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INPS JAPAN   IDN-InDepthNews - UN INSIDER
ルワンダ国際戦犯法廷が21年に亘る審理を経て歴史的役割を終える

ICTR【INPSニューヨーク=編集部】

ルワンダで80万人を上回る被害者(大半がツチ族、それに一部穏健派フツ族トゥワ族も犠牲になった)を出したルワンダ虐殺に責任を有する者たちを追訴すべく国連が21年前に設置したルワンダ国際戦犯法廷が、人道に対する罪を断罪した45件にのぼる判決を経て全ての審理を終え、昨年末の12月31日に解散した。

|アフリカ|汚職から生活の基本的必要へ資金を振り向ける

Corruption perception index 2014/ Transparency International【ベルリンIDN=ユッタ・ヴォルフ】

ある男が通学途中の9歳の少女に性的暴行を加えHIVに感染させた。ジンバブエ警察は当初犯人を逮捕したが、間もなく密かに釈放した。その理由は―その男が賄賂を支払ったから―である。

この事件は決して例外的なものではない。「トランスペアレンシー・インターナショナル」は報告書『民衆と汚職:2015年アフリカ調査』の中で、「警察と民間部門が最も汚職にまみれているケースがしばしばある」と指摘している。「こうした話は毎日のように耳にする。多くの国で、どんなに恐るべき悲惨な犯罪であっても、警官を買収して、なかったことにできる。それは単に金額の問題である。」と述べている。

|国連|開発資金の「隠れた財源」をターゲットに

UN General Assembly Hall | Credit: Patrick Gruban, CC BY-SA 2.0, Wikimedia Commons【国連IPS=タリフ・ディーン】

国連は9月に世界の指導者らが採択した17の持続可能な開発目標(SDGs)を含むポスト2015開発アジェンダの履行には、年間3.5兆から5兆ドル(約432~676兆円)もの高額な財源が必要と見積もっている。

しかし未だに答えが出ていない重要な問題がある。それは国連がどのようにして裕福な国々や多国籍企業を説得し、2030年までの貧困飢餓の撲滅という目標を含むこのグローバル目標を達成するための、巨額な財源集めに協力を取り付けるのかという点である。

│アルゼンチン│独裁者ビデラ、獄死す

【ブエノスアイレスIPS=マルセラ・ヴァレンテ】

 

37年前に軍事クーデターを引き起こしアルゼンチン史上最も凄惨な軍事独裁体制を敷いたホルヘ・ラファエル・ビデラ元陸軍総司令官が、5月17日、連邦刑務所で老衰のため死去した。87才だった。

 

ビデラは、ブエノスアイレス州東部のマルコス・パス市にある連邦刑務所の一角で、軍事独裁政権時代(1976年~83年)の人権侵害事件で有罪判決を受けた他の服役囚とともに複数の懲役刑(終身刑+15年)に服していた。

|エジプト|新体制下でも変わらない警察の虐待

Grafitti in Cairo showing police brutality. Credit: Cam McGrath/IPS.

カイロIPS=キャム・マグレイス

 

カイロでの抗議行動の中、エジプト人男性が裸のまま武装警察に通りを引きずり回され殴られる生々しい様子を撮影した映像が公開され、エジプト全土に警察に対する怒りと、改めて警察改革を求める声が高まった。奇しくも、警察改革は、ホスニ・ムバラク前大統領を権力の座から引きずり下ろした2011年の民衆蜂起における主要な要求のひとつであった。


映像に写っていたのは塗装工のハマダ・サベルさん(48歳)で、通りに倒れ、ズボンが足首まで引き下ろされた状態のまま、武装警官らに顔面を殴られたり、棍棒で体をメッタ打ちにされていた。サベルさんが動かなくなると、警官らは、うつ伏せのサベルさんを引きずってアスファルトの通りを横切り、装甲車に投げ入れようとした。

|テロとの戦い|「妊婦が鎖につながれ飢えさせられた」―報告書が明らかにした深い闇

 

【ニューヨークIPS=ジョージ・ガオ】

 

