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INPS JAPAN   IDN-InDepthNews - UN INSIDER
|スリランカ|紅茶農園が干ばつを背景に環境意識の転換を迫られる

Giri Kadurugamuwa – a conservationist, shows how land degradation is damaging a tea plant, making it hollow and fragile: “If you claw at the trunk, it will start to peel off.” /Stella Paul, INPS.【ラトナプラIDN=ステラ・ポール

リルヒナの製茶工場で稼働している十数台の機械から発している耳をつんざくような回転音を聞くと、頭に激しい一撃を食らわされたような気になるが、この工場で働くビヒタ・マドゥラさんやラジャカクシミ・チャンドラクマールさんにとっては心地よい音楽のようなものだ。

騒音をあげ黒い煤を吐き出しているこの機械は、彼女たちにとっては最も肝心なこと、つまり「今日も一日働くことができた」という事実を象徴するものだ。マドゥラさんは、シャベルで茶葉を巨大な煎り釜に投入しているチャンドラクマールさんを見ながら、「これが私たちにとっての日常です。」と語った。いずれも40代のマドゥラさんとチャンドラクマールさんが安堵しているのには理由がある。紅茶生産大手「ディルマー」社のカワッテ・農園が保有するリルヒナ工場は、スリランカで屈指の優良茶葉生産企業だからだ。

若い世代が空腹のまま前進することはできない。

World Food Day: Building a movement to end hunger - Global ceremony at Milan Expo calls for social protection, fairer food systems. Credit: FAO【国連IPS=タリフ・ディーン】

潘基文事務総長は、国連のポスト2015開発アジェンダにおいて、世界の青年には特別な役割があると主張している。しかし同時に、この若い世代が空腹のまま新アジェンダに掲げられた目標に向かって前進できないことも理解している。

潘事務総長は10月12日に開幕した世界食料安全保障委員会(CFS)第41回セッションに宛てたメッセージの中で、「私たちは、ゼロ・ハンガー・ジェネレーション(飢餓人口ゼロを体現する世代)になるという目標に向かって努力を傾注していくなかで、青年たちが活発に参画できるよう彼らをエンパワーしていかなければなりません。」と語った。

|アルゼンチン|学校菜園で子どもの健康を守る試み

Rita Darrechon, the principal at the La Divina Pastora rural school, talks to a group of schoolchildren about the garden where they are growing food for their school meals. Credit: Fundación General Alvarado【ブエノスアイレスIPS=ファビーナ・フライシネット】

アルゼンチンは肥沃な土地に恵まれているにもかかわらず、経済破綻の影響で数百万世帯が十分な食料を確保できないでいる。こうした中、ウエルタ・ニーニョプロジェクトでは、低所得者が大半を占める地方の小学校を対象に、敷地内に有機農作物の菜園を作り、子どもたちに飢えと闘うための食物栽培の方法を教えながら健康的な食習慣を指導する活動を展開している。

|アルゼンチン|学校菜園で子どもの健康を守る試み

Rita Darrechon, the principal at the La Divina Pastora rural school, talks to a group of schoolchildren about the garden where they are growing food for their school meals. Credit: Fundación General Alvarado【ブエノスアイレスIPS=ファビーナ・フライシネット】

アルゼンチンは肥沃な土地に恵まれているにもかかわらず、経済破綻の影響で数百万世帯が十分な食料を確保できないでいる。こうした中、ウエルタ・ニーニョプロジェクトでは、低所得者が大半を占める地方の小学校を対象に、敷地内に有機農作物の菜園を作り、子どもたちに飢えと闘うための食物栽培の方法を教えながら健康的な食習慣を指導する活動を展開している。

毎年数百万人もの人々が飢える一方で、数億トンの食品が捨てられている。

Plate Scraping/ Earth911【ナポリIPS=A.D. マッケンジー.】

米国の風刺家で歌手のウィアード・アル・ヤンコビック氏が制作したマイケルジャクソンのヒット曲「ビート・イット」のパロディー版「イート・イット」の中に、好き嫌いが激しい息子に両親が「日本の子どもたちは飢えているのよ」* と言って皿の上のものを残さず食べるよう言い聞かせるくだりがある。

このパロディー曲は、30年前にリリースされた当時、聴衆の笑いを誘ったが、大量の食糧廃棄問題が世界中で緊急の懸案事項となり、もはや笑い事ではなくなって今日では、「イート・イット(残さず食べなさい)」というタイトルは、むしろこの問題に取組んでいる活動家らのスローガンに相応しいかもしれない。

2015年以後の開発問題―飢餓に苦しむ者の声に耳は傾けられるだろうか?

