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INPS JAPAN   IDN-InDepthNews - UN INSIDER
|アルゼンチン|「好きなものを持ってきて、或いは持って帰ってください」

【ブエノスアイレスIPS=マルセラ・バレンテ】

 

消費主義の波が社会を覆う中、アルゼンチンには、モノやサービスを買うのではなく共有するという新しい社会のあり方を発見しつつある人たちがいる。個人主義と際限のない消費を促す現行の経済モデルに幻滅した何千もの人々が、路上マーケットで不用品を譲り合ったり、他人同士が車を共同利用する仕組みを作ったり、さらには、海外からの旅行客に無料で家を開放したりしているのである。

 

こうした動きはアルゼンチンでは近年始まったばかりだが、ソーシャルメディアをプラットフォームに急速な広がりを見せている。彼らはそこで、現行経済モデルが引き起こしている環境破壊を憂い、消費主義に対する嫌悪感を共有するとともに、方向性を同じくする者同士の共同体意識と信頼を育んでいきたいと考えている。

社会的資本主義を乗っ取ったターボ資本主義(ロベルト・サビオIPS創設者・名誉会長)

Roberto Savio【サンサルバドルIDN=ロベルト・サビオ】

 

いつの日か我々は、ベルリンの壁崩壊が世界にどんな影響を与えたかについて、勝者と敗者のいずれに関しても見直してみなければならないだろう。

壁の崩壊後、フランシス・フクヤマ氏は有名な『歴史の終焉』という本を著した。そこで彼は、共産主義の終わりとともに、資本主義は永遠の現実となるだろうと論じた。しかし彼は、最近『ニューヨーク・タイムズ』に寄せた文章で、企業の行き過ぎには制限をかけるべきだと主張した。この新聞が分析のために数ページを割いている当の企業に対して、である。

|チリ|「ラテンアメリカの奇跡」-不平等が覆い隠された地

【サンチアゴIPS=マリアネラ・ハロウド

 

金曜日の朝、サンチアゴの不動産会社重役のカルロスが目を覚ます。今日はいつものとおり妻と3人の娘と週末を別荘で過ごすため、仕事を早めに切り上げる予定だ。

同じ頃、サンチアゴの反対側の地区では貧しい農家出身のパブロ(4人兄弟の3番目)が、生肉処理場で夜明けから牛の肉を運んでいる。彼はこの日もここで9時間の労働に従事する予定だ。
カルロスの月給は約6,000ドルで、チリの最低月給水準である364ドルの17倍近くにのぼる。一方、パブロの月給はこの最低水準にとどまっている。

│フランス│緊縮財政で核軍縮は進むか?

 

【パリIPS=ジュリオ・ゴドイ】

 

変化する国際政治秩序と国内の劇的な予算情勢により、フランスは、1950年代末以来保持してきた極端に高価な核戦力の放棄を検討せざるを得なくなってきた。

フランスの政治家や識者の一部は、この火急の必要に対応することが意義あることであるかに見せかけるため、核不拡散条約(NPT)を強化し、世界の核戦力を削減する国際的取り組みに向けた一歩とこの動きを位置づけようとしている。


しかし、深刻な予算危機に直面したフランス政府が、ポール・キレ元国防相が言うように「そもそも発射することが想定されていない」コストのかかる兵器を維持することができなくなった、というのが実情である。

6月半ばにこの論争を意図せず起こしたのは、与党社会党のミシェル・ロカール元首相であった。ロカール氏は、パリの放送局BFMのインタビューにおいて、核兵器をあきらめれば「フランスは年間160億ユーロを節約し、まったく無用な兵器を放棄することができる」と語った。

国連、開発支援のために超富裕層課税を求める

【国連IPS=ハイダー・リツヴィ】

 

もし、世界中の大富豪が資産の1%を国際的な開発支援のために税金として差し出せといわれたらどうなるだろうか。

この問題を提起しているのは、国連経済社会局が5日に発表した調査報告書『2012年版世界経済社会調査新しい開発資金を求めて』である。この報告書は、多くの援助国が、国民総生産の0.7%を政府開発援助(ODA)に充てるとした公約を相変わらず履行しようとしていないとして批判するとともに、開発援助資金が大きく不足している現状を嘆いている。

