犯人を逮捕したが、間もなく密かに釈放した。その理由は―その男が賄賂を支払ったから―である。 この事件は決して例外的なものではない。「トランスペアレンシー・インターナショナル」は報告書『民衆と汚職:2015年アフリカ調査』の中で、「警察と民間部門が最も汚職にまみれているケースがしばしばある」と指摘している。「こうした話は毎日のように耳にする。多くの国で、どんなに恐るべき悲惨な犯罪であっても、警官を買収して、なかったことにできる。それは単に金額の問題である。」と述べている。 ...
- 作成日 2015年12月14日
- 12. |アフリカ|汚職から生活の基本的必要へ資金を振り向ける
- (不正と腐敗)
- 【ベルリンIDN=ユッタ・ヴォルフ】 ある男が通学途中の9歳の少女に性的暴行を加えHIVに感染させた。ジンバブエ警察は当初犯人を逮捕したが、間もなく密かに釈放した。その理由は―その男が賄賂を支払ったから―である。 この事件は決して例外的なものではない。「トランスペアレンシー・インターナショナル」は報告書『民衆と汚職:2015年アフリカ調査』の中で、「警察と民間部門が最も汚職にまみれているケースがしばしばある」と指摘している。「こうした話は毎日のように耳にする。多くの国で、どんなに恐るべき悲惨な犯罪であっても、警官を買収して、なかったことにできる。それは単に金額の問題である。」と述べている。 ...
- 作成日 2015年12月14日
- 13. |アフリカ|汚職から生活の基本的必要へ資金を振り向ける
- (Africa: アフリカ)
- 【ベルリンIDN=ユッタ・ヴォルフ】 ある男が通学途中の9歳の少女に性的暴行を加えHIVに感染させた。ジンバブエ警察は当初犯人を逮捕したが、間もなく密かに釈放した。その理由は―その男が賄賂を支払ったから―である。 この事件は決して例外的なものではない。「トランスペアレンシー・インターナショナル」は報告書『民衆と汚職:2015年アフリカ調査』の中で、「警察と民間部門が最も汚職にまみれているケースがしばしばある」と指摘している。「こうした話は毎日のように耳にする。多くの国で、どんなに恐るべき悲惨な犯罪であっても、警官を買収して、なかったことにできる。それは単に金額の問題である。」と述べている。 ...
- 作成日 2015年12月14日
- 14. 核実験禁止条約早期発効へ、欧州連合が資金追加
- (政治・紛争・平和)
- 【ベルリンIDN=ジャヤ・ラマチャンドラン】 核実験禁止条約の早期発効を視野に入れて、欧州連合(EU)が、包括的核実験禁止条約機構(CTBTO)準備委員会への追加支援300万ユーロ(390万ドル)を決めた。これで、EUによる自発的な財政支援は、2006年以来、約1900万ユーロ(2150万ドル)となった。 EUの全28加盟国はグループとして、包括的核実験禁止条約(CTBT)に署名・批准している。EU加盟国によるCTBTO予算への定期的な拠出金は全体の約4割を占める。 ...
- 作成日 2015年11月08日
- 15. 核実験禁止条約早期発効へ、欧州連合が資金追加
- (欧州)
- 【ベルリンIDN=ジャヤ・ラマチャンドラン】 核実験禁止条約の早期発効を視野に入れて、欧州連合(EU)が、包括的核実験禁止条約機構(CTBTO)準備委員会への追加支援300万ユーロ(390万ドル)を決めた。これで、EUによる自発的な財政支援は、2006年以来、約1900万ユーロ(2150万ドル)となった。 EUの全28加盟国はグループとして、包括的核実験禁止条約(CTBT)に署名・批准している。EU加盟国によるCTBTO予算への定期的な拠出金は全体の約4割を占める。 ...