米国による「テロとの戦い」については未だに多くが秘密のベールに包まれたままだが、「オープン・ソサエティ正義イニシアティブ」は2月5日、米中央情報局(CIA)が9.11同時多発テロのあとに行った拘束、特別拘置引渡し、拷問などの秘密作戦の対象となった136名のケースを詳細にまとめた報告書を発表し、その一端を明らかにした。

グローバル化する拷問」と題された正義イニシアティブ報告書は、CIAがテロ容疑者を「ブラックサイト」として知られる秘密刑務所に拘束したことを確認している。またCIAが行った「特別拘置引渡し」については、「抑留者を拘留または尋問を目的に外国の政府に引き渡した違法行為」と断じている。

|中東|アラファト議長暗殺にイスラエルの秘密武器が関与か

【シャリジャWAM

 

中東の衛星放送アルジャジーラは3日、2004年にフランスの病院で死亡したヤーセル・アラファトパレスチナ自治政府議長(当時)の死因について、『独自の科学調査の結果、放射性物質ポロニウムによって毒殺された可能性が高い』と報じた。これにより、これまでもあったアラファト議長の死を巡る憶測がさらに広まりを見せている、とアラブ首長国連邦(UAE)の英字日刊紙が報じた。

「一方この報道は、生物化学兵器を開発して敵の抹殺に使用するイスラエルの非合法活動に対する注目を集めることとなった。科学調査の結果から、アラファト議長の暗殺へのイスラエルの関与、とりわけ同国はポロニウムを保有するだけの技術と施設を当時既に有していたとの嫌疑が強まっている。イスラエルは生物化学戦争に備えた高度な研究施設や科学者集団を擁しており、当時イスラエル諜報機関は、ポロニウムを使用した暗殺を遂行する能力を有していた。」とガルフ・ニュース紙(本社:シャリジャ)は6日付の論説の中で報じた。

│中東│形を変える検閲

 

【カイロIPS=シンバ・シャニ・カマリア・ルソー】

 

中東・北アフリカ諸国では、民主化蜂起の最中に当局側が情報の封じ込めを図り、多数のジャーナリストが殺害、暴行、逮捕された。

「国境なき記者団」のソアジグ・ドレ氏は、「『アラブの春』の初期の時点で、情報を統制することが各国政府当局の主要な課題となっていました。政府は、携帯やインターネット通信網を遮断したり、内外のジャーナリストを襲わせて、民衆蜂起に対する治安当局による弾圧に関する報道を完全に封じ込めようとしたのです。」と語った。

│リビア│新しい旗の下でもつづく昔のやり方

he scars of war in Tripoli's Abu Salim district. Credit: Karlos Zurutuza/IPS.

【トリポリIPS=カルロス・ズルトゥザ】

 

「もし四輪駆動車なんて運転していたら、カダフィ派かって言われるだろうね。今では、反乱勢力の司令官クラスなら、ほとんどが四輪駆動車を持っているよ。」と、トリポリの交通渋滞から抜け出てきたバシャールは語った。

首都のトリポリが8月に反乱勢力の手に落ちて以来、バシャールは、ボロボロになったタクシーの窓から、街の変化を見てきた。30才のバシャールは、大半のリビア国民と同様に、生まれてこの方、故ムアマール・カダフィ氏による独裁政治以外の政体を知らない。

|グアテマラ|長年にわたる恐怖の警察活動記録がオンラインに

The archives are being painstakingly restored and organised. Credit: Danilo Valladares/IPS

【グアテマラシティ―IPS=ダニーロ・ヴァラダレス】

 

1960年から96年の内戦期に行われた拷問や強制失踪、殺戮に光をあてることとなる数百万件にのぼる国家警察文書が、米国テキサス大学オースティン校の協力により、まもなくオンラインで利用可能になる。

デジタル文書は、2005年に偶然発見された約8000万件もの膨大な警察管理記録のうち、同大学が修復・整理した約1200万件の資料で、大学構内で12月2日に開催された国際会議(Politics of Memory conference)において初めて公開された。

「グアテマラ国家警察歴史アーカイブ(AHPN)のオンラインデジタル所蔵庫は、まもなく一般の人々に、無条件で利用可能となります。」とAHPNの専門家の一人でもあるアルベルト・フエンテス氏は語った。