報告書
の主執筆者ロブ・ヴォス氏は、「開発ニーズを満たす資金を集め、気候変動問題のような益々深刻化している地球規模の諸課題に対処するために、私たちは別種の資金源を求める時期にきています。」と語った。

|南スーダン|石油生産停止に伴う経済危機は国民生活を直撃している

 The U.N.’s World Food Programme will provide food aid to 2.7 million people out of 4.7 million people who need food aid in South Sudan this year. Credit:Jared Ferrie/IPS【ジュバIPS=チャールトン・ドキ】

 

南スーダンが経済危機を打開するためとして緊縮財政に走る中、国連は、「財政状況悪化に伴い危機的な状況に追い詰められている貧困層の命を繋ぐためには、人道援助機関による支援を強化していかざるを得ないだろう」と警告している。

「家族が生き延びられるよう必要な支援を提供することこそ、人道主義と呼ぶべきでしょう。」と、国連の南スーダン人道問題担当ライズ・グランド氏は語った。

南スーダン
の経済危機は、国家歳入の98%を占める石油生産を、政府が1月から停止する措置をとったことに起因するものである。南スーダン政府は、石油パイプラインや輸出港(いずれもスーダン側のインフラに依存している)の使用料を巡る協議をスーダン政府と行っていたが、折り合いがつかず、今年に入って石油生産停止という強硬措置に踏み切った。

|世論調査|イランの核武装に対する反対世論が広がる

【ワシントンIPS=ジム・ローブ】

 

イランの核開発疑惑について、軍事攻撃オプションに対する支持はこの2年の間にいくつかの主要国において低下してきているものの、イランが核兵器を取得することには反対する世論が広がっていることが、5月18日にワシントンで発表されたピュー国際意識調査プロジェクト(Global Attitudes Project-GAP)の最新調査結果によって明らかになった。

21カ国で実施されたこの世論調査報告書は、イランが核開発プログラムの今後についてP5+1(米国、英国、フランス、中国、ロシア、ドイツ)と交渉に臨む5日前に発表された。ただし今回の調査に際しては、一部の質問項目について専門家から、内容が偏っているとの厳しい指摘がなされていた。

│金融│デモ参加者がロビンフッド金融課税を要求

Wikimedia Commons【国連IPS=ジョアンナ・トレブリン】

 

5月18日、数多くの人々が金融取引に対する課税(FTT=いわゆる「トービン税」或いは「ロビンフッド税」)を求めて、シカゴでデモを行った。18日、19日にワシントンDCの郊外キャンプ・デービッドで開かれた主要国首脳会議(G8サミット)にあわせて行われたもので、参加者はG8首脳に対して、米国及び世界の経済を回復する手段として年間数千億ドルもの税収が見込めるFTT税を導入するよう要求した。

中国・ブラジル経済関係深化のデメリット

【リオデジャネイロIPS=ファビアナ・フレイシネット】

 

この10年間で、中国はブラジルにとっての最大の貿易相手、海外投資源になった。しかし、グローバル経済危機下で中国というライフラインに頼り続けることで、ラテンアメリカ最大の経済大国であるブラジルが長年にわたって直面してきた問題が解決されるどころか、より悪化しそうなのだ。

2009年、中国は、米国を抜いてブラジル最大の貿易相手になった。2011年の二国間貿易は年間770億ドルで、ブラジルの115億ドルの黒字である。2000年には、両国間の貿易はわずか25億ドルであった。

│ケニア│マイクロローンと温室栽培が女性を救う

Ruth Muriuki in the greenhouse she built with the help of a microloan. Credit: Isaiah Esipisu/IPS【ナイロビIPS=イサイア・エシピス】

 

ルース・ムリウキ(64)さんは、小型トラックにトマトとキャベツを満載して、ケニア東部メルー市のガコロモネ市場に到着した。このところの雨不足にも関わらず彼女の農業が順調なのは、マイクロクレジットを使って彼女が建てた温室のおかげである。

「3ヶ月前には40ケニア・シリング(0.5米ドル)だったトマト10個が、いまや倍の値段です。もうどうしようもないですよ。」と市場で野菜を売っているデイビッド・ヌジョグ氏は語った。ここでムリウキさんは、3か月前まで1個50セントだったシュガーローフキャベツを1.5ドルで販売している。

本来なら10月から12月にかけて降るはずの雨が少なかったため、国全体の農業生産が深刻な影響を受け、この3カ月で農産物価格が高騰した。

しかし、温室で作物を栽培している農民らには、干ばつの心配がない。一般的に温室はガラスか透明なプラスチックでできており、室内の温度と湿度を調整できるため、一年を通じて農産物を栽培することができる。