- 作成日 2015年11月07日
- 16. 核軍縮団体が米ロ首脳に「核兵器が使用されるリスクを軽減する」よう求める
- (政治・紛争・平和)
- 【ベルリンIDN=ラメシュ・ジャウラ】 主な核軍縮団体が、9月下旬に英国への領空侵犯を阻止されたロシアのツポレフTu-160超音速戦略爆撃機が同国を攻撃し第三次世界大戦を引き起こす意図があったのではないかとする憶測を呼んでいることについて、重大な懸念を示すとともに、ロシアのウラジミール・プーチン大統領と米国のバラク・オバマ大統領に対して、「核リスクを直ちに軽減することで合意する」よう強く求めた。 ...
- 作成日 2015年10月26日
- 17. 核軍縮団体が米ロ首脳に「核兵器が使用されるリスクを軽減する」よう求める
- (欧州)
- 【ベルリンIDN=ラメシュ・ジャウラ】 主な核軍縮団体が、9月下旬に英国への領空侵犯を阻止されたロシアのツポレフTu-160超音速戦略爆撃機が同国を攻撃し第三次世界大戦を引き起こす意図があったのではないかとする憶測を呼んでいることについて、重大な懸念を示すとともに、ロシアのウラジミール・プーチン大統領と米国のバラク・オバマ大統領に対して、「核リスクを直ちに軽減することで合意する」よう強く求めた。 ...
- 作成日 2015年10月26日
- 18. 中東非大量破壊兵器地帯実現の見通しは未だ不透明
- (政治・紛争・平和)
- 【ベルリンIDN=ラメシュ・ジャウラ】 5年に一度の核不拡散条約(NPT)運用検討会議が4週間にわたって間もなく開催されるが、大量破壊兵器(WMD)とその運搬手段を中東地域から廃絶するという目標は、依然として遠い夢のままだ。そして、2012年12月にヘルシンキで招集される予定だった「中東非核・非大量破壊兵器地帯化に関する会議」(中東会議)もまた然りである。 G7(カナダ、フランス、ドイツ、英国、イタリア、日本、米国)外相会合もまた、この中東会議構想の行く末に一条の光を見出すことはできなかった。G7外相会合は、6月7日・8日にドイツ南部のエルマウで開催されるG7首脳会会議に先立って開かれたものである。 ...
- 作成日 2015年4月27日
- 19. 中東非大量破壊兵器地帯実現の見通しは未だ不透明
- (国連・市民社会)
- 【ベルリンIDN=ラメシュ・ジャウラ】 5年に一度の核不拡散条約(NPT)運用検討会議が4週間にわたって間もなく開催されるが、大量破壊兵器(WMD)とその運搬手段を中東地域から廃絶するという目標は、依然として遠い夢のままだ。そして、2012年12月にヘルシンキで招集される予定だった「中東非核・非大量破壊兵器地帯化に関する会議」(中東会議)もまた然りである。 G7(カナダ、フランス、ドイツ、英国、イタリア、日本、米国)外相会合もまた、この中東会議構想の行く末に一条の光を見出すことはできなかった。G7外相会合は、6月7日・8日にドイツ南部のエルマウで開催されるG7首脳会会議に先立って開かれたものである。 ...
- 作成日 2015年4月27日
- 20. |NATO・ロシア|危険な核陣営間の言論戦
- (政治・紛争・平和)
- 【ベルリンIDN=ジュリオ・ゴドイ】 米ロ両政府は、ウクライナ危機を、恐るべき核戦力の強化を正当化する理由として利用している。 そのことは、ドイツの保守系日曜週刊紙『フランクフルター・アルゲマイネ・ゾンターグツァイトゥング』(FAS)が1月25日の1面全部を使って、核兵器に関して「威嚇のジェスチャーを取っている」としてロシアを非難したことからも明らかだ。 「核兵器がふたたび前面に」と題されたFASのこの記事は、情報源を明かしていないものの、重装甲戦車から航空機に至るまで、ロシア軍の「核能力を有する(この言葉の曖昧さに注意)」輸送手段の動向を巡って数多くのインシデント(安全保障上問題があった事例)が起こったことを報じている。しかも全てがこの数か月間に起こったことだとされている。 ...
- 作成日 2015年2月13日