Children from families displaced by the drought line up to receive food at a feeding centre in Mogadishu. Credit: Abdurrahman Warsameh/IPS【ローマIPS=ジェネビーブ・L・マシュー】

ミレニアム開発目標(MDGs)は2015年に期限が切れ、持続的可能な開発目標(SDGs)がその後を受け継ぐ。SDGsは、貧困と飢餓撲滅への国際社会の関与を強化するものだ。

SDGs策定にあたっては、全ての人に食料安全保障及び栄養を確保することが極めて重要である。「全ての人を食べさせるのに十分な食料を生産している世界において、飢餓に苦しむ者がいる現状については弁解の余地はありません。」と「オックスファム・インターナショナル」のデイビッド・テイラー政策アドバイザー(経済的公正)はIPSの取材に対して語った。

トウモロコシより麻薬を栽培するメキシコの小農

【メキシコシティIPS=エミリオ・ゴドイ】

 

北米自由貿易協定NAFTA)が20年の節目を迎える中、メキシコでは、最重要農産品であるトウモロコシの価格低下のために、マリファナやケシの実栽培に乗り換える農家が続々と出てきている。

 

1994年1月にカナダ、米国、メキシコの間でNAFTAが発効して以来、トウモロコシやその他の農産品の価格は下落して小農の収入に打撃を与えた。彼らは麻薬密輸マフィアの餌食となった。

バルカン諸国で芽吹いた紛争の「種」

【ベオグラードIPS=ベスナ・ペリッチ・ジモニッチ】

 

この夏温暖な天候に恵まれたバルカン半島では、豊富に収穫された多くの食べ物が食卓に並んだ。ただし人々は、「トマトの味が悪くなった」「メロンが水っぽい」「キャベツが硬くて切れない」「玉ねぎを切っても涙が出ない」等、口々に不満を漏らしている。

 

こうした不満の声は、セルビアの人気討論番組や交流サイトでも溢れており、セルビアの農民は、種子輸入業者の圧力に屈して、これまで人々に親しまれていた地場の作物を育てることを放棄していると非難されている。

|アフガニスタン|深刻な小麦不足は干ばつとケシ栽培が原因

【カブールIPS=セディクラ・バデル(The Killid Group)】

アフガニスタンの主要作物であり、主食の小麦の生産量が今年は440万トンから370万トンに減少。7月25日には緊急援助委員会の委員長を務めるモハマド・カリム・カリリ副大統領が、250万人が深刻な食料不足に苦しんでいると明らかにした。

農業省は長引く干ばつが原因としていているが、専門家と一般市民は、利益の多いケシ栽培に転換している農民が増えていることも重大な要因と訴えている。背景には、周辺諸国からの安い輸入小麦粉がある。

農民は、政府の問題への対応が遅く、未解決の問題が食料不足の原因だと主張する。

地球温暖化の中、水不足、干ばつ、自然災害が問題の根源にはあるが、農地の3分の2が灌漑用水に頼っているアフガニスタンにとって、ダムの建設や配水システムの整備が緊急課題である。

ボリビア移民の企業家が米国でキヌア普及に尽力

【ラパスIPS=フランツ・チャベス】

 

アナ・チパナさんは子どもの頃、あまりキヌアが好きでなかった。しかし、このアンデス原産の穀物のような農産物のお蔭で、彼女は企業家として成功し、アメリカ航空宇宙局(NASAや国連にも招かれる有名人となった。

 

チパナさんは12年前に夫のラミロさんと共にボリビアから米国に移住し、フロリダ州南部のタマラックで暮らしている。「夫が深刻な胃腸障害で倒れたとき、家族の食生活を改善することを余儀なくされたのです。」とチパナさんはIPSの取材に対して語った。